つむじ風通信

「信州うらの畑」へようこそ!松代町は長芋の産地で歴史の山、妻女山(斎場山)は我が里山です。

良い加減料理レシピ「郷土料理おしぼりうどん」

2005-11-26 20:14:16 | 健康料理(良い加減料理レシピ)


秋も深まり温かい物がほしい季節になってきましたね。それと疲れている時にはつるつるしたのどこしが良いものが食べたくなります。そんな時には何を作りますか?信州と言えば蕎麦が思いうかぶでしょうが、一般家庭で蕎麦を打つと言うことはまずないでしょう・・職人的技術が必要ですから、そこでうどんの登場となるのです。
信州の北信地域では写真のようなビタミン大根(シナ青大根)を使い「おしぼりうどん」と言う郷土料理があります。
それと我が家特製の長いもを使った「とろろうどん」を紹介しましょう。



写真左下のつけ汁は大根をすりおろした物を絞ります。食べる時には、味噌で味を付け好みでねぎや鰹節、きざみのりなどを入れます。
今年は当地では秋に雨がほとんど降らなかったので、大根始め野菜全般に甘味が強くなっています。辛味がほしい人はここに地大根(ねずみ大根)などの汁を加えるといいでしょう。
全国の他地域でも辛味の大根をすったものを醤油味の汁にうどんを入れそこにのせたりして食べる事はあるようですが、付け汁にして食べると言う地域は当地だけではないでしょうか?

写真右下は我が家でとれた長いもをとろろにしたものですが、これを適量うどんにかけ、醤油かだし汁で味を付けますが、好みで色々いれても良いです。例えば、納豆や明太子、豆板醤を少々いれても良いです。

うどんは輸入小麦粉ですが買った製麺機で手作りしたものです。本当は少しでも地粉が入るともっと小麦の味が楽しめるのですが、なかなか国産は高いので使えませんね。

同じ長野県人でも地域が異なればおしぼりうどんを知らないし食べた事がない人もいます。

うどんと言えば讃岐、水沢など全国的に名の知れたものもありますが、(信州松本におざんざと言う納豆菌を使ったうどんもあります。)このおしぼりうどんの食べ方は付け汁に特徴があり、一度食べたらやみ付きになる郷土の味だと思います。      FUKI

明日はわが身の「ぎっくり腰」

2005-11-19 21:03:54 | 気まぐれ雑記
(写真)ぎっくり腰対策グッズ

秋も深まった10月下旬ついに「ぎっくり腰」と言うものになってしまいました。日々の仕事の疲れが腰にたまっていた頃、泊まり客があるので家のあちらこちらを掃除した後、季節的にもそろそろ自室にコタツを作っておこうと思いその場所に掃除機をかけました。そこにコタツを移動しようと夏中テーブルとして使っていたそのコタツの真ん中あたりを持ち上げたとたんです。ギクッ!と言う音がしたのです。正確に表現すると音はしてないと思う・・・がその感触がまさにぎっくり腰と言えるものでした。

その後の様子3日間~まずそのまま動けず横たわったまま腰の痛みに耐えるのみです。しかしお手洗いにはいかなくてはならないのでかろうじて出来るはいはい状態での移動となりました。病院へとも思いましたがやはりその痛みで移動出来る様な状態ではなかったので諦め(心配な人は行って応急処置をしてもらった方が良いかも)そのかわり買っておいた家庭医学書を見ると、レントゲンにおいてもその顕著な症状は確認出来ないと記されていたので、とにかく熱をおびている腰にシップ薬を貼り安静にしていました。

4、5日経つと一応起きて歩けるようにはなりましたが、朝起きぬけにほぼまっすぐ立てていた姿勢もすぐ腰の痛みで前かがみになり、2日間ほど杖を使っての生活をしていました。この頃になると逆に腰を暖めたほうが良いので、お灸をしたりお風呂に入ってとにかく血のめぐりを良くする事に努めました。

仕事もあるしいつまでも休めないので、とにかく足腰を冷やさないようにと腰ベルトやフリースの靴下(これいいですよ!)などを活用して保温に努めました。

普通の姿勢になるには10日ほどかかりましたが初めの頃はこのままの姿勢で腰が固まってしまったらどうしようかと思ったほどです。

現在は3週間ほど経ちましたが、腰の痛みは慢性の様になり頻繁にお灸やらチールをぬったりと出来るだけその日その時の痛みをためておかないようにと気をつけて過ごしています。

機会がありソフト整体などをやっている赤ひげ塾バランス活性療法院トウヨウにてみてもらったところ、左足のほうが若干短いことが分り左の骨盤が歪んでいると言う事でした。(そう言えば成長期の中学生の時の学生鞄が斜めがけにするタイプでしたのでたしかに姿勢も悪くなりやすかった。)そこで30分ほど全身のバランスをとってもらい体をほぐしました。

