先日、千葉県の小学校で、給食のパンをのどに詰まらせた児童が死亡する悲しい事故
がありました。船橋市教育委員会は、「対応に問題はなかった」と会見し、報道も
その子供がパンをふたつに割って一気に食べたこと、またコンニャクゼリーの影響で
パンの作りなどに問題があったのではないかとする呆れた報道がされています。
しかし、これは明からに防ぐことのできた死であり、基本的な処置に大きな過ちがあった
ことが見逃せません。子供の食べ方は良くなかったものの、救急法が徹底していれば
死なずにすんだはずです。
パン、ゼリー、おもちでも何でも、のどに食べ物を詰まらせた場合、5分以内に
とにかく取り除くことが鉄則です。救急車を待っていてはダメなんです。
のどに見える場合は、はしやピンセットで押し込まずに取り出す。(掃除機で吸うことも)
それがダメな場合は、背中を強めに叩く、または、子供の背後に立ち、腰の横から
両腕を回して握り、その両手で胃を押し上げるなどして、とにかく吐かせる処置を
しなければなりません。その後、呼吸ができてなければ人工呼吸します。
この First Aid の処置が一切行われていなかったどころか、スープを飲ませる
(=パンが膨らむ)、横にするなど、誤った処置をしたため死に至ってしまったのです。
AEDも持ち込んでいたようですが、その前にやらなくてはいけないことがある!!
アメリカでは、学校や幼稚園で働く人、ベビーシッターは、必ずFirst Aid(救急法)の
ライセンスを取得が義務なので、このような事故で死に至るケースは考えられません。
レストランでも、のどに詰まらすチョーキングの事故が多いので、マクドナルド
のバイトの子でさえも処置法を知っていますし、大きくポスターも掲示されています。
今回とても悲しいことになってしまいましたが、これを機に、日本の教育委員会は、
教職員への救急法の指導を実施し、二度と起きないように努力するべきだと思います。
愛犬がのどに食べ物を詰まらせてしまった時も、人間とほぼ同じ処置をします。ご参考まで。
<犬がのどに食べ物を詰まらせた場合> ASPCA Pet First Aid より
①口を開けさせ、のどに詰まっているものが見える時は、ピンセットなどで取り除く。
この場合も、絶対に押し込まないこと。
②①がダメな場合は、犬の背中から腰のくびれにの前あたりに両腕を回して握り、
その両手で胃を胸に向かって押し上げて吐かせる。出るまで数回繰り返す。
③その後、息をしていないようであれば、口を押さえて、犬の鼻から息を吹き込む。
(小さい犬の場合は、口と鼻の両方に吹き込む)

私が参加した↑ ペットの救急講座の詳細は、こちらから
人間用の救急講座はこちら
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その子供がパンをふたつに割って一気に食べたこと、またコンニャクゼリーの影響で
パンの作りなどに問題があったのではないかとする呆れた報道がされています。
しかし、これは明からに防ぐことのできた死であり、基本的な処置に大きな過ちがあった
ことが見逃せません。子供の食べ方は良くなかったものの、救急法が徹底していれば
死なずにすんだはずです。
パン、ゼリー、おもちでも何でも、のどに食べ物を詰まらせた場合、5分以内に
とにかく取り除くことが鉄則です。救急車を待っていてはダメなんです。
のどに見える場合は、はしやピンセットで押し込まずに取り出す。(掃除機で吸うことも)
それがダメな場合は、背中を強めに叩く、または、子供の背後に立ち、腰の横から
両腕を回して握り、その両手で胃を押し上げるなどして、とにかく吐かせる処置を
しなければなりません。その後、呼吸ができてなければ人工呼吸します。
この First Aid の処置が一切行われていなかったどころか、スープを飲ませる
(=パンが膨らむ)、横にするなど、誤った処置をしたため死に至ってしまったのです。
AEDも持ち込んでいたようですが、その前にやらなくてはいけないことがある!!
アメリカでは、学校や幼稚園で働く人、ベビーシッターは、必ずFirst Aid(救急法)の
ライセンスを取得が義務なので、このような事故で死に至るケースは考えられません。
レストランでも、のどに詰まらすチョーキングの事故が多いので、マクドナルド
のバイトの子でさえも処置法を知っていますし、大きくポスターも掲示されています。
今回とても悲しいことになってしまいましたが、これを機に、日本の教育委員会は、
教職員への救急法の指導を実施し、二度と起きないように努力するべきだと思います。
愛犬がのどに食べ物を詰まらせてしまった時も、人間とほぼ同じ処置をします。ご参考まで。
<犬がのどに食べ物を詰まらせた場合> ASPCA Pet First Aid より
①口を開けさせ、のどに詰まっているものが見える時は、ピンセットなどで取り除く。
この場合も、絶対に押し込まないこと。
②①がダメな場合は、犬の背中から腰のくびれにの前あたりに両腕を回して握り、
その両手で胃を胸に向かって押し上げて吐かせる。出るまで数回繰り返す。
③その後、息をしていないようであれば、口を押さえて、犬の鼻から息を吹き込む。
(小さい犬の場合は、口と鼻の両方に吹き込む)

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