昨日は実家で親爺と過ごし、 今日は再び依頼リフォーム現場。
見事に「寒いぞ~~~~!!」今日も!(笑)
一昨日は、階段直上の天上と壁、廊下部分(踊り場)の天井張りまでやりました。
今日は、階段天井の残り一部分と、出来れば階段を挟んだ両サイドの壁張りまで全部やりたい・・・ 。
「まっ!」 そんなわけで、開始しますが、 すぐに問題が発生。
ここは階段の傾斜にあわせた”斜め天上”になる部分なのですが、 とんでもない施工がされてました。
3本有る野縁の2本を取り外したところで写真を取りましたが、この様に最悪の施工をしています。
もう少し分りやすくしたのが下の写真ですが、まずはど真ん中の野縁、 黒線が本来の取り付け位置。
実際は赤線の様に斜め取り付け。
いい加減なんてもんじゃ~無い事は、素人でも一目で判る。
それも、きちんとカットしていない出っ張らせ?柱に、横から釘一本で打ち付けているという、適当ぶり。
これを一般的に、ウンコ施工?といいます。←嘘 ぶぁはははは!
次に、羽子板ボルトの施工がいい加減。
それにより、黄色線の処にある野縁の取り付けも、これまたいい加減でした。
ちなみに、オレンジ四角の処に羽子板ボルトの頭が来ていまして、 ただしこれは、闇雲に通して締めているだけという横着施工。
刻んでナットとボルトが出っ張らない様に埋没させるとかする、最低の処理すら出来てません。
なので、 この写真みたいにもろに出っ張っています。
”この上に壁を造るのが解っている”のにこうした事をしていた訳ですが、最終的にこのまま上に”無理矢理”壁を造り上げていたという、呆れて物が言えない状態。
まあ、大工なんてのは、見えない部分で平気でこういったことをやります、
マジで実際に、 ウンザリするほど見てきましたので。
それ以外に、右のベニアが下に行くと斜めに捲れ上がっているみたいに取り付けられ(緑&赤矢印)、無理矢理釘で打ち付けてありました。
*黒線は垂直線です。
すでにこの付近の壁は全部壊してしまったので、元の状態は日記を読んでいる方には想像できないかと思いますが、
このベニアの上に壁下地ボードを打ち付け、そして砂壁を塗り塗り、さらにその上にモルタル施工+外壁と同じ塗装という、例のアホ満点の処理がされていました。
ちなみに、壁厚は25~30mm程度も有って! それ故にいい加減な施工が”判らない”状態でしたよ! なははは!
こういったのが施工時に出てくると、唯々時間だけが無駄に消費されてしまう訳でして、まあ、
対処法を考えている為ですけれど、リフォームする側にとって溜まったもんじゃない。
とりあえず、こんないい加減なままで壁を打てないし、斜め天上すらも施工は出来ません!
ので、そのひん曲がりベニアを撤去。
新たにボードをカットして取り付け、 野縁も再カットして取り付け。
取り外したベニアの有った処は、 二階和室の収納部分の下で、このままでは強度不足なので、
後で補強(合板打ち付け予定)します。
さて、問題は左側。
まずは斜めになって”出っ張り取付け+ひん曲がって邪魔になって”いた柱を、コードレスカンナで処理。
でないと、ボードがこの部分だけ派手に出っ張りますから。
次に、ボードをカットし、二分割で張り付け、野縁も打ち付けています。
すでに野縁で見えなくなっていますが、羽子板部分とか、ボルト部分とかはボードを削ったりして避けています。
さらに、上記の、オレンジ矢印の出っ張りボルトですが、 一度弛めて取り外し、刻んで埋没取り付けする予定でしたが、
全く緩みませんで、なのでナットから飛び出した、邪魔なボルト部分のみカットしました。
*普通は、緩んだときのために最低3山ほど頭を出す物です。
サビで完全に固着一体化しているので、緩む気配すら有りませんので、 問題なしと判断しました。
ここまで施工するのに、1時間半以上を消費という、半端ない時間の無駄。 ったく・・・・
そんなわけで、 残りの残りの壁施工に入りたい処ですが、 その前に、階段桁の上面についていた薄汚いシリコンコーキングを、サンダーにて取ります。
ボードを張ってしまうと、この作業ができません。
ちなみに、これを取らないと、仕上げの塗装とかした場合にこのシリコンが弾いてしまい、上手く塗れないことになる・・・・
ボード張りは左側から開始。
ちなみに、この先、”階段天上とかのクロス張り”をする時の為、足場となる部分までは覆わずに開いたままにしておきます。
同じく右側を施工。
この後、さらに続けて下の方までボード張りしたかったのですが、 余計な物が柱とかに大量に付着したり、
柱に固定されて残ってまして、
まあ、例の”砂壁+モルタル”とかですが、これを全部バールでこそぎ書き落とし、余計な固定材等を外して、それらのゴミを片付けていたら、もう3時近くに、 汗
普通はこれで帰宅という事になるのですが、今日は風が強いですから、上記の作業時に各部屋に舞い込んだ細かいホコリを出すには絶好条件。
ボードやモルタルを壊した際に、どうしても出る粉塵や、あちらこちらに詰まっていた長年のホコリとかが大量に落ちてきて、それが飛散して各部屋に入り込むんです。
まずは箒がけ、そして掃除機がけ、最後に各部屋の窓を全開にすると、
ブロアーにて外に吹き飛ばし~~~~!!
風の無い、天候の穏やかな日にこれやるとクレームが来る可能性がありますが、今日の北風暴風じゃ~ 地面から舞い上がるホコリの方が圧倒的に多いし、そもそも、北風故に誰も窓を開けてませんので (笑)
そんなわけで、階段左右の壁張り準備は完了。
次回は下までボードを張っていく予定です。
写真を取りながら思ったのは、こっち側はスケルトン?状態の方が明るくていいな~・・・・ とか。
あえてそうしても良いんですけど、この家の造作のいい加減さや酷さがもろに出ていまうのと、やる場合は、かなりお金がかかります、当然の事ながら・・・
いっそ! こんなゴミみたいな階段は全部壊してしまって、自分で美しく綺麗な階段に造り直そうかいな?と思ってしまう、翔でした。