深堀大三郎の生涯マナビスト

自然や街を歩いて観察するのが大好き、歩いて歩いて楽しみたい。
また、お城の石垣を眺めると力が湧いてくる。

「いいこと探し旅(15)”布のいのち”」

2008-12-09 06:07:02 | Weblog
2008/12/8/読売夕刊。「マンデープラス・・”布のいのち”」。
今日は、自分にとって非常に強烈な「思いのある日」であるが、あえてこの記事を取り上げた。それは、「毛斯倫(もすりん)大橋」と言う橋である。この橋は、大阪淀川区と兵庫県尼崎市との間を流れる神崎川にかかる大橋だそうだ。こんな名前の橋は始めて聞くような気がする。知っていたらと、このあたりは多分何回となく通過したことがあるので残念でならない。なぜ「毛斯倫」かと言うと、1923年尼崎にモスリン工場がつくられ、大阪と結ぶためにかけられた橋と言うわけである。モスリンは、イラク・モスルで産出した織物の名称だと言う。明治から昭和の初めにかけて大量に生産されたようだ。多くの女性の心をとらえた布と言うことだが、今では忘れ去られている。この布は、色鮮やかで、デザイン等非常に布のもつ「いのち」を感じさせるものであったらしい。橋と言い、モスリン布と言い現代を語るうえで非常に重要なものを感じる。
天気は下り坂らしい。多分