つむじ風通信

「信州うらの畑」へようこそ!松代町は長芋の産地で歴史の山、妻女山(斎場山)は我が里山です。

秋、長芋畑は茶色のパッチワークになりました。

2006-10-30 20:24:55 | 野菜畑だより


ブログ「信州 うらの畑」でたびたび紹介する、妻女山の展望台から見た長芋畑の全景です。写真奥に千曲川が流れその向こうは長野市街地が広がっています。右手山並の一番高く見えるのが飯縄山です。

畑もすっかり茶色のパッチワークのようになっていて、今は蔓壊しや長芋堀にいよいよ秋の深まりと共に畑仕事も忙しくなってきています。



我が家の畑も全部の蔓壊し、支柱取りが終わり蔓の片付けの為にこれを燃やします。全景写真の中でも煙があがっているのが見えます。毎年シーズンになるとあちこちから煙があがるので長芋畑の名物になっていますが、携帯の普及と共に消防署に通報してしまう人もたまにはいるのでなるべく一度に燃やさないようになったのか環境に配慮しているのかは分かりませんが、農家も仕事がしづらくなったものです。

そんな今日の午後仕事が早くきり上がったので我が家の山の境界の確認に小一時間ほど山に行ってきました。今どこの里山も個人の家での手入れは昔に比べて行われていないのが原状ですが、なにもしないと山は荒れ放題で以前にもこのブログで紹介したようにアケビ・アレチウリ・クズなどの蔓せいの植物で覆いつくされてしまいます。

幸い我が家の山は出入りしやすい場所なので、自分達でもたびたび手入れに行く事が出来ます。その代わり他人にも入られやすく缶や不燃ゴミのポイ捨てがされやすい場所でもあります。その為に景観的にはやりたくないのですが、一応入山禁止の止め山にしてあります。(でも松茸は生えていませんよ。)

そんなこんなでぼちぼち蔓などを切っていましたら下の道をおじさんが一人でビクを下げ山を下ってきました。「キノコあったかね?」と声を掛けられましたが「はあ~。」と空返事をしておきました。後で私の方からキノコありましたか?と声をかけるとビクの中には紫シメジが30本ほど入っていました。良かったですね~と言ってあげましたが、キノコ好きの私としては心の中でく、くやしい~と思っていました。

あ~ぁ体が二つあればあっちの事こっちの事と出来るのですがまぁそんな事を考えているほど忙しい人は世の中にいっぱいいると思いますけどね。この先はしばらく秋晴れが続きそうです。暖冬傾向の様ですがこう言う年は冬後半になってドカ雪が降りやすいのです。でも12月いっぱいまでは出来るだけ暖かいほうがいいですね。


(川柳)秋晴れに 煙たなびく 芋畑         FUKI

老婆のキノコ採り登山は大収穫!!!

2006-10-27 20:02:07 | 気まぐれ雑記


ここのところ続けてキノコ採りに行った話題を書いてきたこのブログですがまたまた今日も仕事を休み?キノコ採りに行ってきたのです。しかも昨日もお昼に1時間ほど登りハナイグチ紫シメジを採ったのですが、この土日に長野市他主催の「第一回ツーデー長野ウォーク」なる二日続きのハイキング?の大イベントがあり私の住んでいるところから見える妻女山や土手づたいもコースになっていてキノコ採りの人も山に登るだろうと予想し日頃の畑仕事とここのところ連続してキノコ採りに行った疲れもありちゅうちょしたのですが、おん年78歳になるばあさん(なんて事無い我が母なのですが。)も一緒に行くと言うので欲の皮が張っているのと、食い意地が強いのとで?いざキノコ採りにと朝8時過ぎに登り始めました。いつもは二人のところ今日は三人での行動です。

妻女の上に行って見るとお宮の境内にテントが張ってありました。明日のイベント用らしいです。来年一月がら始まる大河ドラマが「山本勘助」で川中島の戦いをテーマにやるのでそれに合わせた史跡を歩いて巡ろうと言うのです。県内外から500人位は参加するのでしょうか?予想がつかないど・・。

