採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

アミガサタケ出始めました(2012.4.16)

2012-04-17 | +きのこ

4/11と4/14は、そこそこ雨が降りました。
12日に見てみたところ気配はありませんでしたが、14日にも降ったので、そろそろのはず。


何が?・・・・・・・勿論、アミガサタケ!

桜も散って、ああ憂鬱、と思いながらトボトボと下を向いて歩いていると見付かったりします。
気が早い私は、桜が咲いているうちから下ばかり見ているアヤシイ人です。

15日にも見に行きたかったところ、ぐっと我慢して畑に。 
16日、いつものアミガサタケスポットに行ってみると・・・・

 

2012/04/16アミガサタケ

ありました!

2012/04/16アミガサタケ

こっちには4個まとめて生えています。
嬉しい~。 

2012/04/16アミガサタケ

今シーズンの初収穫
(2012/04/16)

左側が比較的綺麗なもの。
右側は、B品なので、すぐ食べる用。

2012/04/16アミガサタケ

砂も噛んでいず、綺麗なアミガサタケです。

2012/04/16アミガサタケ

本日の大きさ一等賞はこのヒト。

2012/04/16アミガサタケ

綺麗なものはカサの部分を干しておくことにしました(足は別途食べます)。
生アミガサタケの方がぷにぷにした食感が楽しめますが、この先もまた摘めるでしょう。
(心配だけど) 

2012/04/16収穫分ドライアミガサタケ

4/20、カサカサに乾きました。 

私は、次のような感じで処理しています。

■■アミガサタケ
(1)摘む際は、引っこ抜くのではなく、カッターナイフで地際からカットする。
土をつけたまま袋に入れてしまうと、カサのすき間に土が入り込んでしまうので、
絶対に土と一緒にしないようにする。

(2)摘んできたら、いいものと、そうでないもの(B品)を分ける。

(3)全部について、足部分をカットする。

(4)いいもののカサ部分は、(基本的には洗わずに)ザルに広げて干す。
使うときに水で戻す際に軽くもみ洗いし、戻し汁を漉して使用する。
足をつけたまま干してもいいが、足がない方が収納効率がよい。

(5)B品のカサは、フレッシュなうちに使ってしまう。
まず洗って、バターなどで炒め、牛乳もしくは水少量を注ぎ、ぐつぐつ煮る。こうすると砂が液体の中に沈んでいく。
ここからきのこをまずつまみだし、液体部分は漉して使用する。
加熱後の状態で、漉した煮汁とともに瓶詰めし、冷凍保存も可。クラムチャウダーなどに使うとよい。

(6)軸部分は、ぷにぷにとしたカサとは違う、シコシコとした固さがある。
軸は固くて美味しくないので摘んでこない、という人もいるようですが、私は勿体ないので摘みます。
こちらも、カサ同様に洗って加熱後、冷凍可です。
(カサよりも砂を噛みにくいので洗いやすいです)
加熱後、もしくは生の状態でフードプロセッサーで微塵切りにし、挽肉料理に混ぜて使うことが多いです。 


■■アミガサタケ関連の過去記事(日付は採集日)
●2007年
2007/4/25 アミガサタケ産まれて初めて採集

●2008年
2008/4/16 この年のアミガサタケ初採集
2008/4/20 アミガサタケの生える場所について考察してます
2008/4/28 トガリアミガサタケ大収穫

●2009年
この年はまったくの不作で記事もなし。

●2010年・・・この年は爆発的に採れました。
2010/04/12 この年の初採集。
2010/4/14-25 写真いろいろ。
2010/4/24 古びたものを大収穫
       
●2011年・・・2010年に比べて収穫量はごく少なめ
2011/4/19 この年の初採集。
2011/4/20-24 ダンナサマときのこ狩り
2011アミガサタケ料理 ロールキャベツ(おすすめ!)、パスタ

●2012年
2012/4/16 この年の初採集
4/18-23 4/20にはハルシメジ(捨てた後になって判明)も発見
2012/04/24-26 4/26は新天地開拓で大収穫!   
2012/05/02 連休中日に久々のきのこ狩りで結構な収穫 (この記事)
2012/05/04-05 ダンナサマと一緒にきのこ狩り。アラゲキクラゲも発見。 

 

