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プリンストンに暮らす

ドイツ&アメリカでの駐妻生活を終えて帰国しました!!

天性のセラピードッグ

2013年03月13日 | セラピードッグ
アメリカの友人が ”You must watch it.”とFacebookで送ってくれたビデオ。

まさに、マックスがセラピードッグとして子供達にしていた
仕草そのままで(特に匍匐前進...)胸が熱くなりました。

この犬もまさにセラピードッグとして天性のものがあるように思います。

日本でも、このように子供を癒す活動が増えるといいのですが……。



https://www.facebook.com/photo.php?v=478595248864062

良かったらご覧になって下さい。

セラピーアニマル評価者実習

2011年11月23日 | セラピードッグ
今日も再び麻布大学にて、セラピーアニマル評価者の実習に参加してきました。

動物介在教育療法学会の先生方は、実際に活動している4匹のセラピードッグ
を連れてきてくれました。

スタンダードプードル、トイプードル、ダックス、警察で保護されて引き取られたミックス。

先生と犬は、セラピードッグ試験の受験者となり、私は実際の評価者として
セラピードッグ試験をとり行うという設定でした。

6人の参加者の中、いつも一番でやらなければならず、さすがに疲れました~。

今回は、いい子ばかりでしたが、実際はいろいろな気性の犬に立ち会わなければなりません。
そう考えると、シェルターでいろいろな犬とふれあった経験も役立つのかも
しれないなと思いました。

アメリカと多々異なり、評価者は試験の際、受験者にかなり丁寧な説明をしなければ
なりません。その点をもう少し勉強して、来月の試験に臨みたいと思います。


東日本大震災でのペット達

2011年10月16日 | セラピードッグ
麻布大学「東日本大震災における人と動物」というテーマで
行われたシンポジウムに参加してきました。

最初のパネリストは、宮城県塩釜市のオノデラ動物病院の佐藤真美さん。
ブログ「宮城の獣医たち~震災で被害を受けた多くの動物と飼い主の皆様へ」

津波の被害を大きく受けた隣接する多賀城市と七ヶ浜町の避難所を回り、
ペットフードと薬の提供、回診活動をはじめ、津波を受けたペット達の
シャンプー会、仮説住宅への移住に伴いペットを飼うマナー講座、
飼い主を失ったペット達の保護活動をされてきた方です。

飼い主も含め、犬への理解が不足する地域で、このような活動をする
のはとてもご苦労が多く、罵声暴言をあびることもあったそうです。

津波を受けてドロドロの犬を洗ってあげた写真には涙がでました。
それでさえ、反対の声もあり、避難所の裏の方で行ったとか。

次に、震災後様々な支援されてきたペット情報誌「PEPPY」
西澤亮治さんが、いわき市動物保護センターなど数ヶ所の状況を
詳しく伝えて下さいました。

最後は、環境省動物愛護管理室の大倉弘二さんが、政府の震災後
の取組みとこれからの対応、保護犬の里親募集について。

私が思っていた以上に、ペットに対する考え方が欧米と比べ
20年も30年も遅れている現状と、無力な環境省と自分に愕然・・・・・・。

「新しい意見を・・・」と言われていたのにかかわらず、考え方の
あまりの違いと大御所も多く、質問どころではなくなってしまいました・・・・・・。

私なりの視点で考えた問題点と今後の対応については、
あらためてレポしたいと思います。

アニマルセラピー評価者養成講座

2011年10月09日 | セラピードッグ
三連休は、日本獣医生命科学大学での動物介在教育療法学会
「アニマルセラピー評価者養成講座」に参加してきました。

日本でもアニマルセラピー活動が認知されるようになり、参加者も
激増する中、ハンドラーと動物の資格試験を開催し評価する人材も
必要とされてきています。

そこで、動物の福祉を守り、より安全で安心、効果的な活動としていくために、
米国デルタ協会の協力を得て、ようやく日本でもセラピーアニマル活動
の基準となるものが作られました。

酪農学園大学、麻布大学、日本獣医生命科学大学の先生方、そして、
数ある協会の代表者や獣医師の方々が共同し立ちあがってくれたのです!!

