プリンストンに暮らす

ドイツ&アメリカでの駐妻生活を終えて帰国しました!!

マックス三回忌

2012年11月30日 | マックスとの暮らし
今日は、早いものでマックスの三回忌。
涙する夜は減りましたが、やっぱりまださみしいです。
そして、まだ新しい家族を迎え入れる勇気が持てずにいます。

そんな私に友人が送ってくれたリンクがこちらです。


死ぬのが怖いから
飼わないなんて、
言わないで欲しい。

おうちを汚すから飼わないというなら、
犬はお行儀を身につけることができる。

留守がちだから飼わないというなら、
犬はけなげにも、孤独と向き合おうと努力するかもしれない。

貧乏だから飼わないというなら、
犬はきっといっしょに貧乏を楽しんでくれる。

だけど・・・死ぬのがこわいからと言われたら、
犬はもうお手上げだ。すべての犬は、永遠じゃない。

いつかはいなくなる。でもそれまでは、
すごく生きている。すごく生きているよ。

だぶん今日も、日本中の犬たちはすごく生きていて、
飼い主たちは、大変であつくるしくって、
幸せな時間を共有しているはず。

飼いたいけど飼わないという人がいたら、
伝えて欲しい。犬たちは、
あなたを悲しませるためにやっては来ない。

あなたを微笑ませるためだけにやってくるのだと。

どこかの神様から、ムクムクしたあったかい命を
預かってみるのは、人に与えられた、
素朴であって高尚な楽しみでありますよと。

Facebook「みんなやさしくなあれ」より


初公開!!マックスの弟

2011年02月16日 | マックスとの暮らし
今月初めからようやく海外にいる友人へマックスのことについて
手紙を出していました。英語なので、一日一人のペースで……。

私達夫婦にもしものことがあったら、マックスを引き取ってもらう約束をしていた
マックスの実弟と暮らしているドイツ人の友人からもメールをもらいました。

実弟トーンは、のんびり(ラブの才能を使うことなく??)しているとのこと。
元気そうで嬉しい!!



マックス兄弟は、ベルリン郊外のマグデブルグというビスマルク宰相の故郷で生まれました。
両親共に黒ラブで、生まれた5匹のうち、一匹がチョコレート(♀)であとはすべて黒(♂)

生後4週間の時に友人の紹介で見学に行き、一番体の大きかったマックスを指名して
生後8週間になった時に引き取りに行きました。(ドイツの法律で決められています)

住んでいたミュンヘンからは車で8時間かかるので、いつもブリーダーさんの
お家に泊めてもらっていました。(ドイツ語ができない時だったので大変でしたが…)

引き取ったマックスを見た友人トーマスは、すぐに反対するお腹の大きかった
奥様を乗せて、最後の一匹を引き取りに行ったのでした。

ドイツ滞在中は、ほぼ隔週ペースで、家族一緒に散歩したり、彼の家の広い庭で
二匹を遊ばせながらBBQしたりしていました。

本当に楽しそうに遊ぶトーンとマックスの姿、今でも思い出されます。

トーンは、元気にマックスの分も長生きしてほしい!!

四十九日と初誕生日

2011年01月17日 | マックスとの暮らし
今日は、マックスの四十九日でした。
仏教では、四十九日に次に生まれ変わる場所が決まるということですが、
長男によれば、先週また同じ夢を見て、マックスがまた黒い犬に生まれ変わって、
ガソリンスタンドで誰かを待っていたそうです。黒い犬が気になっちゃいます。

マックスは、いつも私たち家族に温かく寄り添い、誰にでも優しく接し、
悪いことは何もしなかったので、きっとまっすぐ天国へ走って行くことができ
今頃はまだ走り回っているのではないかと思います。

そして、今日は次男の1歳のお誕生日でもありました!!
鯛もお赤飯も、そしてお兄ちゃんと一緒にキャンドルを吹き消したケーキも
嬉しそうに食べていました。元気いっぱいに育ってくれて本当に嬉しいです。



