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プリンストンに暮らす

ドイツ&アメリカでの駐妻生活を終えて帰国しました!!

サリー海へいく

2007年09月28日 | 犬のこといろいろ
息子が、学校の図書館で "Sally goes to the beach" を借りてきました。
いつも買おうと思いながら、本屋さんでこのシリーズを立ち読みしている私に
「この本好きなんでしょ?」と借りてきてくれたのです。



ヒューネックさんの絵本は、飼っている黒ラブが主役ということに加え、彼の美しい版画
きれいな色使い、そして何といってもユーモアを交えながらの優しい文章が魅力です。

私がとても気に入っているページは、ご主人がビーチに行く準備をしているのに勘付くところです。

Something is happening.     何かおきるぞ
I can feel it in the air.       ボクは空気でわかるんだ

(次ページ) 
Then I see the suitcase.     ほら、スーツケースがある    
We are going away.        ボクたち、おでかけするんだ
We are going on vacation.    ボクたち、バケーションに行くんだ

うちのマックスも、小さい時から必ず、私の動きで?空気で?旅行を察知していました。
スーツケース=一時帰国=ホテルに預けられるため、スーツケースを見たら、吐いて、
食事も食べなくなり、具合悪くなり、ガレージに続くドアから動かなくなるのです。
今は、さすがにこうはなりませんが、不安そうな目で見るのはかわりません。

マックスにも読んで聞かせてあげると、さすがは読書介助犬(?!)嬉しそうな反応を示していました。
これは、単に自分の所に家族が集まってきて話していることが嬉しいんだと思いますが。

サリー・シリーズの他、"The Dog Chapel"も素敵な本です。
いつかバーモントにあるこの教会を訪れてみたいと思います。
その前に、やっぱりこのシリーズの絵本を買おうかな?


ドッグ・シェルター

2007年06月26日 | 犬のこといろいろ
今西乃子さんの 「ドッグ・シェルター 犬と少年たちの再出航」を読みました。

今西さんは、「犬に本を読んであげたことある?」でセラピードッグの
リーディング・プログラムについても書かれている方です。

野良犬や捨て犬を保護する施設ドッグ・シェルターの犬たちの新しい里親を見つけるべく
根気よくしつけをし直し、世話をするプロセスを、少年院で行うという活動が取り上げられています。

一度は捨てられた犬たちが、新しい飼い主のもとで、新たな生活を始めるようになるだけでなく、
少年たちもが、犬たちのトレーニングをしながら、癒され、自分自身を見つめ直し、
再出発の道を歩むようになるという、双方に素晴らしい効果をもたらすというものです。

この本では、犬のティリーの世話をする少年院のネリーと、その犬を引き取ることになる
自閉症児の少年、この二人のふれあいと彼らの成長を中心に書かれています。
ここでも、自分を受け入れてくれた喜びを感じる二人の姿があります。

犬のもたらすはかりしれないもの、それは、無償の愛と信頼と今西さんは表現されていますが、
言葉だけでは言い表すことのできないものを強く感じ、涙しました。

ドッグ・シェルターの犬たちのしつけと世話、そして盲導犬となる>パピーウオーカーとしての世話
などがアメリカの少年院や刑務所では、広く行われるようになっています。
この本のように、単に犬の世話をする仕事としての成功以上のものがあるからです。

実際、少年院や刑務所で、犬のプログラムに関わった人は、再犯者がいないそうです。
ドッグトレーナーやグルーマーなど手に職をつけたことも大きいのかもしれませんが
それ以上の何かがあるのだと思います。

以前は、少年院や刑務所の人々の心を解きほぐし癒すため、セラピードッグが活躍
していましたが、私は、もっと一歩踏み込んだ関係を作ることのできるこのような活動が
今後もっと増えていくことと思います。