今回は、それに基づく、日本で初めての評価者養成講座となったもので、
11月に麻布大学で実習、12月の試験に合格すれば、日本第一号の
評価者になれるかもしれないという記念すべきものだとか……。

受講者には、赤坂動物病院柴内先生もいらしていました。
私は30分で行くことができましたが、全国から飛行機や新幹線でいらしていた方ばかり。

帰国して、このような展開になるとは想像もしていませんでしたが、
友達の紹介などの導きで、今回参加できたことに感謝するばかりです。

受講しながら、アメリカでマックスと活動してきたこと、また、最初に
デルタ協会の試験を受けてから、他の方々の試験を見学させてもらったり
アシスタントとして参加していた時のことが思い出され、そんな経験も今後
生かすことができるかと思うと、時折、感動で胸がいっぱいになりました。

日本でマックスと活動することはできませんでしたが、このような形で
日本のアニマルセラピー界の発展に貢献することができたら、こんなに
嬉しいことはありません。しっかり頑張りたいと思います。


動物介在教育療法

2011年10月06日 | セラピードッグ
すっかりご無沙汰している間に、秋が深まってまいりました。
新しい仕事は、通関から経理、給与、税務申告、掃除やお茶くみまで
一人でこなさなければならず、かなりバタバタしていました。

さて、いよいよ今週末は、日本獣医生命科学大学で動物行動学等のお勉強会に参加してきます。

この大学に通う友人の紹介で、日本動物介在療法学会の先生とお話する機会があり、
アメリカでのマックスとのセラピードッグ活動を生かして、これからセラピードッグ活動
を行おうとする方々をサポートしていく仕事をしてみないかと言われたものです。

日本でも、動物介在療法、いわゆるセラピーアニマル活動が認知されるようになり
活動しようとする人が増え、それに伴い指導や評価する人の需要も出てきたようです。

私としては、早くパートナーを見つけ、先日長男が手作りラジオを送った
震災で家族を失った子供達などを訪問することができたらと考えていましたが、
まだ次男が小さいこともあり、現実的にはかなり先になってしまいます……。

それならば、活動を始めることができる方々のお手伝いができればと思い、
また、動物行動学など専門的な知識も身につけたいと思っていたので
アメリカの協会から活動記録などの書類を作成してもらい、学会の審査を
無事通過し、今回参加させて頂くことになったものです。

専門的なお勉強に果たしてついていくことはできるのか??
12月には試験もあるのですが……。
とにかく頑張ってこようと思います。


 昭和記念公園のコスモスの丘
 今年は台風の影響もあり、株がまばらで、まだ満開ではありません。
 みんなの原っぱのコスモスは、今きれいに咲いています。

日本のセラピードッグ活動

2011年01月18日 | セラピードッグ
先日TV「ザ鉄腕DASH」で、日本におけるセラピードッグ活動が紹介されていました。

全国的に高齢者施設や病院、学校を訪問している日本動物病院福祉協会主催
「人と動物のふれあい活動(CAPP)」
のグループによる聖路加国際病院の
小児病棟でのセラピードッグ訪問活動の様子が伝えられていました。

毎月2回のセラピードッグの訪問を子供達はとても楽しみにしていて、
一緒に遊んだり、車椅子で病院内を散歩するなど、特に長い入院生活の
子供達の心の支えとなっているその様子は、本当に素敵なものでした。

当初は、安全面や衛生面、アレルギーなどの問題が懸念されたそうですが、
セラピードッグ導入の実現のため、医療チームと、日本動物病院福祉協会の
獣医師達が話し合いを重ね、実現に至り、現在まで懸念されていた感染症や
事故は一度も起きていないという大成功の素晴らしい活動です。

実は、赤坂動物病院に勤めていた友人から、柴内先生がこのような活動を
積極的にされていることを聞き、帰国した時には活動に参加させて頂くお話も
させて頂いていたので、偶然にこの番組を見て、とても驚きました。

マックスは、がんセンターに始まり、特に大学病院の小児病棟、児童福祉施設を
中心にセラピードッグ訪問活動をしていたので、番組を観ながらたくさんのことを
思い出し、日本での少しずつセラピードッグ活動が増え、活動の場を広げている
ことを本当に嬉しく思いました。

日本では、まだ高齢者施設の訪問が多いかと思われますが、このような活動の紹介で
セラピードッグの社会的認知度が高まり、小児病棟やさらには児童福祉施設などへの
訪問もどんどん増えていってほしいと思います。

P.S.ダメ犬、デブ犬、高齢犬の特集もありました。この番組いつも犬の特集があるのでしょうか?

