プリンストンに暮らす

ドイツ&アメリカでの駐妻生活を終えて帰国しました!!

術後経過その1

2010年03月29日 | マックスとの暮らし
手術後そのまま入院していたマックスは、麻酔が抜けたら迎えに行くことになっていましたが
先生から電話があり、不整脈がでているので、もう少し様子を見たいと言われました。

胃ねん転で血管もねじれ、血流が一時的にも停止したことから不整脈が起きたとのこと。
実は、胃ねん転の手術に成功しても、術後に心臓や内蔵の機能が低下して死んでしまう
ケースも多いそうです。そのため生存率は20%以下とも言われているとか……。

麻酔が切れても、全く動こうとしないので、先生も心配されていたようでした。

点滴が続けられ、夜になって不整脈が少し落ち着いてきたとのこと。
また家族と離れると心配して具合が悪くなるといけないので、先生とも相談して、
引き取らせて頂くことにしました。夜遅くなのに対応して下さいました。

4種類の薬を頂いて、自宅にて絶対安静です。



いつもなら薬を飲ませるのに何の苦労もしないのですが、今回ばかりは別。
あの食いしんぼマックスが全く食欲がないのですから……。

でも、胃を空っぽにした状態が続くのはよくないとのことなので、やわらかくしたフードを
与えてみても一切食べてくれません。それでも、私が少しずつ手に取って食べさせると、
少しだけ食べてくれたので、この方法で、こまめに与えることにしました。


 
下痢&長時間フライト&脱水症状が胃ねん転の大きな引き金となってしまいましたが、
ベイビー誕生から引越、ホテル生活、フライト、新居……と目まぐるしい環境の変化は
老体のマックスには大変なストレスで心身共に疲れさせてしまったようです。
本当にかわいそうなことをしてしまいました。

容態急変

2010年03月28日 | マックスとの暮らし
帰国後マックスは、下痢も脱水症状も収まり、実家では両親に甘え、家族に囲まれ、
安心した表情で元気を取り戻していきました。

帰国2日後は、実家から布団&食器を借りて、新しい家へ移りました。
取り急ぎ携帯電話を購入し、何もかもがとりあえず……な生活が始まりました。

新しい家でのマックスの居場所は、1Fのサンルームとリビングルーム。と言っても、
何ひとつ置かれていないガランとしたお部屋で、母の手作りベッドを置いて寝てもらいました。

時差もあり、疲れて家族全員9時頃から寝てしまったところ、マックスが11時頃ワンと
吠えました。新しい家でちょっとさみしくて甘えているのかと思いましたが、まだお腹の
調子が完璧ではないので、主人が外に連れ出すと、少し何かを吐いたとのこと。

しばらくすると、今度は低くウーウーとうめき声のようなものに続いて、ワンと言うので
主人がまたマックスを連れ出してくれました。

私は、時差ボケでぐずるベイビーに授乳し続けていたので、その間、主人はずっとマックス
に付いてくれていましたが、夜中1時頃に主人が「マックスのお腹が腫れてる感じなんだ」
と言い出しました。

ベイビーがようやく寝てくれたので、急いでマックスを見に行くと……腫れてるどころか
パンパンに膨れ上がっていました。ビーチボールがお腹に入っているような感じです。

恐る恐るさわってみると、異様に硬くて、まさにパンパン。お腹にガスが溜まっているのは
明らかで、マックスはもう動けず横たわり、低い声でウーウーと苦しがっていました。

一応ペットの救急講座を受けた私、この場合、間違いなく急いで病院へとしか習わなかった
ことを思い出しました。と同時に、このままでは死んでしまうと直感。

日曜日の深夜に診てくれる病院はあるのだろうか??
とにかく禁物の「動揺」を抑え、もし帰国後に具合が悪くなった時に備えて調べておいた
市内のいくつかの動物病院に電話をかけまくりましたが、案内のメッセージが流れるだけ。

まだインターネットがつながっていないので、慣れないケータイで夜間診療の病院を検索するも
手が震えて上手くキーも押せません。一刻を争うので、とにかく母に電話をしました。