この本にインスパイアーされて作られたというドラマ「君が光をくれた」(TBS)は、
柴犬が登場するそうですが、タイトルだけで泣きそうですが、是非観てみたいです。



参照:プロジェクト・プーチのHP http://www.pooch.org/about.htm

犬のフケ

2007年02月08日 | 犬のこといろいろ
セラピードッグ活動を始めるようになってから、マックスは、毎月グルーミングに通い
シャンプーをしてもらい、いつもきれいな状態で訪問できるよう心がけています。

しかし、冬になってから、たくさんの人になぜられると、細かいフケがでるようになり
何だかシャンプーしていないみたいで、それに動物のフケにアレルギーがある人も
いるし……特に大きいし、黒いから、少しでも本当に目立つのです。

先生は、マックスのフケは、アレルギーや寄生虫などによるものではなく、単に
乾燥肌からなる Dried Flakes だから気にしなくていいと言われ、安心したものの
実際問題どうすればいいのか? 毎週グルーミングに行くわけにもいかないし……。

まず食事に気をつけ、いつもより多めにフラックスシード・オイルをかけ、フルーツを
毎朝たっぷりあげるようにしました。

もしかして、先月担当者が違ったからシャンプーをしっかり洗い落としてなかったとか??
なんて疑い、息子と一緒に念入りに洗ってみたりしましたが、かわりません……。

それなら、人間のフケ用シャンプーで洗ってみようと、ドラッグストアに走ったが
人間と犬の皮膚のpfは違うから、同じものは使ってはいけないことを思い出した。

結局マックス担当のジーナに相談すると、マックスはドライスキンだから仕方がない
とあっさり……。 No way??

それじゃ困る!!と詰め寄る私に、前回は特別に、コンディショナーがお肌にしっかり
しみこむようパックをしてくれました。また、セラピードッグ・スペシャルとして、
肉球クリームも塗ってくれました。肉球が荒れていたそうな……。

NYでは、犬のエステで泥パックが人気とか。私だってやったことないのに……。

そして、訪問前には、植物性のコンディショナーをスプレーして保湿し、しっかり
ブラッシングすれば大丈夫と教えてくれました。何とも基本的な気がするが、大切かも。

ジーナのトリートメントが効いたのか、あのスプレーが効いたのか、今週の訪問では
確かにあの白いフケがでず、黒光りの美しい艶を保っていました。Thank you Gina!!


オーマイドッグのシャンプー いい香りです。 ドライヤーが苦手なので自然乾燥中


Brave Norman

2006年11月10日 | 犬のこといろいろ
町の図書館のブックセールで見かけ、そのかわいい犬の姿に魅かれ50セントで
買ったのですが、読んで見ると、素晴らしいストーリーと思いがけない結末、
そして、この絵本に出会えたことも、更なる感動となりました。

黒ラブと暮らすマクドナルド家は、シェルターから犬(ノーマン)を引き取ります。
シェルターの存在を広く知ってもらうためにも、素晴らしい始まり方!!

しかし、不幸にもノーマンは、海辺で遊んでいる時に何かにぶつかってしまい、
目が見えなくなってしまいます。

そんなノーマンに連れ添って歩くようになるのが、黒ラブのルーシー
やっぱり、犬には分かるんだなあと、つくづく感動する。

そして、ある日、海でおぼれている少女に気づいたノーマンの勇敢な行動
しかし目が見えないので、もう少しの所で、なかなか助けることができない……。
もう、この辺りから、涙があふれてきてしまいました。

しかし、感動は、ここで終わらず、一躍ヒーローとなったノーマンは、その後、
セラピードッグとなり、病院で子供達と楽しい時間を過ごすようになったということです。

ノーマンは、目が見えなくても、状況判断力が大変高く、優しい犬なので、
きっと素晴らしいセラピードッグ活動ができたのではないかと思います。

これは、本当にあったお話で、子供向けの本ながら、心に残る1冊となりました。

対象は、4歳から8歳とされている通り、シンプルな英語で、1ページ数行程度の
ペーパーバックなので、おすすめです。


      Brave Norman

ペットの避難袋

2006年10月11日 | 犬のこといろいろ


先日イベントで、災害時のペット用避難袋 EvakPak の中身を見せて頂いたので、
それを参考に、我が家のマックス避難バッグを準備してみました。

というのも、このセット、スタンダード・パックでさえも 99ドル(!!) とお高いのですが、
家にあるものや、先日 ドッグフェスタ で頂いた試供品などを集めると、総額15ドルでした!!