人間が進化の過程で2本足で歩くようになった事により誰にでも起こりうる「ぎっくり腰」、くしゃみひとつしただけでなってしまう事もあるそうですから要注意です。個人により多少の差はあると思いますが、その最初の痛さは電気ショックをうけたような強烈なものでした。一生ならなければ幸いですが、予防の為にも日々ストレッチなどで体を柔らかくし腰を冷やさず血のめぐりを良くしておく様に心がけましょう。そのような努力をする事が本当の杖のお世話になる前の「転ばぬ先の杖」ですね。

今週は西高東低の冬型の天気が続いているので、信州松代から見える北アルプスや戸隠、飯縄、菅平、志賀高原の山々もすでに雪景色になっています。ここ数年温暖化の影響かスキー場なども年内の降雪に恵まれずヤキモキした数年が続きましたが、今年はもうこれが根雪になるのではないかと思われます。

でも里の冬はまだまだ先でいいです。外の仕事をやり終えてからにしてほしい雪が降るのは・・・。寒~。         FUKI



良い加減料理レシピ「小豆の水羊羹と長いもの砂糖煮シナモン風味」

2005-11-14 20:28:27 | 健康料理(良い加減料理レシピ)


<作り方>
季節はずれのようですがこれが自家製小豆の水羊羹です。一晩小豆を水に浸けておきます。
鍋(安全便利な保温鍋がおすすめです。)に水をたっぷり目に入れて煮て砂糖は好みで適量入れ棒寒天(粉は水でふやかして)を入れ一度沸騰させてから型に流し入れ冷蔵庫にしばらく入れておきます。出来上がりはつるるんの食感です。

今年に入ってから寒天ブームで一時は店頭から商品がなくなるほどでした。生活習慣病にも寒天を日常的に食べる事はとてもよくTV番組の実験でもいろいろな数値が下っていました。
ばっかり食はいけないけれど、病気になって薬飲んで直すより予防で寒天を有効的に利用したほうがよっぽど良いと思っています。
ちなみに棒寒天の産地で有名なのは、長野県諏訪地方ですが、(気温が低い・・フリーズドライになる。)粉寒天は岐阜県が産地のようです。



<作り方>
こちらは温かいおやつです。出ました!忙しい時に重宝する保温鍋にながいも適量切ったものと水を入れ沸騰させ砂糖を入れてから保温します。この時にシナモンパウダーを振り入れても良いし、器に盛ってから適量振ってもいいです。こちらはシナモンの香りと長いものまったり感が楽しめます。
この季節暖かいコタツにあたりながら食べるこの二品は最高ですよ。

信州 うらの畑からおやつの紹介でした。        FUKI

良い加減料理レシピ「長いもの韓国風チジミ」

2005-11-11 18:18:09 | 健康料理(良い加減料理レシピ)


<作り方>
韓国風お好み焼きはパジョン(チジミ)と言うそうですが、長いもを使って作ってみました。
小麦粉・タマゴ・すりおろした長いも適宜を水でとく。上にのせる具として今回は長いもの細切りと乾燥海老を使いました。
フライパンに油をひき、水でといた小麦粉を流しこみます。その上に長いも切ったものと乾燥海老をのせて、片面ある程度焼いたらひっくり返しもう片面も焼きます。あったら青のりをふります。(上にのせるものは他に小海老やイカなどまた豚ばら肉の薄切りをのせてもより美味しくバージョンアップします。)



出来上がりは写真のようになりますが、今回は付けダレを用意しました。この付けダレはコチジャン(マヨネーズを合わせると辛味がソフトになります。)やトウバンジャンに酢やゴマ油、醤油を入れ混ぜた物などお好みに用意します。

焼き上がりは少しモチッとしていますが長いものシャキシャキ感が残っており、ちょっと小腹がすいた時などに最適です。

細かい分量などは書きませんでしたが料理好きの人は色々アレンジして見て下さい。次回は長いもを使ったおやつそして自家製小豆で作った水羊羹を紹介します。
FUKI

長いも堀りシーズン

2005-11-09 19:43:36 | 野菜畑だより


11月に入りいよいよ長いも堀りのシーズンになりました。つるがまきついていた支柱を抜き、葉を枯らしておいてから燃やしてかたずけます。
朝8時頃写真の様に日中お天気が良い日は朝、霧がたちこめています。昨今の地球温暖化の影響でしょうか・・10年ほど前までは、まさに霧の川中島と言われる様にほんの数メートル先も見えないと言う事もしばしばでしたが、今では里山が見えなくなる程度です。仕事をするには好都合なのですが、季節らしさも表していた現象も段々なくなってきつつあり、やはり地球環境も変わってきていると実感するので、危機感を持ってしまいます。