しかし、母は、夜中に見知らぬ電話からのいたずらだと思って切ってしまい、出てくれません。
涙ながらにかけ続けたら出てくれて、事情を話すと、すぐに一昨年までお世話になっていた
先生に連絡してくれて、折り返し、「診てくれるそうだからすぐに行きなさい」とのこと。

その先生は、マックスが日本からアメリカへ行く時の健康診断をしてくれた先生で、
普通は夜間診療はしていないのですが、その日はたまたま翌日の手術の準備のために
病院に残っていて、たまたま電話を取ってくれたのでした。

急いでマックスを毛布に包んで車に乗せました。車は、母の新車をたまたま借りていました。

マックスは「胃ねん転」と判断され、すぐに麻酔がかけられ、胃にチューブを
挿入してガスを排出させる手術となりました。

手当が早かったおかげで一命を取り留めましたが、あと1時間でも遅かったらダメだったそうです。

もしもケータイを買っていなかったら……。
もしも母が電話を取ってくれなかったら……。
もしも先生が見つからなかったら……。
もしも車がなかったら……。

いろいろな偶然が重なって、マックスの命が助かりました。
どれもなかったら手遅れになっていたはずです。心から感謝です。

ペットの帰国<成田編>

2010年03月26日 | 動物検疫について
フライト中は、マックスのことばかり考えてしまい、地図と到着所要時間の画面ばかり眺めていました。
おまけに、長男が熱っぽく、セキが出始め……薬で寝てくれたので助かりました。

そうして予定より30分早く成田空港へ到着。
手荷物受取のターンテーブルに着くと、マックスがすでにANAのお姉さんと待っていました。
ペットは、貨物室の前方のファーストクラスの荷物をのせる、温度管理がされている所に
乗るので、一番最後に乗って、一番始めに下してもらえます。

駆け寄ってマックスを見たら、涙が出てきてしまいました。生きてはいるんですが、
目の焦点が合ってなくて、舌もベロンと出ててグッタリしていて、見たこともない姿に……。
恐れていた脱水症状になっていました。

少しだけ粗相しちゃってましたが、前日に買った洗えるおしっこシーツが見事に吸収して
くれていたので、マックスも汚れず無事でした。このシーツすごいかもです。

とにかく急いで荷物を取って、動物検疫カウンターへ行きました。
昔と違って、空港ビルの中に入らなくても、その場で手続きが終わり、とても便利でした。


書類はすでにFAXで確認してもらっていたので、本当に5分程で終わりました。

検疫所の方の付き添いで、税関を通り、晴れて日本へ入国です!!

早くトイレをさせてあげようと思ったのですが、成田空港の外は、人が多く、犬の歩ける
所なんてないので、水だけ飲ませ、予約しておいたレンタカーのバンに急いで乗り込み、
とにかく酒々井サービスエリアまで行きました。

水をあげて、芝生に連れ出すと、少し尻尾をふって嬉しそうに歩いてくれたので安心し、
実家へ向かいました。食事は少しだけあげると、母の手作りベッドで横になりました。



そして、ベイビーを寝かせようとした時にハタと気付き、と同時にANAから電話が……。
私預けた手荷物をひとつ(折りたたみベイビーベッドのバッグ)取り忘れてしまったんです。
スーツケースは全部取ったんですが、とにかく慌てていたので、やってしまいました。

でも、何はともあれ家族みんなで日本に帰ってこれました~!!

荷物は、税関通過のための書類を提出しなければなりませんでしたが、送って頂きました。


ペットの帰国<当日編>

2010年03月25日 | 動物検疫について
明日の出発を控え、マックスはケージも嫌がらずに出入りするなど、普通に元気にしていましたが
夜中1時頃になって突然ホテルの部屋で嘔吐し、続いて外に行きたいと言うので連れて行くと下痢。

こんな状態で16時間のフライトに耐えられるのか??
下痢の原因は、何か悪いものを拾い食いしてしまったのか? 心配になったせいか??
フライトを変更すべきか? 飛行機に乗せるとしたらどうしてあげたらいいのか??