EvakPak を真似た内容物は、

ドッグフード&おやつ(1週間分)
 ナチュラルバランスのロール状のもの(写真右下)&ドライフード
 かじっていられるローハイドのような固めのもの

水&水のみボトル
 賞味期限5年間の水は、人間用にも。
 水飲みボトルは、容器なしでも飲むことができ、浄化剤がついています。

折りたたみのフード容器

犬用靴下(4足)
 足場の悪い所を歩かなければならないかもしれないため

救急セット
 テープ式の包帯、ネオスポリン等の抗生物質入り軟膏など

ビニール袋&ティッシュ&タオル&トイレシーツ


さらに、予防注射証明書&家族のパスポートのコピー犬の写真
そしてマイクロチップの番号控えなども欠かせません。

日本では、鑑札が大切になるのかと思います。お薬を飲んでいる子は、お薬も。




逃げやすいように(?)、背負えるリュックに詰めてみました。
米国では、日本のような突然の地震はありませんが、天災が大規模なので、
やはり、いざという時の備えが必要かと思います。 人間用も作らねば!!


なぜペットを虐待するか

2006年09月13日 | 犬のこといろいろ
ASPCAによれば、ペットを虐待する人は、大きく3つのタイプに分かれるそうです。

ひとつめは、自分が虐待をしていると思っていないケース これが多いそうですが。

例えば、雨や雪が降っても、暑くても庭の犬小屋に短いチェーンで繋いだままとか、
暑い日に車内に放置したり、狭いゲージにいつも入れる、ノミやダニの予防をせず
皮膚病を悪化させるなど、ペットへの関心と注意に欠け、無知さが事故を招いてしまうもの。


ふたつめは、虐待であることを理解しながらも、故意にやってしまうケース

鳥の巣をひっくり返したらどうなるかとやってしまう子供のように、短絡的に
傷つけてしまったり、イライラしたからドアを蹴る感覚でペットを蹴り飛ばして
しまったり、友達に見せびらかしたり、仕返しの目的でペットを傷つけるなど。

また、しつけ出来ず、手に負えなくなった犬に暴力をふるい続けるケースも多いとか。

どのような理由があっても、意図的な虐待は罪であり、更正のための教育や処罰も。


最後は、暴力や痛みを趣味として楽しんでいる最も深刻なケース

精神的な問題や様々な生活環境が影響しているもので、ペットを長期的に傷つけて
しまうケースや、今でもなお米国では密かにドッグ・ファイティングが行われ、
ピットブルなどの闘犬や迷い犬などが犠牲になっています。


さて、日本での滞在中、直木賞作家による「子猫殺し」や、誘拐され無残な形で
飼い主の目の前で殺された痛ましい百代ちゃん事件がありました。

どちらの事件も、いったい上記のどのタイプにカテゴリーされるのか分からない
理解を超えるものですが、法律の下で対処されるべき犯罪で、今後の事故防止
のためにも、行政はきちんと責任をとらせるべきだと思います。
百代ちゃん事件の犯人は、書類送検されたそうです。

若返りのビタミン

2006年07月20日 | 犬のこといろいろ
毎日ビタミンCをはじめ、B、D、鉄分、カルシウムなどのサプリメントをとっている私ですが、
先日ドクターにビタミンEの摂取がないことを指摘されました。既にミドルエイジだから!!

素直にドラッグストアへ行くと、嬉しいことに1瓶でもう1瓶もらえるというキャンペーン中!!