でもやっぱり、この喜びをマックスと一緒に分かち合い、一緒にお祝いしたかった……。

昨年は、マックスの急逝に、打ちひしがれそうなほどの悲しみに暮れましたが
たくさんの方からの温かい励ましを頂き、これまで支えて頂きました。

これからは、マックスがいつまでも見守ってくれることを願って、
マックスが大好きだったみんなの笑い声がたえない家にしていけるよう
心のキャパも広げ、一日一日を大切に過ごしたいと思います。


初七日のピクニック

2010年12月06日 | マックスとの暮らし
悲しみに暮れて、何もしないでいても、時間は過ぎていくようです。
マックスもお骨になってしまい、初七日を迎えました。

長男の学校もお休みで、とてもいいお天気だったので、
マックスと最後のピクニックとなった昭和記念公園の片隅へ
ベビーカーにマックスのリーシュを乗せて出かけました。



やっと寒くなって、これからもっとマックスとピクニックに
来るつもりだったんですが……。

夕陽を見つめるマックスの横顔……どんなことを考えいたのでしょうか??



でも、この場所にいると、マックスと過ごした穏やかな時間が思い出され
家ではあんなに泣いていた涙もでず、不思議に癒される思いがしました。

美しい富士山

2010年12月04日 | マックスとの暮らし
マックスの葬儀は、府中市にある慈恵院というお寺にお願いしました。
大型犬なので、きちんと火葬してもらえる施設の所をと思ったものです。
(ドッグランもありました!! 多頭飼いの方が遊ばせていました。)

しかし、葬儀当日は、長男の学芸会。本人は、昨夜から行かないと言い張っていましたが
帰国して新しい学校で初めての学芸会……何とか送り出しました。

学芸会終了後すぐにお寺に行かないと間に合わないため、マックスを車に乗せて
学校へ連れて行き、校内の日の当らない木陰に駐車させて頂きました。

学校へ向かう際に見えた富士山……雄大で心洗われるような美しさでした。
マックスが、富士山を見たら思い出してほしいと言っているように感じました。


先輩が送ってくれたこの日の富士山の写真

さて、お寺に到着し、受付を済ませると、マックスを棺に移し、お花やフード、手紙
などを入れてきれいにしました。お経を唱えて頂き、火葬が終わるまで墓地をお散歩。
お寺に戻ると、もう誰もいなくて、マックスがこの日最後の火葬だったとのこと。

係の方に案内され入ると、白い骨がきれいに並んでいました。
それを見たら、頭が真っ白になってしまい声も出せず立ちすくんでしまいました。
分かっていながらも、とてもショックだったのですが、私以上に最後の最後まで
泣いて火葬を反対していた長男が泣き崩れてしまって大変でした……。

係の方は、私と長男が落ち着くのを待って、マックスのお骨について説明して下さいました。

何よりも救われる思いがしたのは、マックスの骨が、足の指までもきれいに残されていて
いわゆる、のど仏(本当は第二頸椎)の骨もあったことです。

のど仏の骨は、仏様が手を合わせて座っているかのようでした。
頭(精神)と体をつなぎ止めている所に、仏様が手を合わせているというこの骨は、
人間と動物に違いはなく、「すべてのものに仏が宿る」とおっしゃるお釈迦様の
言葉に納得させられる思いがしました。

3人でお骨を拾い、思っていた以上に大きな骨壷に納めました。
大きな顔が特徴だったマックスは、頭の骨も立派でした。

本堂へ移動して、お経をあげて頂きました。
マックスも別に仏教徒ではないので、不思議な思いだったかもしれませんが
私達としては、きちんとできたことで少し気持ちが落ち着いたように思います。

マックスのお骨は、自宅に持ち帰り寝室に置いてあります。
私が死ぬまで一緒だからとマックスには約束したので、私自身の骨をどのように
処理するかはまだ決めていませんが、自宅で保管しようと思っています。


実家に立ち寄ると、母が不思議な取り合わせの花束を準備してくれていました。

ひまわりは、マックスが私達の太陽のような存在だったことを意味し、
スイートピーの花言葉は、「やさしい思い出、わたしを忘れないで」であり
優しいマックスのような花だからとのこと。主人は、これを聞いて号泣でした……。





