つむじ風通信

「信州うらの畑」へようこそ!松代町は長芋の産地で歴史の山、妻女山(斎場山)は我が里山です。

妻女山の「陣馬平」はここです。

2006-11-25 20:31:08 | 気まぐれ雑記


「信州 うらの畑」でたびたび紹介している妻女山の展望台から長芋畑を見た光景の逆で、今回はその長芋畑から妻女山の展望台を写してみました。写真では展望台の形が分かりにくいですが白いガードレールの上側に建っています。

ところで今朝の信濃毎日新聞に毎週土曜日に入ってくる、週刊長野の記事で妻女山についての「山城紀行」の中に上杉謙信の軍が陣を張った場所(本陣を置いた)の説明がその展望台から20メートルほど奥まった招魂社の場所となっていますが、実際地元の人間が昔から聞き及んでいるのはもっと上の方(写真の山の稜線とガードレールの中間あたりの高さ)でその場所から20分ほど突き当たりを右側へ登っていき途中一度左折してしばらく行くと左手に以前桑畑だった名残があります。そのあたりからやや東側上のほうまでを通称、陣馬平と呼んでいたと地区の長老が言っておりました。

又それに関連した話もあり、ちょっと今回記事を投稿している東信史学会会員のSさんの内容とはずれがあるようです。実際今の展望台を建てた場所から招魂社のあたりまでは土地もほぼ平らになってはいますし、眺めも良いですがどうしてそこが本陣を置いた陣馬平と思っているのか?と話していました。

どちらにしろ400数十年も前の話なのでその何かしらの跡がないとはっきりした事は分からないですが来年は大河ドラマに「風林火山」が放送されるので、この妻女山にもさらに大勢の観光客が訪れること必至です。


(川柳)霧深く  永禄4年に  いざ出陣

    戦いに  川中島の  霧深し         FUKI

個人的里山再生プロジェクト「な、なんだぁ~!?」VOL.2

2006-11-23 20:14:47 | 野菜畑だより


今日は勤労感謝の日ですが、そんな休日とは関係のない仕事なのでいつものように朝から畑仕事をしていました。

7月の梅雨末期の豪雨で大、大被害にあった千曲川沿いの畑(大損です。)の長芋堀りもなんとか今日で終わりやっと土手中の畑へ移動する事が出来ました。先月の10月の16日から蔓壊しから続けての長芋堀りとほとんど休み無しの強行軍の日々でした。またその合い間に近くの里山に5~6回キノコ採りに出かけ、毎日キノコを食べ続けた事と毎日のアウトドアな生活で秋口より体重を4キロほど落とす事がで出来ました。

午後仕事の移動の合い間、里山の我が私有地に昨年作業をしておいた原木キノコの様子を見に行ってきました。もう一年目でナメコが生えてくるはずなのに、全然その気配がありません。菌を打ち込んだ木の種類が悪いのか、まだまだこれからなのか?その代わり写真の様にな、なんだぁ~!?白いサルノコシカケ科?のキノコが数本の原木にビッシリと生えていました。こ、これは食えそうにない!

個人的里山再生プロジェクトに早くも暗雲が立ち込めたか?いやいやもっと気を長くして待ってみよう。朝、晩の寒さがまだ足りないのかも・・。これからたびたび行って様子の観察が必要です。

今晩は長野恵比須講の大煙火大会です。この時期に行う花火大会は全国的にも珍しく、寒く澄んだ夜空によりいっそう花火の色が冴えて見えます。しかも今年で101回目の打ち上げで長い歴史のある花火大会なのです。

里山の天然キノコはついにそのシーズンを終えてしまいました。又来年を期待します。このごろ我が山にも猪は下りて来てない様子、15日から猟が始まっているので撃たれたかな?今年あちこちに出没して紙面を賑わせた熊もそろそろ冬眠の時期か?なにしろ野生動物との共生には無理があります。ペットとは訳が違いますからね。猿にしろ他の動物にしろ全国各地でどうすれば良いかがここ当面の課題のようです。


(川柳)恵比寿講に  夜空を彩る  大煙火
    
    澄んだ夜に   天まで上がり   華ひらく      FUKI  

良い加減料理レシピ「あったか味噌煮込みおでん」

2006-11-19 05:17:17 | 健康料理(良い加減料理レシピ)