そして今回の収穫が写真のキノコです。上が紫シメジです。これは長野県人が好きなキノコらしいです。右側がクリタケ、左側がハナイグチです。

今晩はその紫シメジで炊き込みご飯とハナイグチの塩漬けを半分ほど塩抜きしてスライスした物に大根おろしをたっぷりとかけた、おろし合えです。他にブロッコリーのタルタルソースがけ、あとは夕べの残りのキノコうどんを汁ものとしてつけました。

結局いつものルートでない場所にも久しぶりに行ったので、途中腕時計を確認したところ12時半頃だったのですが、お昼も持っていかずチョコとクッキーで三度ほど休み、気が付いた時には3時をとっくに過ぎていました。行きにも一人でキノコ採りに来た男性にあってハナイグチ(ジコボウ)を見せられこれは食べられるかと聞くので、そのキノコ知らなくて何採りにきたの?と思いましたが紫シメジが目当てだったようです。ハナイグチも美味しい食べられるキノコと教えてあげました。そして山を下ってきたところ暴走じみた軽トラが一台上がってきたのでチラと見てみると遅いのを心配して父が様子を見にきたのでした。年おいた連れ合いがいるし熊にでも遭遇したのではないか?どこか足でも滑らしたら谷底にも落ちるかもしれないし・・。これはありえない話しではありませんからね。

家に着いてキノコの仕分けをし早々に風呂に入り夕飯を作って食べたのでした。な、なんと今日は7時間も山歩きをしてしまいました。さすがに疲れた~!!!


(川柳)キノコ採り  冬場の食量  又増えた!

    高齢者  あそこにあったと  命がけ         
    
    スワ!熊か?  きびすを返して  鹿逃げる        FUKI
 

またまた天然キノコ大収穫!

2006-10-24 08:55:54 | 気まぐれ雑記


少し天気がぐずついた昨日、仕事の合い間をぬって地元の里山へキノコを採りに行ってきました。すでに仕事で疲れていてもキノコが生えていると思うとどうもソワソワして落ち着きません。ならばと採る楽しさと食い意地のはっているのも手伝って3時間ほどのいつものルートで山歩きをし写真の様な大収穫となりました。

上から時計回りにハタケシメジ、クリタケ、大量のハナイグチ(ムキタケも混ざっている。)紫シメジです。昨日まで半月以上雨が降らなかったので最悪手ぶらで帰るかな~と思っていたのですが、歩く事15分位のポイントでハナイグチと紫シメジを収穫したのですでに今日は大収穫の予感、足どりも軽く先へと急ぎました。

今回の目的のキノコの大本命はクリタケです。私達の知っているポイントは比較的分かりやすい場所なので先日の土、日で人が入り採られてしまったのではないかと気持ちが急ぎます。セーフ!ありました。山自体は前回のキノコ採りから大分人が入った形跡もあるのにこんな良い食菌が残っているなんて、ラッキーでした。

この時点ですでに大きな背負い籠は半分位までキノコでうまっていました。山を戻りながら唐松を目印にハナイグチを見つけます。以前大量に出ていた場所には出なくなってしまいました。若い木の間に菌が繁殖するので、唐松が生長しすぎたのかも知れません。所々でハナイグチを採り最後のポイントになりました。目指していた倒木にはムキタケしかなくクリタケは不発でした。帰り際自分の山の様子を見ていこうと道から下を見るとなにやらツヤツヤとした物が見えます。ハナイグチでした。しかもあちこちに状態の良い物がぼこぼこと生えておりそのキノコは我が家のいままで生えた事があまりない場所にまで菌が広がっていました。去年の春、山の一画の木を切ったのでどうも風通しが良くなりそれが影響したようです。

今年はハナイグチが大収穫です。本命はクリタケと紫シメジなのですが、これだけ採れればそんな贅沢は言いません。一部は塩漬けに後は冷凍にと仕分けしてから、もちろん夕食にはキノコのぶち込み(山梨のほうとうのような物。)を作りました。これが又美味しい。天然のキノコはひと味もふた味も違うのでした。




(川柳)熊が出る!? 食い意地勝って キノコ採り         
   
    熊よけに  鈴、笛ラジオに  歌うたう          FUKI

氷見のお土産買ってきたど~!!!

