つむじ風通信

「信州うらの畑」へようこそ!松代町は長芋の産地で歴史の山、妻女山(斎場山)は我が里山です。

霧の中の、特産長芋堀り

2007-11-25 17:20:30 | 野菜畑だより


晩秋の3連休の最後の日曜日は、久々の霧の川中島になりました。とはいっても温暖化の影響か昔ほどの凄さはありませんが、それでも朝の通勤には車のライトを点けなければなりません。写真の後方には山なみの向こうに一段と高く連なる北アルプスが見えるはずですが今朝は霧で真っ白です。

長野県長野市松代町特産の長芋堀りもいよいよピークを迎え、専業、兼業共にまたまた忙しい一日になりました。今日は霧が晴れた後は、今年11月に入り一番の小春日和になりお日様の下では汗ばむほどでした。

特産の長芋は5月から10月までの長い生育期間を経て、千曲川がもたらした褐色低地土の肥沃で上質な土目に根をしっかり張って育っていますので味も良い長芋になっています。又これから12月の寒さが増してくると、一段と甘みとコクが増してくるので、お歳暮などの贈答品としても喜ばれています。

今はシーズン中なので、上杉謙信が陣を張った妻女山(斎場山)への入り口近く、国道403号線沿いに産地直販の店が営業中です。売り出しの、のぼり旗が目印です。

写真は今日掘った長芋の一部です。1本2~3キロほどの長芋で贈答用や家庭用として、出荷されていきます。長芋料理などカテゴリー「良い加減料理レシピ」もご覧下さい。



(川柳)芋堀りは  ブートキャンプか  霧の中
   
   朝飯に とろろを食べて  元気だす       FUKI  

千曲市森地区「岡地天満宮」

2007-11-17 17:17:19 | 気まぐれ雑記


秋も終盤に入り、長野県千曲市の岡地天満宮の駐車場の整備がほぼ終わりました。ここは杏の花見で全国的にも有名な森地区の西にあたる山の麓にあります。菅原道真のゆかりもあり、毎年受験生が合格祈願にも訪れる穴場の天満宮です。
この近くには長野県立歴史館もあり、縄文時代の生活や昭和レトロの学校の教室の常設展示などがあり一度は訪れたいお薦めの場所です。

信州北部は明日ごろから雪マークが天気予報についており、例年より早い冬の到来予想にまだまだ畑仕事の予定も沢山あり気をもんでいます。


(川柳)猟解禁  野鳥も受難の  青い空

   散弾銃  ハンターすぐそば  千曲川    FUKI

秋の里山、古墳と粘菌

2007-11-06 11:18:04 | 気まぐれ雑記


秋もまっさかりのある日、野菜畑から妻女山(斎場山)古墳を見上げます。ここは謙信の本陣と言い伝えられている場所で眼下に川中島平ら(善光寺平ら)が見えます。その当時とは一部流れを変えた千曲川がゆっくりと流れています。

そんな里山に先日行ったおり、倒木に写真のようにきれいな濃い深いピンク色の粘菌らしきものが生えているのに出会いました。光りの関係で随分うすい色に写ってしまいましたが、それをひとつ指でそっと押してみると中はペースト状になっており、これは自然界の中で何の役目をしているのだろうと不思議な感じがしました。今年は久々の?厳しい冬になるとの長期予報が出ているようですが、これから忙しくなる季節なのであまり早く冬の到来は困ってしまいます。なるべく穏やかな日が続いてほしいものです。



(川柳)秋空に  柿だけ毎年  大豊作

   落ち葉焚き  今は昔の  懐かしさ    FUKI

良い加減料理レシピ「ムラサキシメジのブロッコリークリームソースパスタ」

2007-11-05 19:03:19 | 健康料理(良い加減料理レシピ)


秋の冷え込みと共に、キノコの美味しい季節になってきました。我が家では天然のキノコを使ってここ数日料理を作っています。今回はムラサキシメジとこれも我が家のうらの畑で栽培したブロッコリーを使い、パスタを作りました。

<材料>約4人分
パスタ適量・ムラサキシメジか市販の舞茸など・ブロッコリー4株・生クリーム1個・チキンコンソメ・塩コショウ

<作り方>
キノコとブロッコリーは適宜に切りそれぞれ下湯でしておく。
茹で上がったブロッコリーに生クリームを入れミキサーにかけ、ソースを作っておく。
パスタを茹でている間にブロッコリー生クリームソースと下湯でしたムラサキシメジをフライパンに入れ、チキンコンソメを入れ塩コショウでやや濃いめに入れ味付けをしておく。そこへ茹で上がったパスタを入れ、塩味を調整しながら数分混ぜ合わせてから火を止める。

<ポイント>
最終的にパスタを入れた後、塩加減などの味見をして下さい。


(川柳)ムラサキは  和・洋・中華と  万能さ!    