さすがに11月中旬ともなると朝、晩の冷え込みもきつくなってきました。それでも昔はもっと霜が降りたり木枯らしが吹いたりと晩秋の風情があったのですが、温暖化の影響か山の紅葉も今年は特にいまひとつ綺麗と言う訳にいかず、なんとなく冬に向かっていると言った感じです。

今回はそんな寒さも吹き飛ぶ、しかもヘルシーな味噌煮込みおでんを紹介します。

<材料>約4人前
コンニャク2枚・里芋・5~6個・タマゴ4個(茹でる)・後は好みで豚バラ・蛸・キノコ(生椎茸)など


<作り方>
コンニャク、里芋、卵、豚バラなどはある程度大きさを揃えて切ったものを一度下湯でしておきます。蛸、生の椎茸などはやはり他の材料と大きさを合わせ切っておきます。鍋に信州味噌(白)、調味酒、水、だしを入れそこに用意しておいた具材を入れてコトコトと10分ほど煮込みます。

<ポイント>
コンニャクは浅い切り込みを何箇所も入れておくと味が染みます。材料にあまり水気のある物は向きません。

食べる時一味や七味、粉山椒などを好みでつけます。

今、静岡の黒おでんなるものがブームになっているとか?味噌も赤や白などブレンドしても又味に深みがでるかも・・。色々試して我が家流の味を見つけて下さい。


(川柳)低カロリー  コンニャク・キノコは  スグレモノ!

    味噌おでん  寒さも吹き飛ぶ  あったかメニュー   FUKI

趣味人だった義理父の形見分け

2006-11-17 07:18:35 | 気まぐれ雑記
11月の初旬、昨年94年の長い人生を生きてきた義理父が逝って早一周忌がすぎました。先日その父の形見分けと言える品が我が家にやってきました。ひとつは山、川が好きだった義理父らしく信州の山野草、高山植物、キノコの本です。私達もキノコ好きなので、これは役に立つと思いいただきました。



もともとおじいさん(義理父の父)が鬼無里から長野に出てきて善光寺の近くで弓道の道場をやっていました。なかなかの人物だったようですが、その長男である義理父は中央大学、法学部をでたあとしばらく長野工業で教員をしていましたが、後に司法書士を長年していました。仕事の傍ら野山が好きで春は山菜、秋にはキノコ採りそして初夏には川釣りにと晩年までその意欲は衰えることはありませんでした。亡くなる年の初夏に次男のYOSHIと北信濃のスキー場にワラビ採りに行ったのが、山行きの最後になったと思います。晩年2回だけ息子と山行きが実現出来てそれが唯一の親孝行になったかもしれません。



もうひとつの品はレコードプレーヤー付きのオーディオセットです。購入後まだ使われておらず、新しいのですがこれで詩吟のレコードを聴こうと思っていたようです。私達も以前5年ほど詩吟をやっていたことがあるのでジャズや詩吟など手持ちのレコードをかけて時どき楽しんでいます。

若いころは仕事そっちのけで趣味などに没頭し義理母が着物の仕立てと生け花の先生をして家計を支えてきたようですが、大正初期の生まれなので「武士は食わねど高楊枝」的なところがありなかなか義理母も苦労したようです。(義理母は伊那のお嬢様育ちだったので。)その義理母も同じ年の2月に10年間白血病を患い先に他界してしまいました。老後まで健康体で過ごせるかは至難の業です。

秋も深まり忙しい仕事に追われる毎日ですが、形見の品を見てそんな故人を偲んだひと時でした。


(川柳)レコード盤 溝が音生む  その不思議
   
    モダンジャズ  ワインとうんちく 似てるよね!      FUKI
    

長芋がコンニャクに化けました!?

2006-11-12 14:57:34 | 野菜畑だより


今日は前夜からの荒れた天気がそのまま影響し、朝から曇天でいつ雨が降るかと思えるような暗い空です。予定の畝だけは掘ってしまいたいと、畑に出かけました。がもう9時には雨が降り始め一度車の中に避難しました。しばらくするとやや青空が見えたので又作業開始です。今日は薬師山のお祭りなので祭典委員になっているYOSHIは朝から準備に出かけています。早朝から山の参道の草刈りをし、午後一時からいよいよ祭典の為薬師山に登ります。間少し長芋を掘りに畑に来ました。

