Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

埼玉こども動物自然公園

2015-06-20 00:03:20 | 関東地方



埼玉県の東松山市にある埼玉県こども動物自然公園。
埼玉の動物園というと、東武伊勢崎線(近年はスカイツリーラインというらしい)の駅名にもなっている東武動物公園が有名ですが、
この動物園は同じく東武の東上線沿線にあります。最寄りは高坂駅。
川越や坂戸駅の先なので、起点の池袋駅からですと1時間弱で到着します。

駅から徒歩30分ですが、鳩山ニュータウン行きのバスに乗ると5分程度で到着します。
広々とした森の中に動物が飼育されているので、ピクニック気分で1日楽しめるスポットです。

目玉となる動物というと、今年に1月に来日したコアラ3頭。
また、冬季にはカピバラ温泉も行っています。

また園内には児童館「こどもの城」や大東文化大学が運営する「ビアトリクス・ポター資料館」があります。どちらも別料金。
資料館ではピーターラビットをはじめとする書籍・絵画資料の展示を行っており、ピーターラビット好きにはたまりません。




 



入園料は大人510円。
公的な施設なので料金は良心的です。

大きな入場ゲートと動物たちのハリボテは動物園らしいです。
大階段を登ると、埼玉県のマスコットキャラクター・コバトンがいます。

園内は東園と北園に分かれ、効率よく回らないとかなり歩くことになりそうです。
メインストリートの噴水広場左側にはポニーやシマウマがのびのびと暮らしています。







のどかに暮らすキリンたち。
キリンたちはここで出産も行っているようで、現在は6頭のキリンがいます。






高いところの木の枝を捕ることができてご満悦なキリン。
木枯し次郎のようにキメています。








馬屋に入ると、ポニーたちは出張中。
内部には馬屋を守るフクロウがいて、こっちを見てきます。
こんな昼間から起きていて眠くないのでしょうか。







園内を反時計回りで巡回。
廃墟となったフライングゲージを過ぎて、仲良しコーナーに至ると
ヤギや子豚、なんかよくわからない鳥など有象無象の動物たちが気ままに闊歩しています。

時々悲鳴を上げる子ヤギや咀嚼を続けるアルパカさんなど1ヶ所に様々な動物がいて目が回ってしまいます。

たぶん動物園で一番動物密度の高い空間かと。






続いては乳牛コーナーです。
牛たちは牛舎から出て、日光浴をしているようです。

ここの牛から採れた牛乳などの飲料を販売する専門の自販機では、購入すると牛の声が出ます。(驚いた)
歓喜の声でしょうか。








高い岩山に住むといわれるマヌルネコ。
せかせかと歩き回ってはちらっとこっちを見てきます。
その顔は2時間ドラマで真犯人が親身になってくれた身内の人だったと知らされた時のような驚きに満ちた表情をしているので、
マヌルネコは役者向きなのかと思います。









北園にはミーアキャット・プレーリードック・フェネックなど「ぼのぼの」に出てきそうな動物たちが勢ぞろい。
斜陽に当たってとても気持ちよさそうです。
ミーアキャットはたまに白目を剥くので怖い。










プレリードックは上からも下からも眺めることでできるのでおすすめです。
前足で器用に餌を食べるのが可愛らしいのです。







とても眠そうなフクロウ。
もふもふで暖かそうです。








ラクダ・小動物舎では暗所で暮らす小動物を中心に展示しています。
トカゲやアルマジロといった動物から、キモ可愛いことで有名なハダカデバネズミの展示もあります。

ハダカデバネズミの展示には詳しいパネル展示もあって、その珍しい生態について知ることができます。
女王を中心として、ソルジャーやハウスキーパーといった役職が割り当てられているそう。
ここまで階級制が整った動物は珍しいとのことです。

 




北園の坂を登りつめた西端の場所はペンギンヒルズです。
フンボルトペンギンが飼育されていて、人工波うねるプールには波打ち際もつくられ、その背後には巣穴となる丘も造成されました。

写真では死んだようにぷかぷか浮かんでいますが、元気よく泳ぐペンギンもいます。








ここでは毎日2回、餌やり体験のプログラムがあるそうで、時間が近くなると水から上がって波打ち際をうろうろするペンギンたちが多いよう。
葛西臨海水族園ではよくペンギンが脱走するようですが、ここのはおとなしそうです。








突如森の中に現れる恐竜。
木の葉を食べているようなので、草食系です。

何の縁あってか、恐竜コーナーと呼ばれる地域には多くの恐竜がいます。
逆光で撮るとなんとも本物っぽい。









順光で撮るとこのようにちょっと残念。








ワオキツネザルは広い飼育小屋の中でほとんどが一緒に集まっています。
もはや何匹いるのかわかりません。


 



園内にある児童館、「こどもの城」はヨーロッパの城郭を模した立派な建物です。
森の中にありますし、メルヘンチックなのですが有刺鉄線と共に撮影するとどうにも廃墟のようになってしまいました。

橋を渡ると東園に移ります。
橋の下には一般道路が通っているようです。




 



この日のコアラ展示は記念すべき日でした。
図らずも、オーストラリアのクイーンズランド州から友好提携30周年を記念してはるばるやって来たコアラ三頭の公開初日なのでした。

入場時に先着500名のステッカーもいただくことができました。

コアラは20時間ほど寝ると聞いていましたので、寝ているだろうと思いきや目がぱちりと空いている・・・








そしてポージングにも気合が入っています。
こんなにキメているコアラを始めて見ました・・・

どこか遠くを見ているようなところがかっこよいです。







寝ている方もいますが。








最奥はカンガルーコーナーです。
池のある広々とした空間で多くのカンガルーがのんびりとすごしています。

のんびりしすぎて休日のお父さんのようなカンガルーも見受けられます。








まだ若そうな顔をしていますが、どうにもやる気のない姿勢が伝わってきます。
西日が当たって気持ちよさそうです。




 



カピバラ・ワラビ―コーナーではやはりカピバラが大人気。
この動物園では冬季には石風呂にお湯を張り、カピバラの湯として公開しています。

寒い時期になるとぬくぬくとお湯に浸かるカピバラが可愛いです。

カピバラを湯に入れることは伊豆シャボテン公園がはじめたようで、現在ではいくつかの動物園でこういった展示をおこなっているようです。









ここではカピバラが家族で暮らしており、仲睦まじげな光景が魅力です。
湯に浸かるカピバラは目がとろんとして温泉に入った中年のおじさんのような顔をしています。

湯船でひっくり返ったり、打たせ湯に当たったりと楽しそうです。

また、お湯に興味を示さずに藁の上でうたた寝を続けるカピバラもいます。
自由な感じがいいですね。


都心からは遠いですが、のどかに暮らす動物たちが魅力のこども動物自然公園でした。
夏にはナイトズーも開催されるようなので注目です。



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