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Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

タワーホール船堀 展望室

2015-05-08 01:22:10 | 東京都




 

 

 

 


都営新宿線・船堀駅の目の前にあるタワーホール船堀。
ここは地上7階建ての複合施設で、会議場やイベントホール、地下には映画館も入っています。

施設上部は高さ約120mもの塔になっており、地域のシンボルとしても知られているようです。
ビルに乗っかるように建てられたタワーは付け根部分を見ると非常に不安定な形をしています。
左右に2ヵ所を鉄骨で支える構造も無骨な感じがしておもしろいですね。

このタワーが造られた目的はわかりませんが、地上115mの位置に展望室があります。
区民でなくとも、誰でも無料で登頂することができるのです。

展望台の利用時間は9:00から21:30。
無料展望室にしては夜遅くまで開館しているので、季節を問わず夜景も楽しむことができます。

 



船堀駅の改札を出て、徒歩1分。
展望室へはまず施設内のエレベーターで7階まで登り、そこから展望室行きのエレベーターに乗り継ぎます。
エレベーター内にはエレベーターガールがおり、展望からの眺望などの説明を行ってくれます。


展望室はブルーを基調とした落ち着いた空間。
塔に備え付けられた展望室のため、やや狭い印象を受けますが、360度のパノラマは見ごたえがあります。

また、江戸川区など東京の東部にあたる地域には高い建物が少ないため、街並を眺めることができる希少な場所でもあります。


 

眺望のほとんどはびっしりと地上を埋め尽くす住宅地。
もともと低地だった場所なので、川は多くても森林は少ない地域です。

窓には主要な建築や名所の場所を説明したシールが貼られているので、実際に探してみるのも楽しいかもしれません。
 

 





西の方角には船堀の巨大団地群が広がりを見せ、中川と荒川に隔てられた彼岸にはスカイツリーが孤立しています。
墨田区や江東区などの下町には、まだタワーマンションは少ないようです。

数分おきに、新宿線の電車が高架線を走っている姿が見えます。

 



北西に目を移せば、蛇行する荒川と中川が見えます。
中洲を走るのは首都高速中央環状線。
東西方向に走る首都高7号線や京葉道路をオーバーパスするように走るため、眺望は良さそう。
ビルが立ち並んでいるのは総武線沿線でしょうか。

 



北の方角は遠く茨城県まで続く平野。
タワーの下から北へ伸びる道路は船堀街道です。
空気の澄んだ日には筑波山も見えるといいます。


 





東の方角には東京湾も望むことができます。
江戸川区は東京でも最東端に位置しているため、江戸川から先は千葉県です。
団地やタワーマンションが林立していて、旧江戸川や江戸川を確認することは難しいです。

直下にはタワーホール船堀の屋上が見え、その姿は空母か宇宙船のようにも見えます。
都営新宿線は船堀駅を出ると、再び地下へと潜って行きます。

 






最後に南の方角。
葛西まで伸びる船堀街道と、東京湾にそそぎこむ荒川が望めます。

湾岸部には見えにくいですが、葛西臨海公園の大観覧車や若洲の東京ゲートブリッジの姿も確認できました。
さらに遠く西南の方向には、京浜工業地帯を抜けて、横浜ランドーマークタワーのシルエットも見えます。

 



都内にはいくつかの無料展望室がありますが、360度の景色が楽しめる場所は意外にも少ないのです。
住宅地ばかりではなく、河川や海などの自然もあり、鉄道や高速道路なども眺めていていて飽きません。
休日でも比較的すいている穴場スポットなので、気分転換にも利用するといいかもしれません。



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