コメント (13)
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ジャガイモ2012:植え付け

2012-04-16 | +ジャガイモ

2012年は、いろいろな品種のジャガイモを取り寄せてみました。

昨年は、地元ホームセンターで購入したキタアカリ1kg、シンシア1kg、サヤアカネ0.5kg、インカのひとみ0.5kg、計3kgを植え付け。

インカのひとみは、種芋が細菌に汚染されていたようで、買っておいた芋がまず腐敗。購入店で交換してもらったものを植え付けたものの、結局一個も芽が出ませんでした。

サヤアカネは皮がピンクでつるっとしているところに惹かれて買ってみました。
なかなか地上部が枯れないわ?と思ってい放置しておいたところ、なんと、地中に出来ているお芋に芽が!まだ茎につながっている状態なのに!!
調べてみると、休眠期間は男爵より短い「やや短」だとか。
以前植えたインカの目覚めは、休眠期間がたったの30日と更に短いのですが、茎はの枯凋落もごく早い極早生のため、土の中で芽が動いてしまう、ということはありませんでした。

これに懲りて、今年は、美味しいし、収穫量もまあまあの実績があるキタアカリに加え、休眠が長めの品種を選んでみました。
植え付けは、3月下旬からコツコツ始め、4月4日に作業終わり。


My畑は地下水位が高く、どうもジャガイモには向かない感じです。
昨年(2011年)も、2.5kg分の種芋にしては、大変寂しい収穫量。

よくいえば、消費に困らない程度。

こういう畑で珍しい品種(種芋が高価)に挑戦するのは、種芋代の無駄遣いのような気もします。
でも、(本命は採集で)畑は趣味だし、趣味といえばお金がかかるものだし、まあいいか。
(負け惜しみにもなってなくて、ほぼ敗北宣言になってますな)

3.5kgも植えると普通は絶対食べきれないくらい穫れるはずなのだけれど、ま、そういうことはなさそうだ。
(あと、味の違いも、私の味覚ではどれも一緒、という結果になりそうで仕方ない)
 

丸/小判型 品種名
(文字色は外皮の色) 
特徴 種芋重量(個数・植え付け箇所)  
まる キタアカリ  ジャガイモシストセンチュウに抵抗性。 ビタミンCが多く、食味も優れる。 早生、多収である。 1kg(22個・22箇所)
 
 
タワラポラリス  H24.2発表の、民間ブリーダー俵正彦さんが生み出した品種。外皮は光沢のある紫色にベージュの斑が入るユニークな品種。
大玉で多収性、貯蔵性にも優れている。
煮くずれしにくいので煮物料理におススメ。
香りが良い上にきめ細かい肉質なのでとてもなめらかな舌ざわり。この舌触りは感動的。
ダンシャク・メークインを超える収量性。
0.5kg(7個・8箇所)  
ジャガキッズパープル  キリンビールが開発した品種。
きれいな紫色とホクホクふっくらとしら柔らかさで、 ビタミンCが豊富でしかも低カロリー。 火の通りが早いので、忙しいときにも便利。休眠期間は短い。大いもに中心空洞が多い。
0.5kg(7個・7箇所)  
チェルシー
(フランス名Jenny) 
別名 つがる小雪 
フランスのジェルミコパ社で育種された品種。やや小振りで可愛らしいポテト。ホクホクとした食感で食味が良く、油との相性も抜群。
素揚げ、フライ、コロッケに向く
●小さくて肌がキレイな可愛らしいポテト
●フライに適しており素揚げにすると美味
●ジャガイモシストセンチュウ抵抗性
●高いでん粉価を活かした料理が楽しめる
0.5kg(15個・15箇所)  
小判型 タワラコバン  H24.2発表の、民間ブリーダー俵正彦さんが生み出した品種。玉そろいの良い白皮小判型の品種。メークインの次世代型ともいえる。
休眠期が90日程度あり貯蔵性に優れる。
レシピ万能型だが、特にフライドポテト愛好家には堪らない食味。舌ざわりは感動的。
ダンシャク・メークインを超える収量性。
0.5kg
(12個・12箇所) 
 