そんな10時頃土手の上を一台の車が行ったり来たりしています。そのうち我が家の畑の方に来て、群馬県から来たが長芋とコンニャクを交換してほしいと言うのです。何々物々交換しろと?ワゴン車内を見ると20個ほどのK食品と書かれたかごにコンニャクが沢山載っています。これ全部と?それは無理・・。と思ったら家庭用に食べる分だけ欲しいとの事だったので二袋約20キロを袋に詰めそれと交換したのが一袋600円で売っていると言うコンニャクで黒コンニャク三袋と白滝三袋合わせ六袋もらいました。コンニャクは群馬県が産地として有名でしかも商品にするまでコンニャク芋は5年ほどかかる手間のかかる農産物なのです。長芋の値段より一袋余計にいただいてしまいました。

これだけあればしばらく買わなくてすみますね。その後も降ったり曇ったりの忙しない天気で気温も夕方に向けてさらに下り冬型の天気図になるようです。山沿いは雪に変るようですね。

今晩は貰った里芋とコンニャクで胡桃味噌田楽でも作ろうかと思っています。(この胡桃はカラスが我が畑に置いていった物です。結構集まりました。ハハハ!)


(川柳)芋掘りで  コンニャクゲットの  初体験      FUKI

「妻女山」個人的里山再生プロジェクトVOL.1

2006-11-11 16:54:55 | 野菜畑だより


歴史的に有名な山に、我が家もささやかな面積の土地を所有しています。養蚕の盛んな昭和30年代には桑畑にしており毎日背負い籠いっぱいに桑を摘みに出かけた山です。その後、国の奨励で唐松や赤松を植えたのですが近くに高速道路が出来てから、唐松は急速に立ち枯れ始め、赤松は松食い虫にやられてしまいました。その後檜を100本ほど植えたのですが、これはまだ成長するに時間がかかり今現在犬小屋ぐらいだったら造れる大きさにしかなっていません。

昨年あたりから高齢になった父の代わりに山の手入れを始めました。父は夏の畑仕事の比較的に暇な時期に下草刈りなどに行っていたのですが、まだスズメ蜂がブンブンいる時期なので何回か刺された事もあるようです。蜂は刺されるほどに命が危ないので、私達は冬の2月ごろなまってしまった体をほぐす意味でも又、蜂の危険もなく木々に葉も付いていない頃を選んで作業をしています。

この頃熊の出没が各地で騒がれていますが、山の手入れをしなくなったと言うより山から薪などの燃料や山を畑として利用する必要がなくなってしまったので、山を所有している家でもほったらかしにしているのが現状です。熊も山と里の区別が尽きずらい環境に餌が山奥になくなると里に出てきてしまうのでしょうか。一度残飯の味を覚えると又食べたくなるのは熊も人間と同じでしょう。先日も軽井沢でホテルのケーキの残飯目当てに連夜熊が出没し、結局麻酔を射ち移動中に死んでしまったそうです。スプレーをかけ威嚇してから山に帰す方法は効果があるんでしょうか?熊は柿や栗が好きな様なので人里離れた深山にそれらの木を植えたほうが良いんではないかと思います。

ところでこの里山にも猪はいます。これもここ10年ほどで、以前は南信の山にはいるとされていましたが北信の山にも増えてしまいました。噂によるとイノブタを飼っていた畜産農家が辞める時にそれらを山に放したとか・・。熊も1~2キロ離れた地域に朝親子連れが出没しているそうです。

なにはともあれいったん利用されなくなった荒地を再生するのは時間と労力がかかりそうですが、3年ほどで利用できる里山に替えていこうかと思っています。私達の他にもこの山を利用して仕事をしている個人?会社?がありそこは止め山になっていますのでご注意してください。

写真の右手前に善光寺平を一望出来る展望台があります。紅葉は今日もっと進んでいました。(写真は10日ほど前の物です。)
宮城県ナンバーの車が停まっていました。随分遠くから来たもんですね。

そうそう来年から「山本勘助」で大河ドラマが始まるのですが、それに合わせ山道の整備としてカーブミラーを付けたり側溝に蓋をしたりと、ある程度改善はされたのですがこれが又中途半端な仕事の仕方で道のすれ違いが余計に危なくなったと言う感じです。蓋がされているつもりで避けたら側溝が開いてたと言う場所が多々あります。カーブでの桜の木も視界を遮りよく見えない所もあるので、どっちみち狭い山道ゆるゆると登って来て下さい。下から展望台まで車で数分です。眺めはいいですよ!