最後の夜

2010年12月03日 | マックスとの暮らし
朝方眠れずに泣いていたら、ものすごく激しい雨が降り出しました。
でも、お昼からは晴れて、とても暖かくなりました。

マックスは、その翌日に愛用していたベッドに移し、保冷剤をお腹の下に
たっぷり置いて、まめに交換してきたので、週末の式までお寺に預けることなく
ずっと家に安置しておくことができました。

マックスは、自分の死を感じていたのか、すべてを吐いて、トイレもすませていたので
詰め物など何も処置をしなくても大丈夫でした。とても彼らしい気がします。

この日は、マックスの横で食事をし、マックスを抱きながらいっぱい泣いて、
マックスの硬くなったお腹で寝てしまったり……と一日中一緒に過ごしました。

長男の発案で、マックスにそれぞれが手紙を書くことになりました。
私はすっかり忘れてしまっていましたが、マーリーの映画でそういうシーンがあったとか……。
主人、長男、私……それぞれの思いを書きこんだカードに家族の写真を添えました。

それにしてもこの一週間、マックスは、たくさんの犬友に会いました。
なぜかいろいろな犬によく会って、一緒に遊んだり、飼い主さんとたっぷりお話しして
かわいがって頂きました。偶然ながらも、マックスにとっては良かったなと思います。

前日も、次男を来春から入れようと思っている保育園の前を通った時、
数人の先生方に会ってかわいがってもらいました。

その時は、やっぱり子供が好きなんだなあとセラピードッグ活動を思いだしたり
していたのですが、実は「この子をよろしく」と言ってくれていたのかもしれません。

夕食をすませ、マックスのそばで家族みんなで過ごしましたが、やはり明日マックスの体と
お別れしてしまうと思うと涙が止まらず、なぐさめあいながら泣きあいました。

ついには、長男が泣きじゃくって「マックスを燃やしたくない」と言い始めました。
アメリカでは、お庭に埋めてあげるのが一般的なので、燃やすことにとても抵抗が
あったようです。このことを説得させるのが大変でした……。

何とか納得した長男は、最後の夜をマックスと一緒に過ごすと言って、寝袋を出して
マックスに添い寝してくれました。その気持ち、とても嬉しかった。

マックスの目は、閉じてあげても、ずっと半分開いていたのですが、
この最後の夜は、その優しい目を閉じました。とてもきれいでした。



きれいなお花や大好きだったりんご&柿を頂きました。
一緒に持たせてあげるフードも紙の箱にいれて用意しました。

ご報告

2010年11月30日 | マックスとの暮らし
10月末に退院してから、少しずつ元気を取り戻していたマックスですが
11月30日午後2時58分、自宅にて私の腕の中で静かに息を引き取りました。

いつものように主人と朝5時に散歩へ行き、7時に朝食を食べ
そして私とベイビーと10時に散歩をしました。

元気な足取りだったものの、草を食べて嘔吐したので、念のため夕方に
病院へ行くことにして、ベイビーの皮膚科はキャンセルして様子を見ていました。

午後2時半頃、ベッドから立ち上がる音がしたので、サンルームに出たいのかと
思い見に行くと、少し嘔吐し、そのままガクッと倒れこんでしまいました。

慌てて休診時間ながら先生に電話。手術中でしたが、3時半に来るように言われ
マックスの様子を見ながら、30分後に出発できるよう、ベイビーのミルク
などを準備していたら、今まで聞いたこともない声でマックスが泣きました。

その悲鳴のような声に、ベイビーが激しく泣き出しましたが、マックスは
「絶対そばにいて」と懇願するような声を出すので、ベイビーを安全な
部屋に閉じ込めました。

動悸が激しく、息使いも荒いので、急いで以前買っておいた酸素ボンベを取り出し
酸素を吸わせると、呼吸が落ち着いてきました。

でも、聴診器をあてると、心臓の動きが鈍くなっていたので、慌てて心臓マッサージ
をすると、しっかりした鼓動が感じらるようになり、このまま何とか病院へと思い、
「もうちょっとがんばって」と言い続けました。