シェリー
(フランス名Cherie)
フランスのジェルミコパ社で育種された品種。ポトフやジャーマンポテト、ポテトサラダに向く。
●赤皮で肌艶が良くメークインに似た形
●非常に食味が良く、様々な料理に向く
●ジャガイモシストセンチュウ抵抗性
●大きくなるとサツマイモのように長くなる
●煮崩れが少ない
●休眠が長く貯蔵性が高い
●冷蔵すると甘味が増す。
0.5kg(8個・8箇所)  
シンシア
(フランス名Cynthia)
フランスのジェルミコパ社で育種された品種。
●卵形で芽が浅く、メークインに似た形
●肥大性が良く収量性高い
●個数少なめで、巨大芋になりがちのような気がする(Fujika私見)
●煮崩れが少ない
●休眠が長く貯蔵性が高い
●香り高くまろやかでバターとの相性がいい
昨年の収穫芋を植え付け(3個・6箇所)  


収穫が出来たら、個別の記事にするほか、収量等をこの表にまとめていきたいと思います。


■参考情報
(1)日光種苗楽天店
今回の種芋はすべてこちらで購入しました。 

(2)ジャガイモ品種詳説 (日本いも類研究会)

(3)ジャパンポテトHP (今回購入の品種解説あり) 

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ウコギ摘み(2012.4.12)

2012-04-12 | +きのこ以外

昨日は雨でしたが、今朝にはすっかり上がっていました。
念のため、アミガサタケスポットをちらっと見てみましたが、どこもかしこも、地表がこざっぱりと乾ききっています。
これではアミガサタケはちょっとダメかも。

よし、ターゲット変更!

丁度ドイツの方のブログで、ラムソン(ベアラオホ,行者ニンニク)、イタドリナルコユリスイバ、を摘んだお話を読んだところでした。
こちらも負けずに(?)、草を摘もう!


とりあえずうろうろ歩き出したところで、早速発見! 

ウコギ

ウコギです。
まだ柔らかい新芽の状態で、まさに摘み頃です。

とても美味しいのでダンナサマにも好評です。
「この植物は、単子葉?双子葉?」と聞いてくる植物音痴のダンナサマでも見分けられる、数少ない山菜です。

タラの芽

周りをちょっと歩いてみると、タラの芽もありました。
膝下くらいの、小さなタラの芽ですが、勿論摘みます。

(味は、ウコギが格段に上だと思う) 

ウコギ

チマチマと摘み続けていたところ、ボウル一杯分になりました。


今晩は、ウコギ飯だ!
あと、これだけあると、ウコギの掻き揚げ天ぷらなんかもできそうです。


ウコギ摘みは、トゲがとっても痛いです。
革手袋か何かをして、枝をつかんでざーっとしごく、という方法もあるとか。
明日は、手袋持って摘みに行こうかしら(欲張りすぎ?)。


(採集の日々が始まってしまうと、畑がすっかりおろそかに・・・・)


==================

おまけ。

ツバキ?

ウコギ採集中にみつけた大輪のツバキ(サザンカ?) 

ツバキ?

えらい大きな花です。

寒さに耐えて稟と咲くのが椿のイメージなので、今日のようなポカポカ陽気の強い紫外線のもとでこんな派手な花を見ると、ハイビスカスに見えてきます。 

コメント (6)
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いちごロールケーキ

2012-04-11 | +お菓子(西洋)

この前の土曜日、遅めの昼食後、ダンナサマがいやに静かだな、と思って見てみると、こてっと昼寝に入っています。
このところ疲れがたまっていたみたいだし、寝かせておいてあげよう。
薄暗くして、しずか~にしていたら、夜ごはんにも起きてくる気配がありません。

しめしめ。   (晩ごはん作りをさぼれるので)

変な時間に起きてきて、お腹が減ったとか、もう眠れないとか言い出すと厄介です。
明朝まで絶対起きないように、部屋の電気を真っ暗にして、そ~っとしておきました。


そして翌朝、休日にしては速いけれど、平日に朝よりは遅い時間に起床。

Fujika:「おはよう。いま、朝だよ。寝過ぎて目が溶けてない?」
ダンナサマ:「いや、それほどでも。もっと寝れるよ」
(どうやら溶けかけているのは脳みそのようだ)
 
Fujika:「昨日夕食抜きだし、お腹減っているのでは?」
ダンナサマ:「んー。別に。」
Fujika:「朝ごはんにフルーツケーキ切るけど、いる?」
ダンナサマ:「じゃ、ぼくもちょっともらおうかな」
Fujika:(おかしいなあ、お腹が減らないはずないのだけれど)
 