松代では畑にバックホーを入れてあらかじめ畝の間を掘っておき、そこから又人間の手作業で一本ずつ掘り出していきます。土自体は千曲川の堆積土で大変土質が良く、特に根菜類は味も良くなるようです。長いものや短いものいろいろな形状のものが出来ますが、味に変わりはありません。



半日でこの運搬車で3~4回分くらい堀り軽トラックに移しかえます。

芋類はほとんどそうですが掘りたてよりも少し(10日程)おいておいた物の方が味が良くなります。又長いもはこれから気温が下がり寒くなってくると程よく糖度がのってコクも出てきてますますおいしくなります。
当地は土質と寒暖の差で野菜も美味しく出来るところです。特別にダシをとらなくても、野菜から出る旨味だけでも十分美味しく感じられます。野菜・根菜類に関して言えば、どこそこのブランドだから美味しいと言う事よりどのような環境で作られているかの方が重要だと思います。あとやはり昔に作られていた品種のものが、味的には美味しいでしょう。今は流通にのりやすい、またやたら糖度を上げるので甘い事イコール美味しいと思っている人達が多いようですが、それは違うんじゃ~ないかな~と思っています。グルメレポーターなども例えばにんじんを食べ「甘くて美味しい」と言ってる人はどんなコメントだぁ~と思ってしまいます。どこかで野菜にチョコレート味やバナナ味を付けて売りだした人がいますが、視覚と味覚が合わなくて舌の感覚が狂いそうですね。

今では東日本を中心にいろいろな所で長いもの栽培がされていますが、やはり味、粘り、コクで言えば松代産ですね。また料理もブログで紹介しますのでお待ち下さい。       FUKI

ジャズコーナー、ディジー・リース「ブルース・イン・トリニティー」

2005-11-03 16:32:54 | 気まぐれ雑記


11月3日は晴れの特異日なのに降ったり曇ったりのぐずついた空模様です。こんな時こそモダンジャズを聴くには、最適な日です。
と言うことでブルーノートレーベルの中で、私の一押しのトランペッターはディジー・リースです。1937年1月5日ジャマイカ生まれで1948年ヨーロッパを中心にプレイをし活躍していました。
あのマイルス・デイビスがヨーロッパに素晴らしいトランペッターがいると言って一目おいた男です。マイルスからの情報で各プレイヤー達はヨーロッパに行くとそのプレイヤーは何処かと聞くほどディジーには魅力がありサド・ジョーンズ、フランク・フォスターらと親しく、サドとは共演もしている実力の持ち主です。
ブルーノートでの初の吹き込みは写真の「ブルース・イン・トリニティー」でありゲストにドナルド・バードを向かえ、ツートランペットでの「クローズ・アップ」「シェパーズ・セレナーデ」もバードに負けないプレーをしています。
「ブルース・イン・トリニティー」ではテンポは速いがバラード調の曲でありこれぞディジー・リースと言う思い切った吹きっぷりが印象に残ります。
「アイ・ハド・ザ・クレイジスト・ドリーム」ではイントロのディジーの吹きっぷりが実に渋く聞き応えのある一曲です。
「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」はタビー・ヘイズのテナーサックスをフィーチャーしたディジーに負けないくらいの吹きっぷりが素晴らしいです。
いずれにしろこのアルバムはドラムのアート・テイラーとヨーロッパジャズメン達の好サポートもあり聴き応えのある素晴らしい作品に仕上がっています。とにかく買っても損をしないお薦めの一枚です。

参考資料、東芝EMI(株)           YOSHI


皆神山を下から見上げる。

2005-11-02 11:42:17 | 気まぐれ雑記


この山は以前紹介した皆神山の麓です。(西側)ここまで近くに来てしまうと、いつも見ている山の形と全然違うので、近くで畑仕事をしている人に「これは皆神山ですか?」と確認してしまいました。そういえば昔タマネギ頭で有名なタレントさんが部屋から山が見えたので、その旅館の仲居さんに「この山はなんと言う山ですか?」と聞いて「富士さんを知らないのですか」と言われ恥ずかしい思いをしたと話していましたが、あまりに近くに寄りすぎると形が変わって見えますからね。と言うことは住んでいる場所により人それぞれにおなじ山のイメージも違うと言うことですね。当たり前だけど、おもしろいものです。



そしてここが大日の湧き水です。皆神山の北寄りの西側の麓から湧き出ています。正確には山の上の方から流れ出る水か、皆神山の地下にある巨大な湖から染み出てくる水なのかは知りませんがここに流れ出ているのです。飲料になるので地元の人から県外の人まで、ポリタンクに水を汲みに訪れるようです。私も少し飲んでみましたが、標高が高くないせいか冷たくはないのですが、千曲川からの水道水よりは美味しい程度ですね。興味のある方は訪れてみて下さい。    FUKI