ビタミンEは、若返り・老化防止ビタミンと呼ばれています。
本来は、活性酸素を除去する酵素が体に備わっていますが、中年以降になると、
その酵素が減少し、ビタミンやミネラル、その他の栄養素の吸収や体内の代謝が
悪くなり、体内毒素が蓄積されてしまうのだそうです。

しかし、ビタミンEは、身体のサビとも言える過酸化脂質ができないようにする
抗酸化効果が高く、新陳代謝と共に血液の循環を良くするので、動脈硬化や脳卒中
心臓疾患を予防する他、白内障にも効果があるとされています

ラブラドールは、白内障にかかる率が高いというデータもあり、中年以降の犬には欠か
せないビタミンとされているので、マックスもごはんに混ぜて毎日とることにしました。

野菜では、マックスも大好きなかぼちゃが最も多くビタミンEを含んでおり、生肉にも
自然の酵素が多く含まれていると言われますが、食中毒&寄生虫のリスクを背負う
のは怖いので、やはりサプリメントに頼ることに。

人工合成ものと天然ものとは、効果に大きな差があるので、活性率が高いとされる
dアルファ・トコフェリル・タイプのナチュラル・フォーミュラーのものを選ぶの
がポイント。クリアーなソフトジェルっぽいものです。

多く摂取してもビタミンCのように流れてしまうタイプではありませんが、
1日あたりの摂取量の目安は、小型犬100IU、中型犬200IU、大型犬400IUから。
猫は、20IU程度と控えめに。大人は400IU。

長生きするなら、させるなら、ビタミンE!!

さらに万能なのは、強力な抗酸化作用を発揮するコエンザイムQ10
犬用も販売されていますが、価格も高めなので、次回の Buy 1 Get 1 Free
キャンペーンに期待したいと思います。

 
 マックスのサンルーム入口マットを交換しました。
 Wipe Your Paws そんな器用なことできないよね。

けがの薬 ネオスポリン

2006年06月19日 | 犬のこといろいろ
マックスが散歩に行きたがらない理由が、暑さだけでないことが判明。
後ろ左足の爪の横をケガしたらしく、小豆ほどの大きさの皮がむけていました。
これは、歩くたびに痛かったに違いありません。

私は2.0の視力を活かして、マックスの歩く所に危ないものがないか
(というよりは相変わらずの食いしん坊なため拾い食いを避けることが主目的)
チェックしていたつもりでしたが、何か踏んでしまったのかもしれません。

とにかく消毒して、ネオスポリンを塗っておきました。
ネオスポリンは、人間のすり傷やヤケドに塗る軟膏で、バクテリアの繁殖を防ぎ、
傷の治りも早く、傷跡もきれいになる薬です。

私も、現役時代いつも出来てしまう手のマメの治療に、米国人コーチが教えて
くれたもので、今はすり傷の絶えない息子とマックスのケガ用に常備しています。

昨夜は、ネオスポリンを塗った後、なめないように靴下をはなせておいたので、
薬が浸透したらしく、今朝は傷口もかなり乾いてきていて、赤みも収まっていました。
痛みもひいたのが自分でも分かるのか、マックスは手当てする私の手を何度も舐め、
まるで感謝しているかのようで、とてもかわいかったです。

アメリカでは、5ドルほどですが、日本では20ドル以上もしているようです。
お土産には少し味気ないものですが、お子様やペットのいる方は是非おひとつ。

ハチに注意

2006年06月16日 | 犬のこといろいろ



今日は、マーサー・カウンティ・パークへやって来ましたが、日差しが強いので、
ドッグランはパスし、先日ドッグ・ウォークで歩いたコースをお散歩です。

昼間は、本当に人がいないので、鹿、うさぎ、ウッドチャック、きつね、リス、ヘビと
いろいろな動物に遭遇しました。

動物ならいいのですが、この季節自然あふれる所で、私が最も恐れるのはハチです。
それも、普通のハチではなく、草木の間や土の中に住む、アナバチとかジガバチ
呼ばれる種類のものです。