    天然の  キノコの恵み  食卓に       FUKI


秋晴れのキノコ採り

2007-11-03 18:02:57 | 気まぐれ雑記


今日は晴れの特異日で朝から山の霧も早めに取れて、気持ちの良い秋晴れになりました。仕事の都合でラッキーに一日珍しく空いたので、地元の里山にまたまたキノコ採りに急きょ行く事になりました。8時頃、まずこの山のピークへ登り眼下の景色を写しました。雑木林の間から千曲川の流れが見えています。ここから東方向は今は大きな松の木が邪魔をして見通せません。川中島の第4次の戦いの当時は松代城方面も見えたと想像されます。(私の立っている場所は古墳のある上杉謙信が本陣を張った場所ですが、ここまでの林道は倒木や野生動物に遭遇する危険もあり、又私有地でもあるので他の川中島の戦いの地のように観光化はしていません。)

そこから少し引き返しいつものコースをポイントを中心に見ながら進みます。9時頃には近くで花火の打ち上げ音が華々しく聞こえてきました。2キロほど西で第16回森将軍塚祭りが行われるのでその開会式の合図でしょう。将軍塚なべやきびもちなどの無料配布や各種イベントがあったようです。

5時間ほど歩き、まずまずの収穫で午後1時には山をおりました。写真が今回の成果ですが私の好きなムキタケを含め、ムラサキシメジやクリタケです。しかし今回山で遭遇した日本カモシカは私の雄叫びに驚いたのか、猛スピードで山の沢を駆け下りていきました。体当たりされたらお終いでしょう。




(川柳)ムキタケと  よく似た毒の  ツキヨタケ

    突然に  日本カモシカ  猛突進!     FUKI 

鑑定結果は「灰色シメジ」

2007-11-01 19:16:00 | 気まぐれ雑記


キノコ続きの話題で恐縮ですが、昨日山に入った時に写真の様な白っぽい色で匂いはシメジのキノコが7~8mの長さで幅1m位にまるでキノコの天の川状態で生えている場所に出くわしました。その全体をひとつの画面に写せなくて残念ですがそれはそれは目を見張る状況でした。
じくの下がぼってりと太くなっており、笠はややグレーをおびていて見た目食べられそうなキノコです。でもその考えがキノコ中毒の元でもあるので、前回別の場所で採った同じキノコを地元の保健所に持っていき鑑定をしてもらいました。その結果「灰色シメジ」食不可と言われました。山村などの売店では今でも売っているところもあるようです。(キケンです!)

今年はどうもキシメジ科の一部のキノコが大発生のようです。手持ちの図鑑で灰色シメジを調べたのですが、5冊ほど持っている中のどのページにも載っていませんでした。前回のキノコ採りは日曜日でしたので、何人かと会い声を掛け合った中で一人の初老の人がカゴ7分目ほどにそれが入っておりしかも親戚にも毎年お裾分けしているとか・・。本人は白シメジと言っていたのですが、それ違いますよと私達もその時には言えなかったのです。その翌日に調べてもらったのですから。でも毎年少なからず同じキノコを採っているようでした。そして今朝の地元紙に灰色シメジで中毒が出たと載っているではありませんか。でもお隣の市での事でしたが(その方ではなかったようです。)やはり人からもらったのを食べて下痢や嘔吐になったという話です。その保健所で中毒の統計を取り始めてから初めてのこの灰色シメジでの中毒だそうです。今回の山で出会った人や中毒の件を考えても、何年も山に入っているベテランでも正確にキノコの名前を確定して採っている人は案外少ないのだと思いました。

知らないキノコは食べない・昔の言伝えは全て迷信・地方でよくやる毒抜き方法での食べ方はしない、人にお裾分けしないそしてキノコの呼び名はちゃんと学術名で呼ぶ・・とこれが私のキノコでの誤食を防ぐ掟です。

(川柳)絶対に  自信ないもの  食べない掟

    美味しそう  キノコは食べたし  命は惜しい    FUKI