2006-10-18 18:47:12 | 気まぐれ雑記


先日、富山県の氷見へ旅行に行った時のお土産です。一番右端が地魚の幻魚(ゲンゲ)コラーゲンたっぷりの深海魚で今では知る人ぞ知る魚です。真ん中が鯖のへしこで他に鰯のへしこやイカのへしこもあります。イカのは美味しいけど売っていませんでした。左上が白海老のかまぼこ、左下がホタルイカの黒作りです。

今回立ち寄った鮮魚店には結構種類豊富な生魚や干物、蟹や加工品まで揃えてあり迷うほどでしたが、私は以前から知っていた地物の特産を中心に買う事にしました。それから北陸に行くと鱒すしも有名ですが私のお薦めは鰤すしです。鱒より少し高くなりますが、脂ののった鰤が酢でしめられたそのお味は最高です。

旅行はその土地、土地の特産を買うのが又楽しみのひとつですね。
長野県の土産はよく知られたりんごやぶどう、蕎麦やおやきなどなどそして我が家でも作っている長芋です。

(川柳)土産ものに 旨い物  あり~!          FUKI

神楽保存会「氷見日帰りバス旅行」

2006-10-16 21:15:43 | 気まぐれ雑記


秋真っ盛りの昨日、地区の神楽保存会主催の「氷見、日帰りバス旅行」に行ってきました。総勢43名です。長野市松代を6時に出発し、ひたすら高速道路を北へとバスを走らせます。とは言ってももちろんそのバスに載っているだけの楽チン旅行なのですが、1時間走って日本海が見えそれからさらに2時間あまり西へと走ったのでした。その途中の滑川でのトイレタイムの場所でのおもしろ℡ボックスです。ホタルイカの町だと言う事でなんと屋根にホタルイカが乗っかっていました。ここが居場所とばかり結構風景に馴染んでいました。

さてバスのいく手右側には日本海、左手には山やまでその間には、川が流れて日本海に注いでいると言う似た様な風景をいくつか過ぎながら富山県に入りました。

氷見は冬の寒ぶりで有名なところです。ただ今はまだシーズンではないのでその他の魚で食事を楽しもうと選んだ場所だそうです。私の思い込みで氷見は地図上もっと近いと思っていたらもう能登半島の付け根あたりまで来てしまいました。こんなにも遠かったんだと改めてびっくり!(写真の左手に見えるのが能登半島)



観光は国宝「高岡山・瑞龍寺」もともとは城だったそうでその敷地の広くゆったりとしたシンメトリーな建造物の配置は以前行った中国の建造物によく似たものがありました。全体の配置が人間の様な形になっているらしいのですが・・。氷見海浜植物園で熱帯系の植物や巨大木の写真展などを見ました。この施設には春に秋篠宮さまが訪れたとか。

11時30分に海辺の近くの旅館に着きました。そのまままずお風呂で日本海を見ながらの露天風呂へ、その後ほんと全ての料理に魚を使ったお膳にてお昼兼宴会をしました。窓の外はすぐ海で左手には能登半島が見えました。そして本来ならば右手向こうに立山連峰が見えるはずなのですが季節がら山なみは雲がかかってしまいその美しい姿は見えずじまいでした。(真冬になると見える様です。)

帰りには「帆船・海王丸」に乗船しての見学でこれまた興味深い体験をしました。最後にお土産を海産物市場で買い求め朝来た道をまたまた3時間かけて戻ったのでした。帰りは皆疲れていると思いきや、大・だいカラオケ大会となりえいえん3時間ほど歌いっぱなしでそして又帰宅予定時間ぴったりに朝の出発場所に着いたのでした。

お天気にも恵まれ、買いたいと思っていたおみやげも買う事が出来(地魚のゲンゲ・鯖のへしこ・ホタルイカの黒作り・白海老のかまぼこ)地域の顔なじみでなかった人も覚え充実した一日でした。

(川柳)久びさの 海に喜ぶ  信州人        FUKI


秋、天然キノコ大収穫です。

2006-10-08 15:15:36 | 気まぐれ雑記


今日は三連休のなか日で長野県でも色々な地域でお祭りやイベントが開かれているようです。長野市街地ではトイーゴに出来たSBCTVの新社屋を記念して、番組が組まれており昨日は「みのもんた、ダチョウクラブ」本日は「テツ&トモ、石ちゃん、安田大サーカス、ゆーこりん」などタレントが来ています。