しかし、必死に心臓マッサージを試みても、しばらくすると心臓の動きは弱まるばかり……。

そして、横になっていたマックスの目が静かに動き、寝たままゆっくりとうなずく
ように頭を5回動かしました。それはまるで「もう大丈夫」と言っているようで、
抱きしめると、そのまま心臓は動かなくなってしまいました。

何度も何度も聴診器で確認しましたが、本当に心臓の音が聞こえなくなってしまいました。
3時に家を出ようとしていたのですが、その2分前でした。

マックスは、いつものように昼寝しているような安らかな顔で息を引き取りました。


これが最後の写真となってしまったのですが、4日前にシャンプーをした時のもの。
とっても元気に嬉しそうにご近所の方に尻尾をふっていました。

助けてあげられなくて、本当にごめんね、マックス。

こんな日が本当に来るなんて信じられず、いろいろな思いがめぐり泣き明かしました。

Happy Thanksgiving

2010年11月25日 | マックスとの暮らし
今日は、11月の最終木曜日、アメリカではサンクスギビングデーです。

アメリカ村の皆さんも今日から日曜までの4連休ということで
昼間お散歩していたら、たくさんのアメリカ人に会いました。

感謝祭のディナーは、家族・親族が集まって食べるものとされていて
日本のお盆とお正月が一緒になった感じで、空港も高速道路も大渋滞
前日のスーパーマーケットも大混雑となる大変な時期です。

今年もアメリカにいたらターキー焼いてホームパーティーしていたかな??
と思いながら、日本では、ただ普通の木曜日ですが、やっぱり感謝祭の気持ちを
こめたくて、ターキーの代わりにビーフシチュー、美味しいワインと頂きました。
                      (↑これがやりたかった??)


圧力鍋でお肉もトロトロ、かなり美味しく出来ました!!

今年は、出産&帰国、そして何よりもマックスが何度も倒れたけれど
こうして元気にいてくれることは感謝するばかりです。

 
こんな寝顔が見れて幸せ……。


日本庭園の紅葉

2010年11月12日 | マックスとの暮らし
昭和記念公園の日本庭園、今とっても紅葉がきれいです。



立川にいながら、京都にでも旅しているような気持ちになれます。



残念ながら日本庭園へ犬は入ることができません。
でも、マックスはまだ自宅からここまで歩くことはできないので
ローラーブレードでベイビーとのお散歩がてら見学しています。


ピクニックの秋

2010年11月07日 | マックスとの暮らし

おかげさまでマックスの体調が落ち着いてきたので、マックス連れて
我が家の庭 ”昭和記念公園”  でピクニックしてきました。



最近運動不足解消のため、ベビーカー押しながらローラーブレード
で毎日走っていますが(結構スピードあるので驚かれます……)、
マックスを連れて来るのは、本当に久しぶりです!!


 玉川上水口側は、アップダウンがあって結構きつい。

長男とブレードで走っている間、主人は、ポットに入れてきた
焼酎お湯割り&柿ピーでマックスとまったり……。


主人と長男が銀杏取りに行っている間、ベイビーが草むしりを始めました。


そして、その草はそのままお口へ……。

むしった草を食べるのを阻止してくれたマックス。ありがとう。


 木の枝かじりも大好き。いい歯みがきになります。

ほぼ毎週末、お天気の良い時は、昭和記念公園でくつろいでますので
マックス見かけたら、ご遠慮なくお立ち寄り下さいませ。

今日はまだみんなの原っぱまで辿りつくことはできませんでしたが、
一緒に公園へ来ることができて、本当に良かったです。


あごのせベッド

2010年10月30日 | マックスとの暮らし

倒れて動かなくなったのがウソのように、元気になってイタズラ連発するマックス。

先生に元気になった報告&お礼をして、不整脈のチェックをして頂きました。
おしっこもきれいにクリアーとなり、不整脈も見られなくなり、ひと安心。

先生やスタッフの皆さんからも大歓迎を受け、待合室でも、愛想&しっぽを
振りまき、終始ごきげんでした。幸せもんです……。

そして、先日屋根裏にしまいこんでいた新しいベッドを出してあげると
見るやいなや乗っかってきて、動きません。まだ形を整えてないのに……。



あごを乗せれるタイプのものですが、乗せるつもりはないようです。



キッチンにいる時間も増え、ベイビーにいじられるのもいいみたい??


