2014.12.10 Wed
なぜリフレ派は消費増税に反対なのか?
矢野浩一 / 応用統計学
http://synodos.jp/economy/11976/2
図5の「IS曲線1」(かつての日本経済)で消費増税を実行した場合、「IS曲線1」は左にシフトする。つまり景気は悪化し、その度合が矢印(1)で表されている。続いて図5の「IS曲線2」(現在の日本経済)で消費増税を実行した場合も同様に「IS曲線2」は左にシフトする。こちらでも景気は悪化し、その度合が矢印(2)で表されている。
矢印(1)と矢印(2)の大きさに注目していただきたい。明らかに矢印(2)の方が大きくなっており、これは「現在の方が消費増税の悪影響が大きく現れる」ことを示している。
言い換えれば、日本経済がゼロ下限制約(非伝統的金融政策が必要な領域)にあるかどうかで消費増税が経済に及ぼす影響は大きく異なっており、現在はその領域にあるために悪影響が大きく現れてしまうのである。
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図5は、たいへん優れた、わかりやすい図だと思います。
非伝統的金融政策が必要な領域にあるMP曲線のもとで、消費税増税をやると、IS曲線が左側にシフトし、GDPは下がるのですね。
なぜリフレ派は消費増税に反対なのか?
矢野浩一 / 応用統計学
http://synodos.jp/economy/11976/2
図5の「IS曲線1」(かつての日本経済)で消費増税を実行した場合、「IS曲線1」は左にシフトする。つまり景気は悪化し、その度合が矢印(1)で表されている。続いて図5の「IS曲線2」(現在の日本経済)で消費増税を実行した場合も同様に「IS曲線2」は左にシフトする。こちらでも景気は悪化し、その度合が矢印(2)で表されている。
矢印(1)と矢印(2)の大きさに注目していただきたい。明らかに矢印(2)の方が大きくなっており、これは「現在の方が消費増税の悪影響が大きく現れる」ことを示している。
言い換えれば、日本経済がゼロ下限制約(非伝統的金融政策が必要な領域)にあるかどうかで消費増税が経済に及ぼす影響は大きく異なっており、現在はその領域にあるために悪影響が大きく現れてしまうのである。
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図5は、たいへん優れた、わかりやすい図だと思います。
非伝統的金融政策が必要な領域にあるMP曲線のもとで、消費税増税をやると、IS曲線が左側にシフトし、GDPは下がるのですね。
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