下痢は朝まで数回続き、私も主人も眠れず、答えもでないまま朝を迎えました。
そして、朝7時にリムジン(と言ってもストレッチではありません。荷物多すぎて大型のバン)
が迎えに来た時点でも、下痢が止まりません……。

ドライバーさんにお願いして、JFK空港の手前にある、橋を超えたところの海沿いの公園
で止まってもらい、マックスを連れ出しました。この時もまだ下痢……。



チェックインは、出発時間2時間半前にと言われていましたが、こんな状態で預けるなんて
ことはできないので、私と1F到着ロビー外にあるペットエリア付近でギリギリまで過ごしました。


 ANAのターミナルにあるペットエリア

出発1時間半前となった時点で、何もでなくなりました。おそらく出切ったのかと思われます。

いろいろ考えた末、とにかく一緒にフライトするしかありません。
そうなったら、イチかバチか、スタバでマフィンを買って、なぜか持っていた正露丸
5粒飲ませました。水も飲ませると、それまで一切口にしなかったのに飲んでくれました。
(本当は、正露丸は生薬なので犬に飲ませるのは良くないそうです。)

エレベーターで出発ロビーに上がり、チェックイン・カウンターへ。
荷物は多い上、超過していて(長男のクローゼットの服を引越屋さんが積み忘れてしまい
それでなくてもパンパンのスーツケース6個に分散させたのです……)、ベビーカーはあるし、
さらに犬……マネージャーが飛んできました。

実際これまでにベイビー&犬のセットでの搭乗例がなく、コンピューターに入力する欄もないので
超過分も見なかったこととして免除となり、とにかく犬優先で手続きをして下さいました。

チェックイン・カウンターから少し離れたコーナーで、犬をケージから出してX線検査です。
これが最後のトイレ・タイムになるということで、連れ出しましたがもう何もしませんでした。



「汚しちゃっても大丈夫だからね。」「一緒に日本に行くから心配しないで。」
と100回くらい言って、再びケージに入ってもらいお別れしました。


 マネージャーに手厚く運ばれるマックス

ベビーカーをゲートで預けるので一番に乗らなければならないため、急いでセキュリティを通過し、
そのまま買い物もせず(そんな気力もなかった……)搭乗ゲートへ向かいました。

とにかく到着が遅れず、マックスが無事でいることを願って乗り込み、座ったらベイビーが
泣き出しました。すごいタイミング。これが少しでも前だったら、どうなっていたことでしょう。
引越に続き、怒涛のチェックインでした……。

怒涛の引越

2010年03月19日 | マックスとの暮らし
4回目となる海外引越、今回はとにかくきっちりと船便、航空便、フライトの時の手荷物、
そして譲渡分に分別し、梱包は引越屋さんにほとんどお任せしてしまいました。

でも、分別するには整理しなければばらず、3人分+家のモノとなると結局深夜までかかって
しまいました。でもさすがプロはすごい……あれだけの荷物をきっちりまとめて下さいました。

お昼は、友達が差し入れてくれた引越弁当を涙しながら頂きました。
今思い出しても、彼女の優しさに涙がでます……。ありがとう!!



マックスの輸送用のケージ・バリケン(バリケンネル)を登場させました。
ドイツ→成田、成田→NYと2回使用したものですが、頑丈なのでまだ使えます。



スーツケースを見ただけでいろいろ心配しちゃうマックスには、ギリギリまで
見せたくなかったのですが、引越後は、これを持ってホテルに行かなければならず
仕方なく今日御披露目となりました。

ペットの帰国<最終手続き>

2010年03月18日 | 動物検疫について
帰国7日前、FDA(Food and Drug Administration 日本では農林水産省)のNJ州オフィスへ
最後の重要な手続き、獣医師による証明書類をさらに政府に認証してもらう裏書き
(エンドースメント)をしてもらいに行きました。
Rovinsbilleにあるオフィスは、我が家から15分程。
(どういうわけかナビがトレントンのオフィスを選ぶようですが違うそうです。)

実は、私がベイビーを病院に連れていかなければならず、代わりに主人が行ってkれました。
書類は昨日先生と完璧に揃えたので、本当にただハンコをもらうだけ……。

しかし、私があまりの忙しさに頭が回らず、主人に裏書きをしてもらう書類だけを渡し、
先生に昨日言われて探し出した注射の証明書を机の上に置いたままにしてしまったため
面倒なことになってしまいました……。