実は、3年前の夏マックスは、森を散歩中、このハチに刺されたことがあります。
草の茂みをクンクンと臭いをかいでいた時に、ハチ集団に襲われ、顔はみるみる
腫れ上がり、耳も食パン並みに厚くなり、七転八倒の騒ぎとなりました。
私はハチの姿を見ていないので、この時点でも何事が分からず、病院へ駆け込むと
いつも冷静な先生も、マックスのチャウチャウのように腫れ上がった顔に驚き、
「WASPに刺されたのよ、かなり危険な状態、小型犬ならとっくに死んでいたわ」
と言い、急いで点滴を打ってくれました。私は頭が真っ白、呆然としたのを覚えています。

臭いをかぐのは、犬の仕事なので仕方ないのですが、私はパークへ来るといつも
心配になってしまいます。草木の茂みには思わぬ危険が潜んでいるので、ご注意を!!

庭のラベンダーも咲き始め、いい香りがしています。
たくさんのバンブルビーが来ますが、ジガバチに比べたら怖くありません!!


寒い冬でも枯れず、水もあまりいらないのでおすすめの花です!!

食中毒の季節です

2006年05月30日 | 犬のこといろいろ
こちらプリンストンもメモリアルデーから急に暑くなり、湿度も倍増です。
この季節、気をつけなければいけないのが、人間とペット共に食中毒
気温が25℃を超えると、バクテリアの繁殖が活発になり、食中毒も急増します。

鶏肉には必ず完全に火を通すように言われているにも関わらず、アメリカでは毎年
カンピロバクター菌による食中毒が500件以上もあるそうです。

10℃でも繁殖することのできるサルモネラ菌や大腸菌、腸炎ビブリオ菌などは
一年中注意が必要で、冷凍しても死滅しないものもあるそうです。

その他、食中毒の原因となる、黄色ブドウ球菌、O157、E型肝炎なども
70℃以上の熱には弱いので、とにかく加熱、十分に調理することが重要です。

ペットのアレルギー問題等から、手作りごはん派の方もずいぶん増えてきている中
様々な犬ごはん本の影響もあり生肉を与えていらっしゃる方も多いようです。

生肉を与えることについては、賛否両論ですが、現在アメリカでは生肉を薦める
獣医師はいないどころか、注意を呼びかけています。
薦めているのは、ほとんどが食肉業者と関連しているものなのだそうです。

以前は消化酵素を吸収できると生肉最良説の時代もあったようですが、人間共に
アメリカでは多い食中毒のリスクをおかしてまで摂るメリットはなく、火を通すこと
で損なわれると言われる栄養素も今ではサプリメントで補える上、もっと摂るべき
栄養素は他にあると言われています。

とにかく生肉派の方も、そうでない方も、ペットも人間も食品の取り扱いには十分
注意したいですね。


       暑くなりました~


  ★犬のサイトマガジンOne Waveに、「危ない植物とASPCAについて」
   の記事が本日掲載されました。

犬のデンタルケア

2006年05月09日 | 犬のこといろいろ
マックスのデンタルケア法は、グリーニーズ系のものを食べる、木をかじる、
歯磨き知育玩具をかじる、たまに歯ブラシで磨く、シャンプーの時に磨いてもらう
といったアバウトなものでした。

しかし、グリーニーズのニュース以来、デンタルボーンものを与えることに
不安を感じ、すっかりやめてしまうと、今までなかったはずの口臭を少し感じる
ようになりました。主人は、全くないと言いますが……。

病院等を訪れるテラピードッグにとって、口臭は厳禁!! 絶対いけません!!