セラピードッグ活動

2009年12月30日 | セラピードッグ
アメリカへ来た2005年より、マックスとトレーニング&テストを受け、
セラピードッグ活動を始めてから4年がたちました。

これまでガン病棟、小児病棟、自閉症児の施設、虐待を受けた子供達のシェルター、
そしてアルツハイマー患者さんの病院などをマックスと訪問させて頂きました。

セラピードッグの効果を実際に見て知ることのできた毎回の訪問は、私にとって
大変貴重な経験で、セラピードッグ活動以外のことも勉強になり、アメリカ生活
や文化をも理解する助けとなりました。

セラピードッグとしては、ちょっと元気のよすぎるマックスと、拙い英語の私を
受け入れて下さったスタッフや患者さん達の優しさ、そして子供達の笑顔は、
セラピードッグ活動だけでなく、私のアメリカ生活を大いに支えてくれました。

いつも励ましてくれたセラピードッグの先輩達にも感謝するばかりです。



しかし、この度念願の二人目の子供を授かり(8年かかりました……)
来春には日本へ帰国することもあり、私とマックスは、今月でアメリカでの
セラピードッグ活動を引退することになりました。

日本へ帰国してからも、アメリカでの経験を生かして、何かの形でマックスと
活動することができたらと思っています。

これまで、ブログを通じて応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。
新しい年も皆様にとって素敵な一年となりますようお祈り致します。

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アルツハイマーの患者さんと

2009年10月13日 | セラピードッグ
アルツハイマーの患者さんは、セラピードッグとふれあうことで、
脳細胞を刺激され、症状が安定し、特に老人性認知症にみられる
攻撃的な行動をも抑制する効果があると言われています。

そこで、この研究に興味を持たれたドクターの依頼で、3か月間数匹のセラピードッグ
が施設を毎日交代で訪問することになり、マックスと私も6月より参加しておりました。

お試し期間中セラピードッグとふれあった患者さんは、イライラや焦燥感がなくなり、
大声をだしたり、暴れる行為などに落ち着きがみられるなどの効果が見られたそうで
トップの方々も納得され、今後も引き続き定期的な訪問が行われることとなりました。

セラピードッグは、患者さん達が自由に集まるミーティングルームを訪れ、
普通にお話をしながら、犬をさわってもらったりします。それだけです。

しかし、マックスとふれあうちに皆さん笑顔になります。
マックスの姿を見るだけで、パッとお顔が明るくなる方もいらっしゃいました。

その積み重ねが、患者さんの気持ちや病状を少しでも落ち着かせることが
できたとしたら、とても嬉しいことです。

セラピードッグへの理解が深まり、あらたに活躍できる場所ができたこと嬉しく、
忙しかったですが、ボランティアとしてやりがいを感じることができました。


    ドッグランでお友達を待つマックス

また、この病気の一般的な予防法は、野菜&果物をたっぷり取り、低脂肪の食事と
毎日の運動を心がけることだそうです。ビタミンE、B6、B12、葉酸も効果あり。


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Bark in the Park

2009年05月03日 | セラピードッグ
今日は、フレミントンで行われた犬のイベントに参加してきました。



汽車も走る古き良きアメリカの雰囲気を持つ美しい街を、愛犬と歩こうというものです。

メルセデス・ベンツの協賛を得て、町のローターリー・クラブが主催したこのイベントの
参加費はすべて、アニマル・アライアンスというシェルターへ寄付されます。



朝から雨が降り続き、来る人は少ないだろうなと思っていたところ、
近くの駐車場はすでにうまり、雨の中続々と会場へ向かう人と犬が!!

会場へ向かいながら、お話した方々は、

「こんな素晴らしい企画をしてくれた人達に、雨だから来ないのは申し訳ないよ」

という感じのことを言っていて、朝起きて大雨だから来るのをやめようと真剣に
思った自分が恥ずかしくなりました……。そして、来てよかったと思いました。

協賛企業のおかげで、参加者は、Tシャツ、バンダナ、ペットフードなどのおまけがたくさん!!



