帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

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スズキ・キャリィ アイドリング不調修理 その2

2024年03月22日 | 

3月5日の日記に書いた スズキキャリィのエンジン不調の続きです。

この記事は、ターボ交換見たいに簡単な物では無いので、 一応日記にはしていますが細かく紹介していません。

理由は、 測定器(マルチテスター等)と、車の電子制御系に関する知識が無いと、整備や調整ができないんです。

 

以前、そのまま善意で紹介した挙げ句に”意味不明のクレーム”を受けたことがあり、本当に申し訳ないです。

日記を見て、自分で勝手に真似した挙げ句に、「上手くいかなかった!」と因縁めいた事をされたのですが、

こうしたブログの記事は、 やってくれとはどこにも書いてないし、それを元にやるのは自己責任が原則であるはずが、

そうでは無い輩もいる。

一人でもそういったのが居ると、どうしてもそうなってしまいます。

大変申し訳ないのです。

 

話を戻します。

3月5日の日記では、ISCVとスロットルの清掃で、 とりあえずエンジンの方は一応?良くなったのですが、

”それでも時々おかしくなる事が起きる”、という業者さんの話でして、となると、やはりバルブ交換かな~と思う翔。

 

早速新しいバルブを取り寄せて、取り付けては見たけれど、なぜか今度はハンチングするようになってしまった。あららら

ECMを学習させにゃ~ならんかな?と、リセット(バッテリー解放30分程度がベスト)をして学習モード(IGキーをACCに10秒そしてOFF、

出来れば数回繰り返し)にさせてエンジン始動。

 

で、よくなったのか?というと、暖気終わって、一見アイドリングが安定しているようにみえたんですが、一度エンジンを停止させた後に、

再度スタートするとハンチングが発生する。

で、元のISCVバルブに戻すと何故か安定していて、 でもって再び新品に交換するとハンチングを始める。

 

となると・・・・・・

スロットルポジションセンサーが疑わしくなってくる。

ISCVは 5000円くらいで買えるけど、 スロットルポジションセンサーは 万に近い価格で、

おいそれと交換できる感じじゃ~無い。

 

センサーの構造は基本的に摺動抵抗なので、 もしかすると元のセッティング位置がガリΩになっていて、

きちんとした電圧がでていないか、出ても不安定な電圧の可能性が有る。

交換するか、ガリΩのところを外して新たにポジション取るか?になるわけで、とりあえず調整することにしました。

 

配線コネクターを外し、 冷却水ラインを外さないままでスロットル本体をとりはずすと(ギリギリスタッドボルトから引き抜けます)、

ポジションセンサーを固定しているネジを弛めます。

センサーがギリギリ動く程度にネジを締める様に調整して、そのままスロットルを取り付け、そしてエンジンを再始動。

スロットルポジションセンサーの、 3ピン端子の真ん中とアース間電圧をテスターで測り、電圧が0.85V位になる様に調整を行う。

ネジ弛めてありますから、簡単にセンサーが動いてしまうので、 きっちり手で押さえながら電圧を調整。

これが正確に合わせるのは難しくて、自分の場合0.86~0.88Vの間で調整。

元の設定値が多分0.82~0.85Vでそのエリアでハンチングを起こしているのだとすると、

それより少し上の電圧にする必要が有ります。 *電子部品の構造的な物でそうしています。

ここでOKという位置で、 細いキリみたいなもので、 合いマークをセンサーとスロットルボディに付けると、エンジンを停止。

 

再びスロットルボディをはずして、先ほどの合いマークを合せて、今度はネジをきっちり固定。

それを取り付けてエンジン始動して、 電圧を測定。

 

希望の電圧に合うところまでは、その作業の繰り返しでして、 結局0.88Vでよしとしました。

ちなみに電圧が高くなる程、ECUはスロットルが開かれているとしてエンジン回転が上がります。

 

ISCVのセットは調整前のままですので、 新たに学習させる必要が有りますから、ECUをリセットして 学習モードに、そしてエンジンスタート

 

あたりまえですが、 調整が終われば暖気が終わってもハンチングは発生しません。

再スタートしても問題なし。 

 

冷寒始動にきっちり合わせたい場合は、数日にわたって朝にしたりして、エアコンやライト他、消費電力を色々と変えたりして学ばせていきます。

実際はそんなに神経質になる必要は無く、一度決まれば普通に乗っている間に学習していきます。

 

今回は自分の車ではなく、人からの以来物なので、あえて3日程やりました。

 

今日は引き渡し前の最終なので、もう一度確認の為に電圧チェック。

測定器には0.88Vと表示されています。

次に測定器をオシロスコープモードに切替えて、 信号の状態をチェック。

ECUのチェックが入る処が良く表示されていますが、 信号(DC波形)としては落ち着いていますので、

これで問題は無いでしょう。

しかし・・・・・・今日も寒くて、 やたらと風に悩まされた一週間だったな~なんて思います。

というか、今日もそれなりの風は吹いていますが(笑)

 

 


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