私だったら、家に取りに帰って、出直していたに違いないのですが、主人はお堅いFDAに
動物病院とタウンシップから注射の証明書類をFAXで取り寄せさせ、裏書きを頂いてきました。

 費用は110ドル 

無事に政府機関の署名と押印(エンボス加工の印)を頂きました。
(*とにかく裏書きの際は、狂犬病予防注射の証明書の添付が必須です。)

裏書きして頂いた証明書類と輸入検疫届出受理書を、成田の検疫所へFAXして
不備がないか確認して頂きました。おかげさまで問題なしとお墨付きを頂きました。

ペットの帰国<健康診断>

2010年03月17日 | 動物検疫について
今日は、獣医さんのところへ行き、帰国前の健康診断&検疫書類にサインをして頂きました。

規定では、証明書の取得は出発2日前にとありますが、獣医師に健康診断書にサインをして頂き
その証明書類を米国政府機関(FDA)に赴き裏書きをしてもらう行程は、実際、日本の検疫所も
出発1週間から10日位前までなら認めてくれるようです。
私は、引越もあり、もし手違いがあったら間に合わなくなってしまうのが心配で、念のため
輸入検疫届出受理書を頂いた際、担当の方に相談して確認しました。

逆に今回日本の検疫システムを勉強して下さったマックスの先生は、「2日前じゃないとダメでしょ」
と厳格なことを言い出しましたが、検疫所に確認したことを伝えてサインしてもらいました。

健康診断書は、検疫所の推奨フォームAフォームCを使用し、事前にすべて記入して持参しました。
記入内容は、輸入検疫届出書とほぼ同じなので、それを見ながら記入するのがいいかと思います。

・マイクロチップ番号の確認(規格、番号、装着年月日、装着部位)
・狂犬病予防注射の確認
 (注射年月日、接種獣医師の住所 ・氏名、有効免疫期間、製品名、製造会社、製造番号)
・狂犬病ウイルスに対する血清中和抗体価の検査結果内容の確認(結果通知書原本を添付)
・狂犬病及びレプトスピラ症にかかっていないことの証明
・その他予防注射、寄生虫の駆除について

先生と病院のPCの記録と確認していくと、完璧だったはずが、思わぬ落とし穴がありました。

狂犬病予防注射については、抗体検査前に行った2回の注射について記入しますが、
私は注射はすべて先生にやってもらっていたつもりでしたが、実は前々回(2006年)の注射は
タウンシップでやってもらっていたのです。(さすが先生細かい所もよく見てます!!)

私の記入した内容を訂正してもらい、FDAへ行く時にはその時の接種証明書を
必ず添付するように言われました。

そして、私の持っていた抗体検査結果通知書は、コピーだったので、先生が持っている
オリジナル(抗体値がシールになっているもの)と交換してもらいました。
コピーの場合は、政府機関に裏書きしてもらわないといけません
それに裏書きしてもらわないと、それだけで無効になってしまいます。

←ステッカー(右下)付きの原本

マックスも体中いろいろチェックしてもらいましたが問題なし。脱水症状にならないように
しっかり水を与えるようにアドバイスされ、費用約140ドルを支払い、お世話になった
先生方やアシスタントの方々とお別れをして帰宅しました。


 米国輸出検疫用の書類を先生が作成してくれました。

ベイビーとお散歩

2010年03月08日 | マックスとの暮らし
こちらプリンストンも、少しずつ春めいてきました。

術後の体調も傷もすっかり良くなったものの、大雪が続いたので、朝夕のマックス
のお散歩は、すっかり主人にお願いしていましたが、今日からお散歩再開です。
もちろんベイビーも一緒です。

ドイツで長男の時に使っていた(6年以上温存していた……)
ジョギング用の3輪ベビーカーが復活。



はじめの2~3分は長男がベビーカーを押してくれていたのですが、
すぐにベビーカーを忘れて、自然観察に走ってしまったので、
結局私がマックスを連れながら押すはめに……。