町の中心にある公園には、様々なペット関係のブースが出店されていましたが、
今回は、私とマックスが所属するセラピードッグ協会の宣伝ブースもあり、
マックスは、セラピードッグのモデル(?)としても参加しました。

どんな活動をしているのか??
どのように犬を訓練したのか??

という質問に答えるわけです、私が……。これだけでも辛いのに、落ち着きのない
マックスの行動が、更に私を厳しい立場へ追い込むのでした。

他の先輩セラピードッグ達は、実にお行儀がいいのですが、マックスときたら、
たくさんの犬と人に囲まれて興奮し、おまけに向いのブースでは、クッキーを
配っているので、油断も隙もなく、もう大変……。写真を撮る余裕もありません。

ブースの前を通りかかるすべての人に行くので、呼び込み効果は抜群でしたが、
それで本当にセラピードッグなの??みたいな視線もあったり……。

そんなわけで、セラピードッグのブースはベテラン&優等生の犬達に任せて
早々にドッグウォークへ参加しました。ウオーキングは、実に楽しい!!

たくさんの人と犬と出会い、楽しく歩いて運動し、それがシェルターの犬達の支援
になるという仕組み、とても素晴らしいものです。


 ボランティアの方々と"Adapt Me" のベストを着て参加のシェルターからの犬達


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犬を飼うとしたら

2009年04月15日 | セラピードッグ
先週一週間は、息子の学校がイースター休暇だったので、セラピードッグ活動
お休みしていましたが、今日から、再開して、自閉症児の施設を訪問しました。

リーディング・プログラムに参加してくれたのは、もうすぐ普通の学校へ移る子供達。

オバマ大統領の犬の話になり、「犬を飼うとしたらどんな犬が飼いたい?」
とみんなに聞いたところ、

「ミディアム・サイズ」「チワワ」「シェパード」

などいろいろでましたが、

「ブラック・ラブ」

と言ってくれた男の子が3人もいて、私とても嬉しくなりました。
今日担当してくれたエリック先生も、チョコラブを飼い始めました。

今日は、少し多くて一気に12名の子供達がマックスを囲んで、本を読んでくれました。

いつものローレン先生は、リーディング中、子供達はマックスにさわらないという
方針ですが、今日はお休みだったので、お友達が本を読んでいる間、
ずっとマックスの手を握っていたり、足裏の肉球をマッサージしたり、
耳をなぜたり、背中をなぜたり……マックスは、それはもう最高に気持ち良さそう。

今日は、一体誰のためにきたのか??と思うほど、マックスは、たくさんの子供達に
囲まれて、王様のようにマッサージを受けた訪問となりました。ありがとう。



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動物介在療法

2009年04月01日 | セラピードッグ
マックスに本を読んであげるリーディング・プログラムでは、本を読んでくれた
お礼に、エンピツかステッカーをあげています。

子供達は、結構これを喜んでくれますが、特にマックスの写真で作ったシールは
とても人気があります。

そこで、マックスの写真シールを、小児病棟の訪問でも、子供達に渡したら、
マックスがいない時にも、マックスを思い出すことができると喜んでくれました。

小児病棟では、点滴や注射をする子供達についていてあげたりするのですが、
その子供達が、マックスがいなくても、写真を見ていると、マックスがいる時の
ように、注射の針もこわくないと言ってくれるのです。

看護婦さん達も、マックスの写真があれば、話題になるし、マックスの話をすれば
泣いたり、嫌がったりすることもなくて、とても助かると言って下さいます。

今日は、骨折やヤケド治療後のリハビリで、腕を動かさなければならない子供達と
遊びました。リハビリをとても嫌がるので、先生方が困っていたようですが、
マックスをなぜたり、ブラッシングすることには積極的に参加してくれました。

本人達は、意識していないようでしたが、リハビリの動きとブラッシング、
実はどちらも同じ動きなんです。

私も膝の靭帯手術後のリハビリを経験しましたが、痛いだけのリハビリなんて
子供にとって本当に辛いことなんだと思います。でも、楽しかったらやるんです。

これでいいなら毎日でも付き合ってあげたいけれど、動かしても痛くないことや
動かせることも分かったようなので、これをきっかけに頑張ってほしいと思います。
そうすれば、マックスのブラッシングも、もっとスムーズにできるようになるはず。

