ヨメナ、という野草があります。
名前は以前から知っていましたが、どうやら食べられるもののようです。
「何でこれが野菜として売られていないのか不思議なくらいである」
と、あるベジタリアンの方のブログで読み、俄然興味が湧いてきました。
そんなに美味しいなら私も食べてみなきゃ!
ネットで検索してみると、花の写真(都忘れのような可愛い花)ばっかり出てきて、葉っぱ(新芽)の様子がよく分かりません。
同定には不安が残りますが、ヨメナもヒメジョオンもハルジョオンもどれも食べられるみたいなので、まあいいや。
とりあえず、散歩へ!
まずは茹でたものを味見。
葉っぱが薄く、加熱するとヘタっとする春菊とは違い、毛羽のせいで肉厚に感じます。
ウコギとミントを足したような、もしくはシドケとフキノトウを足したような、つまり春菊にパンチを効かせたような、えもいわれぬ香り高い味わいです。
細かく刻んでごはんに混ぜて、ヨメナ飯。 (茶色いものはウドの味噌漬け) |
|
こちらは、ウコギごはんにヨメナのおひたしをトッピング。 山菜風味が倍増して、すごく美味です。 |
●ヨメナのおすすめ料理(全て茹でて水で晒した後に調理)
・おひたし
・細かく刻んでヨメナごはんやパスタ
・ニンニクとオリーブオイルでの炒め物
・ジェノベーゼソース(リンク先にレシピあります)にしてパスタ
・すき焼き (春菊よりパンチが効いていて美味しそう)
・胡麻よごし (表面のザラザラのおかげでよく衣が絡まっておいしそう)
・白和え (まったりしがちな白和えも、ヨメナの香りでメリハリが出そう)
ではでは、もう一度ヨメナを摘みに、一緒に春の道ばた摘み草に参りましょう。
食べられるもの、そうでない(分からない)もの、色々な草が生えています。
■参考情報
(1)はぐれベジ・貧乏派 ベジタリアンの方のお料理ブログ
迫力のある文体で、実験・実践精神に溢れ、写真やイラストも充実した大変面白いブログです。最近お友達から教えて頂き、すっかりはまって全部読みました。
発酵もの全般(パン、麹、テンペ等)の達人です。
・野菊の墓荒らし (ヨメナやヒメジョオンのレシピ)
(2)ギシギシとスイバの見分け方 (ブログ)
葉っぱの下端の形が、エッジのある矢尻状の方がスイバだそうです。
(3)畑に植えてあったノビルでのピクルス作り (当ブログ)
掃除が超大変で懲りました。
(4)http://stmtk.exblog.jp/7897378/ギシギシの採集と料理 (ブログ)
こちらではツノ状の新芽のところだけ摘んでいますが、他のブログを見ると若い葉っぱも食べられるようです。
(5)スイバの赤い葉っぱでジャム (ブログ)
葉っぱでジャムとは、なんとびっくり!ルバーブで出来るのだから確かにスイバでもいいのか?
(6)スイバとギシギシは、ブログを見ても間違えているものもあります。
ギシギシの地方名がスイバ(スカンポ)だったり、イタドリまでスカンポと呼ばれたりなど、色々とが混同があるようですが、新芽部分はどちらも食べられるようです。
味がどう違うかは、どちらも食べたことがないのでまだ分かりません。
(7)イタドリの料理法 (当ブログ)
土地によってはイタドリをスカンポと呼ぶそうです。
イタドリ、スイバ、ギシギシ、ルバーブ、どれもタデ科。
イタドリでジャムを作ることも可能だそうです(まだやったことはありませんが)