高齢犬として

2010年10月28日 | マックスとの暮らし
「年齢のせいにしていませんか」
「歳だからとあきらめないで……」
某化粧品会社のCMが妙に心に響きました、マックス入院中。

そして、動物病院に貼ってあった病気のポスターに書かれた
「年齢のせいではありません」
のセンテンス、私には浮き上がって見えました。

9歳になってからのマックスは、大きな環境の変化もあって、病気になることが多く
歳だから免疫力が衰えてくるのかな??なんて思うこともありました。

マックスが入院し、容態を話した方々には 「9歳って、もう歳だからねえ」
となぐさめて下さる方が実に多かったんです。

確かに、私も、今回マックスの手足が冷たくなってしまった時も、
8~9歳で虹の橋へ行ってしまった仲間の犬達のこともよぎり、
このまま行っちゃうの??と弱気になり、泣いてばかりいました。

私が泣いてばかりいたので
「マックスが(その気持ちを察して)不安になるから泣いちゃダメ」
と主人にも言われ、私があきらめちゃいけないと思い直しました。

そして、何よりも、病気を特定して適切な治療をしようと一生懸命な
先生の姿を見て、「病気は治せる」と強い気持ちになりました。

今あらためて「高齢犬のキモチがわかる」という本を読んでみると、
若山先生の言葉が一語一句、心にしみます。(↓下記)


病気や異常を治すのは、獣医師ではなく犬自身。

獣医師は、犬が治ろうとする力を助ける存在で
それをサポートするのが飼い主。

犬の異常を「高齢」で片付けてしまえば
老化はどんどん進行してしまう。

反対に、今の状態の改善策を考えれば
老化のスピードを緩めることができる。


歳だからとあきらめず、病気は病気として治療すること
当たり前のようなことですが、今回身を持って感じたことでした。

私自身、なかなかマックスを高齢犬と捉えることができずにいましたが
これからは、もっと勉強して、いろいろな点にも注意して、
健康なシニアライフを送ってもらおうと思います。

ホリスティックケア<尿路感染症>

2010年10月27日 | マックスとの暮らし

今回、膀胱炎が悪化して、急性腎盂腎炎を併発してしまったマックス。

腎盂腎炎は重い尿路感染症です。膀胱炎を引き起こした細菌が尿路を
さかのぼって腎盂まで進入すると、腎盂腎炎になってしまいます。

犬には多い病気ですが、免疫力の低下する高齢犬はなりやすく、
再発もしやすいので、注意が必要です。

(尿路感染症に関するホリスティックケアを訳してまとめたのでご参考下さい。)

<症状>


膀胱炎の初期症状は、尿がにごる、尿に血が混じる、トイレが近い。

急性腎盂腎炎の場合は、元気&食欲がなくなり、
嘔吐、腹痛、発熱、血尿などの症状が見られます。

<治療>

すぐに病院で診察を受け、抗生物質を飲む。
(採尿は、先生が注射器で取ってくれます。)

安静にして、よく水を飲ませ、こまめにトイレに行かせるようにします。
食事は、消化の良い柔らかいものをバランスよく。

<原因>

圧倒的に陰部をなめることで感染することが多いそうです。
(おそらくマックスもこれが大きな原因と思われます……。)

その他、おしっこの切れが悪い、体の抵抗力の低下、
水を飲む量が減る、トイレを我慢させた……など。

繰り返し膀胱炎になる場合は、結石や前立腺、糖尿病などを
患っている可能性もあります。(獣医師に要相談)

<食事>

できるだけ市販のドッグフードは避け、柔らかく消化のよいものを与えます。
手作り食だけでは食べない時もあるので、ドッグフードを与える場合は、
たっぷりのお湯で柔らかくしたり、ウェットタイプを。