これも、ひとつの動物介在療法。今までこのようなケアにおいて、セラピードッグ
を使うことに積極的ではなかった先生も、今日のふれあいを見て一目瞭然、
そのシンプルさと効果を感じて下さったようでした。



もちろん子供達と遊べるマックスも嬉しいんです。
暖炉の前が、よく日があたり、お昼寝にいいようです。

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リラックスしよう

2009年03月25日 | セラピードッグ
旅行から戻り、マックスをシャンプーして、今週からセラピードッグ活動再開です。



妙に張り切っているマックス。私に「早くしろ」とでも
言わんばかりに、ガレージへ続くドアの前で待っています。

今日は、リーディングプログラムで、マックスを囲んで子供達が輪になりました。

優しいデイビット(マックスは覚えてる?の帽子を目深にかぶっている自閉症の男の子)
に甘えて、ひざ枕してもらったりして、マックスくつろいでいました。

そんなところに、いきなり強烈なニオイが……。

「Ewwwwwww」「Max broke wind.」「Poopee.」 (うぇ~、マックスおならした~)

とみんな大騒ぎ。マックスは、素知らぬ顔。まさか……と思っていたら、
今度は、私の顔の前で一発。何てことでしょうか……。

みんなで笑っているうちに、ニオイも消え、思いっきりリラックスモード。
本を読むのを苦手な子供達も、くつろいだ雰囲気のおかげで、リーディングに
挑戦してくれました。くさいおならも、一役買ってくれたようです。

犬も、人間同様、リラックスした時におならが出やすいそうです。
10人もの子供に囲まれてリラックスしているのかと思うと、妙に感心して
しまいましたが、大迷惑でした……すみません。

活動終了後、すぐに散歩に連れて行きましたが、特にお腹の調子が悪い様子もなく
本当にくつろいでいて出てしまったようです。音はありませんでした。

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絵本の寄贈

2009年03月04日 | セラピードッグ
先日お世話になっている先生を通じて、児童福祉施設へ絵本を寄贈させて頂きました。
息子も、繰り返し読んでいる楽しくて、簡単に読める絵本を選んでみました。

実際マックスに本を読んであげる、リーディング・プログラムを行っているものの
施設にある本の数はとても限られていたので、せっかく本に興味を持つようになって
きた子供達に、もっと本を読んでもらえたらと思ったものです。

今日は、その中から、私も大好きなクリフォードの本やいたずらマーリー
Marley & Me の子供向け)を読んでくれた子供がいて、ちょっと嬉しくなりました。



マーリーの数々のいたずらは、どれもマックスもやったことばかり……。
そして、クリフォードは、顔がマックスに似ている、と盛り上がったり。
(正しくは、マックスがクリフォードに似ている?)

マーリーとマックスのハチャメチャさに子供達も大笑い。
ほのぼのした時間でした。

1か月前に比べると、かなりリーディングが上手になったイライジャ君、今日は
すんなりクリフォードの本を1冊読み終えることができ、私まで嬉しくなりました。

とっても上手だったと誉めたら、「I think so.」と最高の笑顔。
小さいことながらもやり遂げた達成感と自信にあふれているように感じました。

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ドッグファイティングを見た子供

2009年02月25日 | セラピードッグ
今日のマックスは、虐待された子供達とのふれあいでした。みんな無邪気に遊ぶ中
5~6歳のグループの中に、マックスを異常に怖がるん男の子がいました。

「どうしてここに犬がいるの?」「危ないよ」「かむでしょ?」

とかなり本気で嫌がっていたので、どうしたものか困ってしまいましたが、先生と一緒に
マックスはとてもフレンドリーで、絶対噛んだり、吠えたりしないと説明しました。

その間に、他の子供達が尻尾フリフリのマックスと仲良くしているのを見て、一目瞭然
安心したのか、一緒に本を読んだり、ブラッシングもしてくれました。そして、

「犬にブラッシングするんだ」 → 「そうよ、春は抜け毛が多くなるからね」
「かまない犬って初めて見たよ」 → 「大丈夫、マックスは絶対にかまないよ」
「この犬、家に入ったりするの?」 → 「家の中でいつも過ごしているのよ」
「この犬、ケガしたことある?」 → 「ハチに刺されたことあるよ」