そのあと二人で近所の100円ショップやらドラッグストア、ホームセンターに買い物に行くと、2件目あたりで「ぴこん!」と何かのスイッチが入った模様。

ダンナサマ:「あ。コーヒーが飲みたくなってきた。どこかいく? ケーキもあるよ、きっと」
Fujika:「さっき食べたじゃん」
ダンナサマ:「あ。うどん屋だ! うどんどうお?」
Fujika:「まだ昼じゃないよ? ・・・・あ、分かった、今頃になってお腹が減ってきたんでしょ。」
ダンナサマ:「そういえばそうかも」
Fujika:(そういえば、じゃないよ・・・) 「昨晩ごはん抜きなんだから、当たり前だよー、もう。」
 

あら?何だか私もお腹が減ってきたような。
(そういえば、私も夕食はごく軽くして早く寝たのでした)

そそくさと買い物を済ませ、外食ではなくて、家に帰ってお昼ごはんにしました。
なるべく速く出来るもの、ということで、チャーハン。
(ハトムギ・玄米ごはんだと、米粒がほぐれやすくて簡単)


エネルギーを補給し、かつ18時間くらい寝たせいで、普段の休日はパソコンの前でぐだぐだしているだけのダンナサマが、妙に活動的です。

ダンナサマ:「ぼく、洗車行ってくるね」 (いそいそ)
Fujika:「あい。どうぞごゆっくり」

洗車にしてはずいぶんゆっくりだわね、と思っていると電話が。
「今スーパーにいるけど、何かいるものある?」
ですって。
まあ珍しい!
普段だと、どんなにお願いしても「えー、一緒に行こうよう~」とごねる(面倒臭がる)のに。
 

お願いしたのは牛乳だったのだけれど、ついでに生クリームも買ってきてくれました。

こ、これは?
何かこう、無言の圧力?
サブリミナルな要求があるのかしらん?


お買い物してきてくれたお礼に、クリームのお菓子を作ることにしました。
しばらく前に買った紅ほっぺいちごがあるし。(買ったときはいちご大福を作る予定だった)
 

いちごロールケーキ

生クリーム+いちご=いちごロールケーキ


レイヤータイプの方が簡単・確実なのですが、どちらがいいか聞いてみたところ、こっちをリクエストされたので。
(実はうまく巻けなくて生地が折れてます)


■■いちごロールケーキ覚え書き
■材料(天板30×30cm)
卵黄 4個分
砂糖 10g
卵白 4個分
砂糖 30g
小麦粉 60g
摺り下ろしレモン皮入りオイル 大さじ1くらい

■作り方
(1)卵白と砂糖で固いメレンゲを作る。
(2)卵黄と砂糖を白くもったりするまで泡立てる。
(3)卵黄のボウルに卵白の一部を入れよく混ぜ、それを卵白のボウルに戻す。
(4)小麦粉をふるい入れ混ぜ、だいたい混ざったらオイルを入れる。 
(5)新聞紙を底に敷き、アルミホイルをしきつめた天板に流し込み、180~190度で10~12分焼く。
(6)焼き上がったら側面のみまずアルミを剥がし、天板をかぶせて蒸らす。
(7)冷めたら底のアルミもはがす。かなり乾き気味だったため、シロップを刷毛で塗り、クリーム(生クリーム、マスカルポーネ少々、粉砂糖、コアントロー)、イチゴを載せて巻く。


毎回思うのだけれど、どでかいロールがどーんと1本出来てしまって、ちょっと困る。
この半量で作るべきなのだけれど、型もないし面倒で、ついフルサイズ作ってしまう。
30cm×15cmくらいの紙箱か缶か何かを探そう。 
新聞紙を折り紙にして箱を作るという手もあるか。 

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コブシの花

2012-04-10 | +その他

春爛漫で、巷は桜の話題ばかりですが、別の花の写真を。
 

コブシの大木

コブシの大木です。


Myコブシの木、と勝手に思っています。
満開の時期はやや過ぎているのかもしれないけれど、それでも迫力があります。 


家や車と比べてみると、大変な大きさだということが分かると思います。

車で近くを通りかかる場合、近づいてしまうと大きすぎて視野に入りません。
(数年間、しょっちゅう近くを通っておきながら、気づかなかった程でした)