伝統中国医学では、尿路感染発症中は、「(COOL)」な食品を取ることが
良いとされています。「(WARM)」はできるだけ避けます。

: 豆腐、ヨーグルト、タラ、ターキー、ブロッコリー、ほうれん草、きゅうり、りんご

: しょうが、にんにく、ラム、チキン、鹿肉、冬瓜、豆類

中間 : ポテト、にんじん、コーン、ライス、豚肉、牛肉、レバー、卵

クランベリージュースを水と1:2の割合で飲ませる。
または、ドライクランベリーをフードに混ぜて与える。

<サプリメント>

抗酸化作用&免疫力を高めるサプリメントが必要とされます。

オメガ3脂肪酸*、DHA、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB、プロポリス

*オメガ3脂肪酸は、魚油、エゴマ油、フラックスシードオイルなどに多く含まれます。

<予防>

①免疫力を高めるバランスのとれた添加物の少ない食事を与える。
  オメガ3脂肪酸、ビタミンB、Cなどが欠乏しないようにする。

②こまめにトイレ(散歩)に行く。(特に高齢犬)

歯を磨く、または歯磨きガムなどで口内を清潔に保つ。

④ベッドなど生活環境を清潔にし、飲み水はこまめに替える。

⑤下痢の後、暑い日、高齢犬などは、こまめに水を飲ませ、
  脱水症状にならないように気をつける。

ストレスを極力与えないようにする。

マッサージ、ハリやお灸などで、体調を整える。

⑧毎日の様子や尿の色やにおいなどを観察し、いつもと違うこと
 があれば、獣医師に相談する。

*ホリスティックケアとは、このように獣医師による治療はもちろん、
 病気の原因と予防策を知り、食事やサプリメント、マッサージなどで
 体調と生活環境を整えるトータルケアです。

回復の兆し

2010年10月26日 | マックスとの暮らし
退院して3日、今朝からおしっこが黄色く、透明感が出てきました。
息遣いも落ち着いてきて、歩いても息切れはほとんどなく、
足取りもゆっくりながらも、かなりしっかりしてきました。

少し尿もれもしていたので、ベッドにはトイレシーツを敷いていましたが、今朝は
「もういらない」とばかりに、シーツをくしゃくしゃにしてベッドから出していました。

発病から1週間、ようやく抗生物質が効いて、今回の強力な細菌を
やっつけてくれたようです。

そして、マックスの朝食を準備し始めたら、何とキッチンに顔をだしてきました!!
食欲がでてきたようです。これこそマックスの元気印。

要看護状態だったので、お買い物はネットスーパーを利用しています。
くせになりそう……。



マックス入院中ながら、週末は昭和記念公園に昔の会社の仲間が大集合。
10年ぶりに会うメンバーもいましたが、そんな感じがしないのが不思議。
いいお天気に恵まれ、コスモスの丘も満開できれいでした!!

病人食&離乳食

2010年10月25日 | マックスとの暮らし

退院して2日、今回の膀胱炎&腎盂腎炎、抗生物質を2種類も
飲んでいるものの、なかなか良くなりません……。

今朝の尿は、昨夜の茶色い尿に比べれば、多少薄くなっているものの、
まだ濁っていて、だるくて、あまり食欲もないようです。

トイレのために散歩に出かけても、すぐにハーハーと息切れ。
(これがものすごく心配……)

それでも、自分でサンルームへ移動したり、立ち上がって水を飲んだり
できるようになってきました。

尿路感染の際の食事は、できるだけドッグフードを避け、柔らかく消化の
よいものがいいとのこと。

白身魚、豆腐、ヨーグルト、ポテトやにんじんなどの根野菜、ほうれん草、ライス
などを中心とした手作り食がベストですが、ドライフードなら、たっぷりのお湯で
柔らかくしたり、ウエットタイプのものでも。(塩分とリンは極力控えます)

そこで、昨夜から、冷蔵庫の中の野菜を取り出して久しぶりに
作っていますが、これが次男の離乳食にもいけることに気付きました。
(なぜ今までこのことに気付かなかったのか……??)

こんな一石二鳥ならフード作り続けていけそうです。

マックス用には、尿路感染に効くビタミンC豊富なドライクランベリーを
たっぷり入れて、フードプロセッサーでトロトロなめらかなものにしました。

少しずつ良くなってくれますように。