(川柳)秋深く  枯れ葉のジュータン  一人踏む       FUKI

良い加減料理レシピ「ヤーコンと椎茸の炒め物」

2006-11-09 19:23:01 | 健康料理(良い加減料理レシピ)


この頃天然キノコを毎日ふんだんに使っているお陰で食事の総カロリーが減っているようで、毎日のキツイ仕事も手伝って体重と体脂肪が減ってきました。今流行り?のメタボリックシンドロームの私にとっては良い傾向です。ところで写真のキノコ料理は天然の材料が手に入らないと出来ないので「ヤーコンと椎茸の炒め物」を紹介したいと思います。

ヤーコンはこの頃地域おこしで栽培している所も多く、産直野菜などを扱っている店には置いてあるのではないかと思います。見た目はサツマイモ、食感は梨?、味はオリゴ糖そのものの味です。そうヤーコンは健康野菜なのです。

<材料・作り方>約4人分
ヤーコンは中、2~3本を皮をむき5ミリほどの幅に短冊切りにして酢水に5分ほどつけておきます。水で戻した5~6個の椎茸も2ミリほどのスライスに切りそろえておきます。

フライパンにサラダオイルをひきヤーコンと椎茸を入れ炒めます。醤油、味りんで味を整え松の実やゴマなど好みで入れ仕上げます。最初に唐辛子の細切りを加えておいても良いです。お弁当用には少し味を濃くしておくとご飯に合います。

ヤーコンはなかなか使える優れた野菜です。昨年は甘酢に漬けて冬中食べました。
中華などこれから色々なレシピに使っていこうと思っています。


(川柳)ヤーコンの 甘さはまさに  オリゴ糖         FUKI

良い加減料理レシピ「おしぼりうどん」

2006-11-09 02:10:29 | 健康料理(良い加減料理レシピ)


以前にも「信州うらの畑」で紹介した善光寺平(特に坂城町から北信地域)にかけて昔から食べられている料理方法で大根の絞り汁にうどんをつけて食べる郷土料理の「おしぼりうどん」を今シーズン初めて昨夜作りました。

<材料・作り方>
大根はこれもシナ青首大根と言う全部が緑のもので味良し、辛味はほとんどありません。ここへ好みで辛味の強い地大根の汁を混ぜたりして味噌を溶かし入れ薬味の刻みネギ・刻みのり・鰹のけずり節などを入れて後は暖かい釜揚げうどんを用意するだけです。

うどんもこの頃は昔作っていた、うどん専用の地粉「ユメセイキ」や「伊賀筑後オレゴン」など買ったりいただいたりして味の変化を楽しんでいたのですが、今回はつけ汁がポイントなので粉は通常使っている「ホームラン粉」にしました。

大根にうどんは使いますが大抵おろしたものを載せるのが多くこの様に汁を絞ってつけ汁に使う料理方法はほとんどないと思います。郷土料理は他の地域に住んでいる人からすればビックリするような食べ方がありますが、その土地の歴史や気候風土が強く影響している物が多いのでなかなか興味深いです。

今回から料理に関しては食は作り方、食べ方により生活習慣病にも結びついてきますので、なるべく栄養や健康に良いヘルシーな料理を紹介していきたいと思っています。興味のある人は次回も見て下さいね。


(川柳)晩秋の ゆうげはおしぼり  郷土食         FUKI


文化の日、長芋を堀る。

2006-11-03 20:22:11 | 野菜畑だより


今日は晴れの特異日の11月3日ですが、まさしくそんな日にふさわしい千曲川の流れを望む小春日和の一日でした。松代町の長芋堀の作業は我が家でも今日から始まり、少し汗ばむ太陽の下で仕事に励みました。写真に写っている川が氾濫したのは梅雨も末期の7月の事でした。岡谷では土石流災害があり、4日ほど降り続いた雨に家屋を流された人、田畑が浸水した人、まさしくこの河川敷も水害にやられてしまい長芋はじめ、桃やりんごなどの農産物が大被害にあってしまいました。