だいぶ前から覚悟して、ぐっと前方上方をにらんでおくと、一瞬だけ、お花見が出来ます。
数年前、満開状態に初めて気づき、(運転しながらも)あまりの迫力に呆然としてしまいました。

今年はじめて、車から降りて撮影してみました。

石碑があるけれど、何か史跡に関連する木なのだろうか。(今回石碑までは見なかった)
細い道のすぐ脇にあって心配だけれど、この先もずっと残されていきますように。


---------------

食い気ばかりのこのブログには、「花」関係のカテゴリがないということに気づきました。
仕方がないので、植物つながり、ということで、「畑・ベランダの動植物」カテゴリに入れました。 

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干しゴボウ・干しレンコン

2012-04-09 | +野菜系保存食

週末、あまり出かけずに過ごしている間に、桜がすっかり花盛りになりました。
先週木曜の段階では、まだほとんど開いていなかったような気がするのに・・・。
桜って、咲き始めると早いです。

桜だけでなく、ユキヤナギ、レンギョウ、水仙、スミレ、オオイヌノフグリ、タンポポ、コブシ、ボケ、などなど。
あと、ツバキも。

4月も3分の1が過ぎようとしているし、そういう季節ではあるのですが。


地球の公転速度って、年々速くなってない?

===================

4ヶ月間も日照を奪われていた反動か、先日のレンコンに続いてまた、干し野菜を作っています。
 

干しゴボウ

今度はゴボウ。
産直にとっても立派なゴボウ(長さ1m以上)があったのです。

スライサーで薄切りにし、ビタミンC少々を溶かした水でさっとゆすいで干しています。
(本当はゆすがない方がいいらしいけれど) 

干しゴボウ

ふと下を見ると、影がモザイク模様のよう。

干しレンコン

そしてレンコンももう一度。
前回は包丁で切りましたが、今回はスライサー。不本意ながら購入した安物スライサーではありますが、やはり速いです。

夜は一旦取り込み、ちょっと湿っぽいようだったので扇風機の風をあてました。

 

干しゴボウ

そして翌日また外で天日干し。
昼過ぎには、カラッカラに乾いてしまいました。
ゴボウのいい香りがふんわりします。

干しレンコン

レンコンもカラカラに。

スライスに失敗したカケラは、半干し状態のうちにひじき煮に使用してしまい、いい形のものだけ残しました。


干しゴボウ

ザルにほぼ一面にあったゴボウが、この1瓶におさまってしまいました。
ひとまず冷凍庫に入れてあります。 


干しゴボウは、水で戻すと生のゴボウと同様に使えるそうです。
(何しろ今回初めて作ってみたので、使ってみたこともないけれど)

ゴボウ料理というと・・・、豚汁とか、炊き込みごはん?(レパートリー少なし)

あと、このまま乾煎りすると、ポリポリしたゴボウチップになって、そのゴボウチップを煮出すと、、ダイエット(!?)効果のあるゴボウ茶になるとか。
(どうせ摂取するならば、食物繊維もまるごととれる干しゴボウ料理やチップの方がよさそうだけれど、煮出す、ってところにポイントがあるのだろうか?)



干し野菜は、何しろ洗ってあるし切ってあるので、生野菜から調理をスタートするより断然手間いらずな素材といえます。
上手に使いこなせるようになりたいものです。 



■参考情報
(1)干しゴボウの例 (ブログ)
 斜め薄切り、細切り(スティック状)など色々な切り方で切ったあと、全く水に晒さずに干しています。 

(2)干しゴボウの例 (ブログ)
 ささがきにし、水で晒してから干しています。 干しゴボウを使った料理も。

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黒千石

2012-04-05 | +野菜

 

黒千石大豆

これは何でしょう。

黒くてツブツブで・・・おなかの薬の百草丸?

いえ、もう少し大きめ。

とすると、あのいい匂い(Fujika私見)の、正露丸?

