深堀大三郎の生涯マナビスト

自然や街を歩いて観察するのが大好き、歩いて歩いて楽しみたい。
また、お城の石垣を眺めると力が湧いてくる。

「いいこと探し旅(32)”迷路”」

2008-12-26 06:24:44 | Weblog
国宝・姫路城の特徴は、白鷺のような美しさにあるが、私は「迷路」にあると思う。
どこの城でも大なり小なり考慮して築城されていると思うが、天守閣へ到達するまでに何回となく、これでいいのかなあと不安になった。現在は人の後についてゆけば不安なく到達できる。
姫路での修行時代、直ぐ近くに勤めていながら一度も城内に入ったことはなかった。落ち着いたら必ずと思っていたが、その後、数回の異動で機会がなかった。結局、実現したのは、リタイヤし独立開業してからの1995年4月27日(木)午後1時過ぎである。その年神戸は大変だった。そのあおりで仕事も年初から全てストップとなった。「よしこの機会に是非」と悲願を達成したのである。
当時、観光客は少なく、途中殆んど人に会わなかったように思っている。したがって、途中一番感じたことは、この城は「迷路」だと。上がっていると思っていたのが下り坂になったり、先の見通しがほとんどできないように石垣や壁で遮断され、また、行き止まりかと思うぐらい狭いところを屈折してゆかねばならなかったと思っている。ようやくたどり着いたときは、実に感動モノだった。
写真は、現在の様子。
雲は多いが、