デンタルケアをしている犬は6ヶ月長生きするとも言われる程、人間同様、
健康に深く関係するものです。

幸いなことに、飲んでも大丈夫なチキン味のする歯みがき粉は、美味しくはない
ものの、マックスも嫌いではないので、指につけるブラシの場合は、嫌がらずに
やらせてくれます。しかし、柄の長いブラシになると、どうも好きではないらしく、
ガリガリしてすぐにダメになってしまいます。

美しく白い歯に命をかけるアメリカ人は、愛犬にも同様で、歯並びが悪くならない
よう仔犬の時のひっぱりっこ遊びも絶対にせず、固いものを噛ませるのも避け、
歯磨きはもちろんのこと、拭くだけで白くなるというブリーチなどもやるようです。

ブリーチは体に悪そうなので、さすがにできませんが、マックスの健康のため、
とにかく毎日を心がけたいと思います。
(そうしないと私の場合、週1回なんてことになってしまいそう……)


フィラデルフィア動物園

2006年04月15日 | 犬のこといろいろ


イースター休暇の暖かく晴れた日、アメリカで一番最初に作られたという
フィラデルフィア動物園へ出かけてきました。プリンストンからは車で1時間弱。

人気者のライオン&タイガーは、キャット館の工事のためバケーション中(?!)、
気球に乗って園内を見下ろすことができるというアトラクションもお休みでしたが
敷地はそれ程広くないので、4歳の息子と回るにはちょうど良かったかもしれません。

さて、やはり日本同様アメリカの動物園も、犬の入園は禁止のようです。
逆に、犬OKのミュンヘン動物園で、犬連れの人を見た時は、さすがに驚きました。
それも、かなりの多くの人が犬を連れて来ていて、どの犬も吠えることなくおとなしく
ご主人と動物鑑賞をしているのでした。

私もマックスに象やキリンを見せてあげたいと思っていたのですが、やんちゃ盛り
だったこともあり、驚いて吠えたりしたら、皆さんマナーがいいだけに、逆にヒンシュク
なので、いつも留守番してもらっていました。今なら大丈夫かな??

また、アメリカの動物園はアルコールも禁止なので、もちろんミュンヘンのような
園内ビアガーデンなるものもなく、大人としての楽しみは今ひとつと言ったところ。

フィラデルフィア動物園前には、レトロな路面電車フィリー・トローリーが走っていました。
地下鉄に取って変えられたため、このスウェーデン製の電車の多くはサンフランシスコ
へ売却され、今ではこのGirard Avenueを走る一路線しかないそうです。

あまりのかわいさに乗ってみたくなりましたが、Girard Aveは言わずと知れた黒人街
ホームレスな人もたむろしていたり、今にもギャングが出てきそうな佇まい……。
乗客の99%は黒人といった感じだったので、とりあえず写真のみです。




妊婦とペットとの暮らし

2006年01月21日 | 犬のこといろいろ
私がマックスと暮らしながらドイツで妊娠・出産したので、時々相談を受けるのが
妊娠中に犬を飼っていても大丈夫でしょうか?というご質問。

どうやらペット事情に理解と知識の浅い産婦人科の先生が、トキソプラズマ症
関する曖昧な注意を促すため、ペットとの暮らしを心配され、中にはペットを
手放してしまう方もいるようです。(ペットを手放す三大理由のひとつ!!)