いいえ。こちらの方がやや小粒で、艶があります。

黒千石大豆

正解は、大豆です。

黒千石大豆(くろせんごくだいず)という品種で、正露丸を小さくしたくらいの大きさです。


黒千石大豆

乾燥した状態ではまん丸ですが、水で戻すと、楕円形の大豆のかたちになります(いつ見ても不思議で仕方ない)。

戻し汁は紫色に染まります。
お豆自体は緑色です。


調べてみました。

●歴史
黒千石大豆は、戦前には緑肥大豆として北海道十勝地方で広く育てられていたものの、栽培に手間がかかるため、1970年代には生産が途絶え、以降絶滅した品種と言われていたそうです。
しかし、熱意ある人々により、約50粒の種が発見されたのだそうです。
この50粒(発芽したのは28粒!)をもとに、研究所にて商業生産可能な量まで種が増やされました。
その後、特色ある農業生産物を求めていた北海道北竜町の有志が、栽培を開始することになりました。
のち乙部町など道内各地で生産されるようになり、現在は、情報共有や産地の育成強化を図るため「黒千石事業協同組合」が設置されているそうです。

●黒千石大豆の特徴
・粒が小さい。
・水戻し時間も通常大豆より短くて済み、数時間戻した後、電気釜でごはんと一緒に炊くことができる。
・他の黒大豆より、大豆イソフラボンおよびポリフェノールの値が高い
(Fujika感想:ポリフェノールが皮に含まれているとしたら、比表面積の高い小粒品種は単位重量あたりポリフェノール値が高くなるのは当たり前だと思う)
・免疫系にいろいろいい効果をもたらす物質が含まれている(他の大豆にはない)

●流通
「豆」として販売されているだけでなく、納豆、きなこ、黒豆茶などのに加工品も流通しているようです。



健康効果はともかく、何しろ小粒で可愛くて、黒豆とは別物のようです。
丹波種の黒大豆は、何やらおそれおおくて普段使いには出来ない気がしますが、この小粒ちゃんは親しみやすい感じ。

ひじき煮に入れてみたところ、黒地に黒の保護色で全然目立ちませんが、ほどよい歯ごたえで、美味しいです。
(水で戻した後、下ゆでなしで直接投入しても大丈夫)
ごはんに炊き込むのも、今度やってみようと思っているところです。


黒千石の納豆も、美味しそうです。
納豆、自分で作れたらいいなあ・・・。


■参考情報
(1)Wikipedia 黒千石大豆

(2)今回の購入先 こだわり食材.comアウトレット 

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ボレッキ風巻きパイ

2012-04-04 | +自家製バクラバ

ユフカを使って、塩味系のものを作ってみることにしました。

ボレッキ

イメージしているのは、こんな感じです。
生地に具を乗せて、くるくるロール状にして焼いてあるような感じです。
(2005/4/27ウィーンナッシュマルクトにて) 


型に詰めて焼くボレッキも、白いチーズを使うのが定番のようです。
スーパーに行ってカッテージチーズを探してみると、なんだかえらく小さいパックで、しかも高い・・・。
奮発してディルを買うことにしたので、チーズをさらに1パック追加するのは何だか贅沢しすぎなような。

悩んだ末、カッテージチーズ1パックとあと水増し用にとあるものを買って帰りました。


■■ユフカのロールパイ(ボレッキもどき)
■今回の材料
ユフカ 1枚
粒状カッテージチーズ 小さい方の1パック
厚揚げの皮をそぎ落とした中味(もしくは水切りした豆腐) 粗くくずす
カラシナのトウや葉を茹でたもの
ディル パセリ
オリーブオイル
卵(塗る用)

■作り方
(1)カッテージチーズ、和製チーズ(くずした豆腐のことね)、ハーブ、塩胡椒を混ぜておく。
(2)円形のユフカを半分に切り、円弧の側を手前にして配置する。
乾きすぎていたり、湿りすぎていたりすると破れやすいので、霧を吹いたり、具の水分の量に気をつけるようにする。
(3)まず全体にオリーブオイルを塗り、更に具をぱらぱらと広げておく。
一番奥側(直線のところ)数センチは、あまり具を置かないようにする。
(4)手前、つまり円弧の側からくるくると巻いていき、ゆるくカーブするように曲げて、とじ目を下にして天板に置く。
(5)表面に溶き卵を塗り、オーブンでしばらく焼く。

 

ボレッキ風

出来ました!
奮発してディルを買ったので、いい香り。
カッテージチーズに豆腐を混ぜたら、豆腐もチーズっぽく感じられるのでは、と期待しましたが、やはり豆腐部分は豆腐の風味がしっかりしました。 