松本では蕎麦祭り(松茸入りそばの無料配布もあった模様)大北地域では第一回安曇野フェスタがありました。私の地元松代町では真田十万石祭りが開かれています。

そんな中、昨日まで降っていた雨もあがったので山にキノコを採りに行ってきました。すでにポイントは知っているので朝7頃登り始め今年やたら設置された(熊・猪注意)の看板を横目で見つつひたすら歩いていきました。登り口からキノコがちらほらとあり状態の良いハナイグチだけを採りました。(昨日雨が降りすぎ大きなキノコは水分を含みすぎました。)小一時間ほど登ると千曲市の田んぼが見えるところまで行きます。さて少しばかり休んでから、山を下りながらポイントでキノコを採りながら歩いて戻ってきます。

道より進行方向10M下、約11時のところにサクラシメジがあるはず・・。案の定あっあ!あった!ざっと見て100本?はありそうだ。でもちょっと大きくなりすぎか、それでも状態の良いものだけ採って次のポイントへ急ぎます。1つ目の沢を渡るとまたまたポイントがあります。ありましたよ。サクラシメジが・・。でもやはりちょっと遅いか。あと一週間早くくればベストだった。でもまた状態の良いものだけ採り次のポイントへ急ぎます。途中唐松の林でハナイグチの状態の良い物だけ採りすでに背負い籠は重くもうキノコが入らない状態で、もうこうなったらリュックに直接入れます。やけくそだぁ~!

途中ちょっとした蔓に足をひっかけものの見事に転んで(倒れた!)しまいましたが、事なきをえました。後5キロ痩せていたら、足も軽やか体も重力と共に下の方へと行く事も無かったろうにと後悔しました。(キノコがありすぎテンションが高くなりすぎたかも!)

そんなこんなで休日の割りには他のキノコ採りの人や熊・猪に出会うこともなく昼、12時には車まで降りて来る事が出来ました。

今日の収穫が写真の時計回りにサクラシメジ、その上見えないが袋はハナビラニカワタケハナイグチウラベニホテイシメジ(別称、名人泣かせとも言う)です。今日はちょっと登る日が遅かったのとキノコがありすぎてもうひとつビクを持っていけば良かったと言うところです。次は栗茸と紫シメジの時期に登る予定です。


(川柳)秋びより 熊と一緒に キノコ採り          FUKI

    

蔓がはびこる日本中

2006-10-05 16:10:06 | 気まぐれ雑記


秋の畑仕事が忙しくなる前に、山の唐松に巻き付いている蔓を少し切ろうと出かけました。今は川原、高速の側面、山へと目を向けるとほとんど蔓に覆われています。日本中ところかまわずはびこっています。

遠目で見ると一見これらは同じ植物に見えますが、アレチウリ(写真)とクズの2種類があります。アレチウリはどちかと言えば川原に多く、高速の土手斜面はクズで山ではその2種類が増殖中です。アレチウリは葉や蔓にざらざらとうぶ毛が生えており、とうてい素手では触れません。一方クズは昔この根からクズ粉を生産していました。手間、生産性などから今では他の原料にとって代わられましたが秋の初めには紫色の甘い匂いの花が咲きみだれます。

さてクズとアレチウリが同じ所で生えたとしたらどうなるか?どうやらクズの上をアレチウリが覆いかぶさり生えていくようです。山に行き木に太い木質化した蔓が巻きついていたらそれはクズの蔓です。生きている木を締め付けついには枯れさせてしまいます。太くみえるその蔓は案外と柔らかくノコギリで切るとその柔らかさに驚かされます。

作業ですが「唐松倒木注意」の看板が見える様にその回りをきれいにしました。そのうちスズメバチが一匹飛んできたので、危険防止の為そこで作業を終了しました。

昨日、今日とキノコ採りと作業の為珍しく二日続けて山に登りましたが、秋行楽シーズンのせいか妻女の駐車場所には数台の車が止まっていました。営業の休憩の人やキノコ採り支度の人もいたりとそこを訪れている目的はさまざまでしたが、ゴミは持ち帰りでマナーを守って楽しんでもらいたいものです。


(川柳)秋盛り  熊と猪  要注意            FUKI