と彼の微妙な質問に答えながら話していたところ、彼の家にも犬がいたことが判明。しかし、

「うちの犬、首を咬まれて、血がいっぱい出たんだよ」

「かわいそう~、大丈夫だった? どうしちゃったの??」

「ドッグファイティングだよ」

衝撃告白に、私スピーチレス。固まってしまいましたが、何とか気を取り直して

「ドッグファイティングは、罪のひとつよね」

「うん、だからパパも伯父さんも、今刑務所にいるんだ」

「…………」

「早く帰ってきてくれるといいね」と言うのが精いっぱいでした……。
こんなことで驚いていちゃいけないんですが。

この男の子、まだ幼いのに、ドッグファイティングの現場を見てしまったようですが
とにかく、どんな犬でもケンカはしたくないし、マックスのように、散歩したり
友達や家族といるのが、犬は一番嬉しいんだよと説明しました。

穏やかにマックスをなぜながら、「マックス嬉しそう。ケンカはみんないやだよね」
と言う彼の表情は、私の言いたかったこと、分かってくれたように見えました。

なかなか根絶しないドッグファイティングですが、将来を担う子供達が
犬の優しさを理解すれば、大人になっても絶対やらなくなると思うんです。

担当の先生も、実際ドッグファイティングのことは知らなかったそうですが、
それならば、マックスとのふれあいは、さらに大きな意味を持つようになるはずと
判断され、彼は引き続きセラピードッグ・グループに入ることになりました。


 陽だまりの中、丸くなってお昼寝

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マックスは覚えてた?

2009年02月18日 | セラピードッグ
最近、私とマックスは、病院訪問の際、約束されている時間の前後に少しずつですが
待合室などで待つ子供や保護者の方々とふれあう時間をとるようにしています。

自閉症児などの相談でいらした方々は、たくさんの不安を抱えていらっしゃるのですが
マックスを見ると一目瞭然、セラピードッグによるケアもあることを理解され、
少し安心されたり、大歓迎するマックスに笑顔もこぼれます。

そんな待合室で、1か月程前、黒い帽子を目深にかぶり、頭からマフラーで顔を覆い
うつむいたまま、3人もの大人に付き添われてきていた男の子がいました。

付き添いの方は、何とかその子にマックスをさわらせようとしていましたが、
男の子はうつむいたまま。私も、マックスを近づけたものの全く応じません……。

それでも、マックスのことを説明しながらそばにいたら、マックスは、イスに座って
いるその子の太ももにアゴを乗せました。さわってよ~攻撃だと思うんですが、
マックスと彼の顔はくっつきそうなほど。

お母さんらしき女性が、私に抱きついて「会えてよかったわ」と言ってくれました。

そして今日、マックスのリーディング・プログラムに、何とあの帽子をかぶった男の子が!!
もちろん、まだまだうつむいていて、顔はほとんど見えないけれど、もうマフラーも
してないし、グループで参加しているなんて、本当にすごい変化です。

でも、やっぱり本は読みたくないらしく、先生がいろいろ説明してもダメでした。

その時、マックスは、彼に近づいて、フセをしたまま尻尾をふりはじめました。
やっぱり、マックスは覚えてるんだな、あの時の男の子だなって思っていたら
彼が、少し顔を上げて、マックスを見て笑ったんです。

すかさず先生が「マックスは初めてよね? 待ってるみたいだから読んであげて」
と言ったら、彼は、「I know him.(マックスを知ってます。)」って言ったんです。

「そうそう、初めてじゃないね。マックスもあなたのこと覚えてたみたいね」
と言うと、小さな声でしたが、読んでくれました。

その後、マックスは、馴れ馴れしく彼に寄りかかり、他の子が読むのを聞いていましたが
彼はマックスの手をいじりながら、うつむいてはいるけれど、笑っていて嬉しそうでした。

この一カ月、先生方がどのようなケアをされたのかは分かりませんが、
本当にアメイジング!! 感動しました。

彼がマックスのこと覚えてくれていたことも、本当に嬉しかった。

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