答えはずばり、妊婦はペットと暮らしても問題なし!! むしろ、妊娠中も生まれて
くるベイビーのためにも、ペットがいる暮らしは貴重ではないかと思います。

トキソプラズマ症は、犬猫鳥などから経口感染し、免疫力の衰えている妊婦が
かかりやすく、流産する可能性もあると言われ心配される病気ですが、

  ★ペットとキスをしない
  ★ペットに触れた後は手を洗う
  ★糞の処理にはビニール手袋をし、手を洗う
  ★ペットと一緒に寝ない

の基本注意を守れば心配いりません。
寄生虫駆除の薬を定期的に飲ませることもお忘れなく。

この様なペットとの節度ある生活以上に、忘れてはいけないのが、
トキソプラズマ症の多くは生肉から感染することです。

  ★生肉を触ったら手を洗う
  ★妊娠中はレバー刺やユッケなどの生肉&生焼けな肉は食べない

という心がけも大切です。またガーデニングの後の手洗いもしっかりと。

常識とも言える基本的なことを注意すれば、ペットからの感染症を防ぐことが
でき、何も悪くないペットを手放さなくても済むはずです。

ペットも家族の一員。犬は安産の神様。 
犬との規則正しい散歩など、健康な妊娠生活の大きな支えとなることでしょう。





無料!狂犬病予防注射

2006年01月14日 | 犬のこといろいろ
私の住む町では、本日10時~12時の間、無料狂犬病予防注射が行われました。

毎年1月の飼い犬登録の更新には、12月末まで有効の狂犬病予防注射証明書が
必須で、毎年6月に受けていたマックスは、今回早めに受けることになったもの。

Free Rabi Clinicの案内に、半信半疑で会場へ向かうと、すでにたくさんの犬と
飼い主が消防署の建物を囲むように列をなしていました。

マックスは前に並んでいた犬達と挨拶をすませ、みんないい子なので安心して
いると、韓国人のお父さんが引きずられてる吠えまくる犬が来たかと思うと、
睨みをきかせたいかつい兄さんの連れた唸るボクサーが来て、さらにその2匹に
追い討ちをかけるように吠えるシェパード2匹までが現れた。勘弁してほしい。
キャリーケースに入ってやって来た猫も、かわいそうに固まっていた……。

ようやく受付で昨年の登録書を見せると、予防注射証明書を作ってくれ、隣の
テーブルで町のアニマルコントロールの姉さんが注射をしてくれました。
そして、登録更新料8ドルを支払い、IDタグを受け取り、更新手続完了。

登録料は、タグ代や町のドッグランの維持費、アニマルコントロール費用となる
わけで、注射代は町の予算から出されているようで、注射は本当にタダでした。

犬税を払っていたドイツではいろいろ恩恵はあったけれど、さすがに注射は病院
へ行かなければならなかったし、日本の自治体主催の注射会でも費用は払わな
ければならなかった。無料というのはすごいなと改めて感心してしまいました。

アメリカは、いろいろな民族がいて、実際ペットを飼う人の意識は様々なので、
狂犬病予防注射を徹底しようと思うと、この無料という企画が一番効果的なの
かもしれません。

自治体への飼い犬登録は、実際の6割しかされていないという現状の日本でも、
この思い切った制度を取り入れてみるのもひとつの手かもしれません。

そして、3千円もする登録料を少しでも犬たちに還元するべく、ドッグラン
アニマルコントロールの設置、捨て犬猫防止のマイクロチップの普及
努めて頂きたい。 


    おとなしい良い子たち     順番が近づき緊張気味(?)のマックス

アニマルレッスン

2006年01月12日 | 犬のこといろいろ


米国動物虐待防止協会ASPCAには、24時間体制の動物病院、去勢手術の
実施と促進部門、法務部、オリジナルグッズの販売、寄付金、里親探し………
などの他、教育部門の充実ぶりは素晴らしいものがあります。

犬が食べてはいけないもの、と言った飼い主のためのペットケアに関する注意を
はじめ、子供たちへ動物の愛しさを伝えるための様々な活動も行われています。

おすすめ絵本の中には、我らのハチ公も登場します。

凶悪犯罪者は、事件を起こす以前に動物を傷つけたり殺したことのある割合が
とても高く、また子供の時に犬や猫を飼っていた人は殺人犯になる可能性が
非常に低いことも証明され、動物虐待と犯罪とのつながりについて注目されて
いることから、子供への教育を大切にしているのです。

例えば、ペットを捨てることがどんなことかを、小学校で子供達に教えたことで
ペットの遺棄が減少したそうです。
さすがに、子供にたしなめられ、子供の心を傷つけてまで捨てられるほど冷酷
な人も少ないはずで、ペットのことを今一度考え直すことになったのでしょう。

日本も戌年にちなみ、このような活動が増えるといいなと思います。