でも、久しぶりの私とのお散歩を喜んでくれたのか、とにかく
マックスがとてもいい子!!きちんと言うことを聞いてくれました。

ベイビーもぐっすり寝てくれていたし、マックスも喜んでくれて、
私も運動不足を解消&カロリー消費できて、お散歩最高です。

こんな風にベイビー&犬のセットで歩いていると、声をかけてくれる人
が多いので、明日からお化粧して出かけようと思いました。

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大型犬と家探し

2010年03月05日 | マックスとの暮らし
いよいよ今月末、東京へ帰国します。
ようやく東京で住む家も見つかり安心しているところです。

長男の通う学校へバスで通え、マックスとベイビーとお散歩できる公園の近くという
のが我が家の絶対条件だったのですが、このような物件が少ない上、大型犬が一緒となると
なかなかなくて、おまけに「外犬OK」という死語にも出くわし、途方に暮れていました。

しかし、知人の紹介で「セラピードッグとして活動していた犬なら」とオーナーが
言って下さり、昭和記念公園へ歩いて行けて、屋根裏部屋もあり(荷物が多いので嬉しい)
庭には桜の木がある……と我が家の条件以上のお家を貸して頂けることになりました。



昭和記念公園は、東京ドーム約40倍の広大な自然あふれる公園で、ドッグランもあります。

帰国に際し「家探し」が我が家の最大の課題だったので、今はすっかり安心してしまって、
おまけに昨秋からのガレージセールやムービングセールで、大型家具や電気製品も無事に
売れたので、あとは引越らくらくパックにお任せして……なんて、すっかり楽観的になって
やることはいっぱいあるんですが引越準備進まずにいます……。

さて、すっかり前置きが長くなってしまいましたが、日本で言う「外犬」、アメリカでは
Chained Dog(鎖に繋がれた犬)となるわけですが、このような犬の飼い方は現在、
アメリカの多くの州が法律で禁止しています。

ペットとして犬を飼う場合は、大型犬でも室内飼いが普通で、このように飼われている犬は、
ほとんどがピットブルなどドッグファイティング(闘犬)の犯罪に関わる犬なので、
禁止しているというのが実情で、日本とはまた状況が異なるようです。

ドイツでは、繋がれた犬は、身を守るべく攻撃性が増し、犬が幸せに生きる権利を
無視したものとして、もちろん禁止されています。

住宅事情等の問題があるかと思いますが、日本は、夏はひどく暑く、冬は寒いという
環境を考えると、外犬という状況は虐待とも言えるかもしれません。(欧米の概念では)
近い将来、日本でも「外犬」がいなくなる日が来るといいなあと思います。

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シーワールドの事故

2010年03月01日 | ペットニュース
先週オーランドのシーワールドでシャチが調教師を溺死させるという事故がおきました。



学生時代オーランドで初めて見たシャチのショーに感動し、息子と共に再訪、昨夏は
息子にシーワールドのキャンプに参加させ、シャチの飼育も見学するなど、シャム(愛称)
大ファンの我が家にとって、今回の事故は、エイに刺されて亡くなったアニマルプラネットの
スティーブの事故と同じくらいショックで衝撃的でした。

本日葬儀が行われたDawn Brancheauさんは、ご主人と2匹のラブラドール犬を飼っていて
町のシェルターから、犬や鳥などの一時預かりもよくしていたというアニマルラバーでした。

その日も、シャチの隣に横たわって話していたところ、突然彼女のポニーテールをくわえて
水の中に引き込んでしまったようです。ただ遊びのつもりだったのかもしれません。

ジークフリート&ロイがステージでホワイトタイガーに襲われたり、ペットとして
飼われていたチンパンジーが訪問客をかみ殺したという事故もあったように、
人間と動物は仲良くなれても、じゃれただけで人間の命に危険が及んでしまいます。

キラーホエールと呼ばれるものの、シャチは人を襲う動物ではありません。しかし、
広い海で生きるシャチがプールで暮らすのは、ストレスがたまるのも当然かもしれません。

前日からシャチの機嫌が悪かったとか、調教師が規定以上に近づきすぎた、
ストレスがたまっていて、賢い動物なので前々から計画していたことだったなど、
いろいろな説が流れ、シャチは海へ戻して、ショーはもうすべきではないという論議も
ありましたが、ショーは事故3日後に再開されたようです。

本当に今回のことは残念でなりませんが、我が家のビデオにも収められている
ブラチョワさんのステージ、本当に素晴らしかったです。
あの感動はいつまでも忘れません。ご冥福をお祈り致します。



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