ユフカはそうそう手に入るものではありませんが、春巻きの皮で代用してもいいかも。
揚げない分、春巻きよりもローカロリーかもしれません。
カッテージチーズを手作りすれば、コストダウンも出来ます。
(ユフカを作るという手もある。検索すると結構沢山手作りユフカのレシピが出てきます)
また今度作ろう☆


■参考情報
(1)ユフカのロールパイレシピ 
(トルコ在住の方のブログ)

コメント (4)
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手作りアラブ菓子:ナイチンゲールの巣(Esh al bulbul)

2012-04-03 | +自家製バクラバ

しばらく間が空いてしまいましたが、お友達から頂いたカダイフとユフカで作ったものを、記事にして行きたいと思います。
アラブ菓子については、思い入れが強すぎてうまく文章がまとまらないので、いっそ、ささっとまとめることにしよう・・・。

なお、カテゴリに「■アラブ菓子・中近東食材」というものを新設しました。
これまで買ったアラブ菓子や中近東食材、そして試行錯誤中ではありますが手作りのアラブ菓子もここに入れていきたいと思います。


ずいぶんとコメントのお返事が遅れていてすみません。しばしお待ち下さいませ。

============-

カダイフ(素麺状の小麦粉生地)が手には入ったら、まずやってみたかったものは、鳥の巣。
グーグルやユーチューブで作り方を検索したのですが、あまりよいサイトがありません。
かすかな手がかりは、バクラバも作っているミラノのパン屋さんが、「鳥の巣は作れないよ」といいながら手真似をした動作のみ。
左手の指に、何かを巻き付ける仕草をしたのです。

なるほど、そうやって「巣」を作るのね。

とりあえず、やってみます。

 

アラブ菓子OshElBulbul

素麺状の生地を適量右手でとり、左手の指に巻き付けて丸めます。
人差し指、中指、親指などいろいろ試しました。
また生地の分量も様々にして、高さが高いもの、低いもの色々やってみました。

アラブ菓子OshElBulbul

天板に並べて、澄ましバターをふりかけます。

ところどころナッツ入りのものがあるのは、ナッツをどの時点で入れるのか不明で、入れておくとどうなるのか実験してみたもの。 (焦げるので最初から入れておくのはよくないという結論)

アラブ菓子OshElBulbul

実家の電気オーブンで焼きます。
すると、高さが低いものから焦げてきました。

アラブ菓子OshElBulbul

多少の焦げムラは気にせず、全体がコンガリするまで焼きました。
ナッツをシロップにくぐらせてを穴に詰め、更にあと少々オーブンで焼きました。

アラブ菓子OshElBulbul

一個ずつ切り離して出来上がり。

全然自信がなくて適当に作っていましたが、何だか、本物に似てるのでは!!!


食べてみると、サクサクカリカリで、まさに鳥の巣!
初めてにしては、かなりよく出来ました。これで、もう外国から取り寄せなくていいかも?
もっと上達したら、アラブ菓子屋さんになれるかも☆
なんて妄想が広がります。


作り方と今後の課題を整理しておきます。その後レシピサイトも見付けたのですが、まだ不明な点は沢山あります。

■■アラブ菓子 ナイチンゲールの巣 Esh al bulbul
■材料・道具
クナーファ
澄ましバター
好みのナッツ(ピスタチオ、松の実、カシューナッツなど)  乾煎りしておく
シロップ 砂糖と水 同重量、風味付けとしてローズウォーター もしくは柑橘の皮、果汁 
霧吹き(水を入れておく)
丁度指がはまる程度の丸形(あれば)

■作り方
(1)まずシロップを作る。
同重量の砂糖と水に、ローズウォーター適量を混ぜ、数分煮立ててさましておく。
今回はローズウォーターをつかったが、代わりに柑橘の皮と果汁で風味付けしてもよい。
(2)クナーファを適宜ほぐす。乾燥して折れやすくなっているようであれば、霧吹きで水分を補給し、湿らせる。
(3)適量のクナーファを右手にとり、左手の指に巻き付けるようにして、「巣」をかたちづくる。
指1本だと穴がとても小さくなるので、何か筒状のもの(クッキーの丸形など)を指に嵌めるとよいかも。
(人差し指と中指2本を芯にしてみたが、抜きとりにくい)
これを、相互があまり密着させないように天板に並べていく。
隣同士がくっついていると、側面が焼けにくく、また絡まり合ってあとでバラすのが大変です。
(4)澄ましバターを、クナーファ全体に垂らしかけ、オーブン170~180度程度でこんがりしてくるまで焼く。
(5)乾煎りしたナッツをシロップ適量の中に浸しておく。
鳥の巣を一旦オーブンから出し、巣の中に、ナッツを一つずつ詰めていく(かなり辛気くさい作業)。
全部詰め終わったら、再度オーブンに戻し、シロップが乾くまで焼く。
この仕上げ焼きで、ナッツと巣が密着する効果があるような気がする。
サクサクに仕上げたい場合はこれで出来上がり。
(6)もし、じゅわっとシロップが染み出すようにしたければ、巣を大きめに作っておき、出来上がりにシロップを染みこませるといいかも。(よく分からないけれど)

