マックスの葬儀は、府中市にある
慈恵院というお寺にお願いしました。
大型犬なので、きちんと火葬してもらえる施設の所をと思ったものです。
(ドッグランもありました!! 多頭飼いの方が遊ばせていました。)
しかし、葬儀当日は、長男の学芸会。本人は、昨夜から行かないと言い張っていましたが
帰国して新しい学校で初めての学芸会……何とか送り出しました。
学芸会終了後すぐにお寺に行かないと間に合わないため、マックスを車に乗せて
学校へ連れて行き、校内の日の当らない木陰に駐車させて頂きました。
学校へ向かう際に見えた富士山……雄大で心洗われるような美しさでした。
マックスが、富士山を見たら思い出してほしいと言っているように感じました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/0b/6e51769aa4af770e484873cbe9fad912.jpg)
先輩が送ってくれたこの日の富士山の写真
さて、お寺に到着し、受付を済ませると、マックスを棺に移し、お花やフード、手紙
などを入れてきれいにしました。お経を唱えて頂き、火葬が終わるまで墓地をお散歩。
お寺に戻ると、もう誰もいなくて、マックスがこの日最後の火葬だったとのこと。
係の方に案内され入ると、白い骨がきれいに並んでいました。
それを見たら、頭が真っ白になってしまい声も出せず立ちすくんでしまいました。
分かっていながらも、とてもショックだったのですが、私以上に最後の最後まで
泣いて火葬を反対していた長男が泣き崩れてしまって大変でした……。
係の方は、私と長男が落ち着くのを待って、マックスのお骨について説明して下さいました。
何よりも救われる思いがしたのは、マックスの骨が、足の指までもきれいに残されていて
いわゆる、のど仏(本当は第二頸椎)の骨もあったことです。
のど仏の骨は、仏様が手を合わせて座っているかのようでした。
頭(精神)と体をつなぎ止めている所に、仏様が手を合わせているというこの骨は、
人間と動物に違いはなく、「すべてのものに仏が宿る」とおっしゃるお釈迦様の
言葉に納得させられる思いがしました。
3人でお骨を拾い、思っていた以上に大きな骨壷に納めました。
大きな顔が特徴だったマックスは、頭の骨も立派でした。
本堂へ移動して、お経をあげて頂きました。
マックスも別に仏教徒ではないので、不思議な思いだったかもしれませんが
私達としては、きちんとできたことで少し気持ちが落ち着いたように思います。
マックスのお骨は、自宅に持ち帰り寝室に置いてあります。
私が死ぬまで一緒だからとマックスには約束したので、私自身の骨をどのように
処理するかはまだ決めていませんが、自宅で保管しようと思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/2b/b92630897c07d653a5b4a9a1d014a6b6.jpg)
実家に立ち寄ると、母が不思議な取り合わせの花束を準備してくれていました。
ひまわりは、マックスが私達の太陽のような存在だったことを意味し、
スイートピーの花言葉は、「やさしい思い出、わたしを忘れないで」であり
優しいマックスのような花だからとのこと。主人は、これを聞いて号泣でした……。