陸上メダル１４６個ドーピング疑い…ＢＢＣなど

【クアラルンプール＝杉野謙太郎】英ＢＢＣ放送（電子版）などによると、ドイツ公共放送ＡＲＤが１日、２００１～１２年に行われた陸上競技の五輪や世界選手権での持久系種目のメダルのうち、３分の１にあたる１４６個について、獲得選手のドーピング検査結果に疑義があると報じた。

この中には金メダル５５個が含まれるという。世界反ドーピング機関（ＷＡＤＡ）は、「衝撃を受けている。事実関係を見極めるため早急に調査を行う」とする声明を出した。

ＡＲＤは、国際陸連（ＩＡＡＦ）の実施した選手約５０００人の血液検査約１万２０００件のデータを入手し、２人の専門家が分析した結果として伝えた。専門家は、８００人以上について、血液検査の数値が異常であることを指摘したという。当地で開かれている国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）総会に出席したクレイグ・リーディーＷＡＤＡ会長は「（疑惑を指摘された）人数の多さに大変驚いている」と話した。

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5000人中800人以上が血液検査の数値が異常、すなわち、全体の16%以上が異常。

持久系種目ということは、すなわち、800m以上の競技においては、3分の1がドーピング疑惑。

人数の多さが異常です。