深堀大三郎の生涯マナビスト

自然や街を歩いて観察するのが大好き、歩いて歩いて楽しみたい。
また、お城の石垣を眺めると力が湧いてくる。

「いいこと探し旅(22)”馬車鉄道”」

2008-12-16 05:34:30 | Weblog
天王寺駅前から住吉或いは我孫子道行きのちんちん電車が走っている。阪堺電車上町線である。
その「東天下茶屋駅」の片隅に「馬車鉄道跡」の碑が立っている。
この馬車鉄道は、明治33年(1900)、天王寺西門前から東天下茶屋間に開通した。これは、軌道上の客車を馬車にひかせた鉄道である。馬車を操る人を「ベット」(別当)といい、当時、尻取り歌にも”走るはベット、ベットは偉い・・・”と歌われたそうだ。
約10年間だけではあるが、鉄道の発展状況を偲ぶことができる。ただ、マーケティングの神様、セオドア・レビットの「マーケティング近視眼」の鉄道事業に関する考えによる発展をしてたなら、現状とは大きく違ったものになっていたかもしれない。
いろいろなことを勉強させてくれる碑である。
多分、