今回マレーシアで行われている東アジアZOUKフェスティバルでのアジア・チャンピオンシップにおいて3位をいただいた。
思えば2000年からサンバとサルサを始めて、その年の冬にガフィエラに出会い、その次にランバダやズークを習うようになった。
子供の頃から運動音痴で高校から空手を始めて20代は武道修行に明け暮れていたけど、ダンスなんかまったく自信はなかった。
ブラジルに渡ったのもただただ本場でZOUKやサンバを習いたかっただけ、しかも覚えるのが人一倍遅い自分は5年かければ人並みに踊れるだろうという事で、結局5年ブラジルに住み着き帰ってきた。
日本に帰ってからもやる事がないからイントラを始めたのであって、特別なものを持っているわけでもなかった。
ただその頃はまだ日本にリオスタイルのZOUKが無く、昔の仲間に音楽を聴かせても「どのダンスで踊るの?」なんて言われていた。
そして、なかなか生徒も多く集まらずいつも家計は火の車どころか炎の車。借金地獄になりながらも好きな事を止められない、いつかはもっと人気が出る、の一心で今日まで突っ走ってきた。
そして3年前から参加しているマレーシアのZOUKフェスティバルに今回はコンペティションで出ようという事になり、今回の結果をいただいた。
振り返れば自分にあるのはただただコツコツと持続してきただけである。才能もセンスもないけど、これだけはあったのである。
時代はインスタントを求め、二カ月で結果を出すとか、聞くだけで喋れるようになる、なんて謳い文句の商品ご多く出ている。
それだけ現代人は忙しいのであろう。
しかし、物事を習得するのは時間がかかるという事を知って欲しい。
イントラ生活は7年を過ぎたけど、残っている人より辞めていった人は多い。ちょっとした事ですぐ挫折するのは本当に勿体無いと思う。
持続する心こそ夢が叶うのである。
Zouk ArtDance Company
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