今日は久しぶりにまとまった雨が午後から降り続き、体感温度も一段と寒く感じました。それほど遠くない秋の中ごろまで暑いアツい!と大騒ぎしていたのが嘘のようにグッと秋めいてしまいました。
仕事が忙しくなる一週間ほど前に山の手入れをしました。せっかくの檜が夏の間の下草や、場所によっては厄介なアレチウリにその成長を妨げられています。三脚と長ハシゴを軽トラに積んでまるまる2日の枝打ち作業をしました。私はもっぱら増えすぎた山桜の木を切ったりアケビの木を切ったりと、山に日ざしを当てて風通しを良くする為の作業をしました。但しそのなか半日はそのまま同じ山にキノコ採りに行ってしまったのですけどね。(今年は大不作です。)
先日のTVでフィンランドの赤松林に松茸を探しに行くという企画を放送していましたが、永遠と続く赤松の森に3時間ほど入っていくとまさに日本の松茸とほぼ同じ外見の立派な松茸が何本も生えていました。ここフィンランドでは森などでの木の実やキノコはだれでも自由に採っても良いという法律があるとかいっていました。父の話によると昔は日本でも薪用の小枝拾いやキノコ採りなどは習慣的にだれでもやっていたそうです。皆が山を持っている訳ではないし、かまどがありましたから法律はないにしろそのようにしないと日々の生活が出来ないですからね。
でもそれが今の時代、中国産に代わる日本への松茸輸出事業としての大きなマネーチャンスとなりつつあるようです。そうなるとやっぱり誰でも採って良いなどというのは無くなり、日本の松茸山の様に止め山になる事は必至でしょう。30年ほど前に一度だけ職場の仲間と今でも有名な産地、長野県上田市の松茸小屋に行った事があります。実際松茸の生えている山を見学したあと、当時5000円位の松茸づくしを食べた記憶がありますが、今ほどキノコ自体に関心がなかったのでその感動も今ひとつだったような気がします。
山も手入れをしないと、あれやこれやの蔓系植物がはびこり美しい日本?とはほど遠くなってしまいます。木を切るのは結構ストレス解消にもなります。自然を残しながら使える山を目指してギコギコとノコギリを挽き里山再生をしています。
(川柳)オレンジの 木の実は何ぞや 鈴なりだ!
野生柿 ひと口かじり その渋さ FUKI