■今後の課題
・巣の穴が小さくて、ナッツを詰めるのが大変だった。
カシューナッツ2個、ピスタチオ3個くらいは入れられるような穴がよい。細い丸形を探してみるべし。
・もうすこしコンガリ焼いてもよかった。焼きが甘いと、焼き上がりはサクサクなのだが、湿気やすいという問題がある。
・ナッツは数種類同時に作ると、出来上がりが色とりどりで綺麗。次回も色々用意するとよい。



これまで買ってきた 鳥の巣/Osh El Bulbul/bird’s nest の写真を、サイズが小ぶりな順に並べてみます。

サイズにかかわらず、今回のようにオーブンで焼くタイプと、多めの油で揚げる(もしくは大量の油を天板に注いで焼く?)タイプがあると思われます。
オーブン焼きタイプは食感がサクサクハラハラと、とても軽めです。 

シリア産 Semiramis。
どこよりも背が低く作ってあり、ピスタチオは3個。焼き色も浅め(今回私が作ったものに近い)
甘さとても控えめで、クナフェがと~ってもサクサクで、止まりません。

今回作ってみて思いましたが、背を低く、小さく作る方が難しいです。 一体どうやって成形しているのか想像もつきません。

シリア産GRESAM。
ウィーンで購入したもの。
サクサクで、背も低いタイプです。 
Semiramisよりも焼き色強め。 

シリア産 Rashad。
友人に頼んでウィーンで買ってきてもらったもの。 
濃いめの焼き色で、とてもサクサクしています。
やや背が高め。 
レバノン産 Al Bohsali。
ネットで購入し取り寄せたもの。
焼き色は薄いが、Bormaブルマの外側のようにしっかり固めで、サクサクというよりはバリバリ。油で揚げてあるのかも。

下半分には蜜がしっかり沁みて上は蜜が少なめで,ナッツは上側にだけあります.

2008/01/23レバノン産RafaatHallab&Sons

レバノン産Rafaat Hallab & Sons。
クナフェの盛り上げ方がこちらが高く、焼き色も強く、シロップも多めに染みこませてあります。
ピスタチオの数も多いです。

固めの歯ごたえだったので、おそらく揚げてあるのだと思います。 

ウィーンのナッシュマルクトでダンナサマが買ってきてくれたもの。ショーケースから1個ずつ買ったため産地は不明。

かなり大きくて、極細のクナーファをたっぷり使ってあります。おそらくオーブン焼きタイプ。上はパリパリしていますが、下の方はじゅわっとシロップが染み出してきます。


■参考情報
(1)トルコのオリーブオイル ドアル
日本国内で作られたカダイフ(クナーファ) 500g 1650円。
今回はこれを使いました。

(2)冷凍カダイフ(楽天 世界の食品市場ニッショク)
500g 840円

(3)冷凍カダイフ(楽天 イーワールドマーケット)
フランス産 500g 1400円

(4)ナイチンゲールの巣のレシピ  (英語。写真あり)

(5)YouTubeナイチンゲールの巣を作っているところ
 (アラビア語? 前半は違うもの。3分くらいから) 
 エジプト?のシェフ osama氏による料理番組のようです。 
 油で揚げてあります。 

(6)YouTubeナイチンゲールの巣を作っているところ
親指をテーブルに突き立てるようにし、その周りにクナーファを巻いています。
ナッツを詰めてからオーブンで焼くようです。

(7)YouTubeナイチンゲールの巣を作っているところ
料理番組。円筒形の木べらの柄にぐるぐる巻き付け、ぎゅうぎゅう握ってかなりしっかり固定しています。
その後は油で揚げています。 

コメント
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