遅れて秋が来たと思ったら、いきなり寒すぎで10度ほどの気温差になかなか体がついていきません。でもここ2日ばかり降っていた雨もやんでまた少しは暖かくなるのではないでしょうか。そして天然キノコを山で採る楽しみもあるし、この季節は畑仕事が忙しくなるまでのほんの何日かの、のんびり期間となるのです。
10日ほど前に採ったサクラシメジをどう料理しようかと、茹でてとりあえず軽く塩漬けにしておいたものをそのまま衣を付けて天ぷらにしてみました。
いままで天然のキノコは煮物や炒めもの、キノコご飯にすることが多かったのですが天ぷらはそのキノコの水分で油跳ねがひどくあまりやりませんでした。でもこのキノコは結構苦味が強く、しかもダシもあまり出ないし他のキノコに比べて水分が少なめなので衣をやや厚めにして揚げてみました。これが思いの他美味しく感じられ家族にも好評でした。苦味も和らぎそのキノコ独特の食感と塩の加減がより味を引き立てていました。
標高500M前後の低い山で採っているのでそれほどキノコの種類は多くありませんが、天然ならではのキノコの味は室内での栽培キノコとは比較になりませんからね。蜂や蛇、熊に会う可能性があっても皆山に入るのでしょうね。
料理手順は簡単すぎるので、書きませんが茹でてきれいにしたキノコに塩を振っておく事が唯一のポイントです。
(川柳)苦くても 毒ではないよ サクラシメジ
赤いから こうも呼びます アカンボウ FUKI
タマゴタケなんかは、和風は絶対といっていいほど合いません。ところがコンソメや乳製品と合わせると合うんですね。帝王のキノコといわれる理由が分かります。
日本人が大好きな松茸も、欧米人には汗くさいとかいわれて不人気ですしね。
ジコボウなどのような滑りのあるものは、炒めものより煮ものですね。しょうゆ味の和風パスタにも合います。
なかなかきのこ狩りに行けないのが悩みです。