半分天災、半分人災のような今時の災害はときたま自然の恐さを我々にまざまざとみせつけます。

三連休の初日各地では色々なイベントがあったようですが、近くの道でも18台のバイク野朗が爆音をたてながら何処かへと走り去っていきました。



我が家の一番遠くにある長芋畑は、周りは桃畑に囲まれています。バックフォーで深い穴を畝に掘っておいてから又シャベルで掘り出していきます。火山灰土でない千曲川の堆積土ですので今回の洪水で土がしまってしまいいつもよりなかなか苦労のする作業になっています。

今年は暖冬傾向の予報なので(当たるか?)、あまり焦らずしゅくしゅくと作業を進めていきたいと思っています。

今晩は先日貰った芋違いの里芋で芋煮汁をつくりました。もちろん以前私達が採っておいたハタケシメジの冷凍もしっかりと入れました。美味しかったです。


(川柳)うらうらと  とんびが舞う空  芋を掘る       FUKI

今シーズン最後のキノコ採りは武勇伝!?

2006-11-01 17:39:41 | 気まぐれ雑記


昨日10月の最終日、畑仕事はいよいよ長芋堀に入るところですが出荷先の都合で1~2日空きが出来てしまいました。それならばとまだ山に生えているであろうキノコを採りに行こうと話はすぐにまとまり今回は親戚のtoeさんも含め総勢4人でのキノコ採りとなりました。

山は朝早く登りお昼すぎには帰宅したいところですが、今回は一人到着を家で待って出かけたので9時半頃になってしまいました。いつもの駐車場からラジオ、鈴、笛、杖、背負い籠などめいめいで持ち、お昼とおやつ、飲料を二つのリュックに分けいざ出発となりました。

途中バイクできた初老の男性がハナイグチと紫シメジをすでに採りビクに入れてありました。すれ違いに軽トラの男性1人も坂を下ってきてあったのか、無かったのか分からないところですがすでにいた先客に先を越されたか?と思いながらいつものルートをひたすら登っていきました。

前回採ったとしても他にもまだ見落としもあるし、今回はお昼も持ってきたので昔(20年位前)のポイントや人数の多さで上下に広く探す事が出来ました。

すでにハナイグチはピークを過ぎていましたが、結構良い状態のがありもちろんしっかりと籠に入れておきました。キノコは水のある沢すじや倒木に生えているので足元が危険な場合も多くあります。今回も荷物の多さとあまりに急な斜面に自分の体の重みが加わってそれぞれにすべり落ちましたが、そんな時に体を保護してくれるのが自分で背負っている背中のリュックです。

お昼までに3時間ほど歩きほどほどの収穫がありました。ハナイグチ、紫シメジ、クリタケです。展望の良いところでお昼を食べた後、いよいよ戻りのコースでキノコを探しながら山を降りてきます。ここ数年は特に温暖化の影響か霧があまり発生しなくなったので、紫シメジのような枯れ葉の堆積した場所にシロ(菌をはること)が少なくなくなりました。

帰りのコースは特に唐松林が多く、猪の足跡が無数についておりそこらじゅう走り回って餌を食べている様子が見られました。ニホンカモシカもおり、前回は遭遇しましたが今回は足跡と糞だけでした。熊は続きの山にはいますが、私達のルートへはあまり渡ってこないようで、木への爪跡や糞などはめったに見た事がありません。それでも特に今年は各地で里に熊が下りて来ているので私達も出来るだけの熊よけグッズを持って山に入る事にしています。

場所的に高山ではないので採れるキノコの種類は多くありませんが、クリタケなどの美味しいダシがでるキノコは冬場の大変重宝な食材になります。山歩きもそろそろ6時間を過ぎ戻りの場所に近くなってきた時に先に大きな倒木がありました。そこにな、なんと無数のクリタケが生えており一瞬血圧が上がると思うほど、歓声とも奇声とも分からない声があがりました。4人で一通り採りこの道を来て良かったと言い合いました。何本かある中の細ーい道を帰ってきたのですが誰も、ここを通っていなかった事が幸いしました。

今回の収穫は写真下からクリタケ、ハナイグチ、紫シメジ、ムキタケです。真ん中左は連れが舞茸か?と言いましたが標高的に違うものでしょう。図鑑で調べてみます。今回も結局7時間ほどの山歩きでしたがキノコを採りながらだと結果こんなに歩いたのかと後で自分達で驚いています。キノコパワー恐るべし!!!


(川柳)山を見て  キノコないかと  気もそぞろ

    カモシカも  クリタケ味見の  贅沢さ 

    ダイエット   キノコ三昧   効果あり?       FUKI