プリンストンに暮らす

ドイツ&アメリカでの駐妻生活を終えて帰国しました!!

水煮牛肉

2011年05月30日 | レシピ
プリンストン近郊のベスト・チャイニーズレストランと言ったら、
私は、家族で通い詰めた「川妹子」(我が家では「かわいもこ」と呼んでいた……)と
飲茶も美味しい「皇都海鮮酒家」だと思います。

「川妹子」は、四川料理のお店ながら、広東系の塩味の炒め物も美味しいんです!!
いつも必ず頼んでいたのが、唐辛子と花山椒で煮込んだ「水煮牛肉」
辛いだけでなく、濃厚な香りと奥深い味わいが絶妙で、クセになる美味しさです。

「水煮牛肉」は、四川料理の定番メニューですが、日本では「牛肉の山椒辛子煮
と表記するお店が多いかもしれません。(陳建一さんの四川飯店もそのようです。)

帰国前に作り方を店長に教えて頂き、花山椒と四川唐辛子を大量に持ち帰った私は
燃焼系メニューとして定期的に作ってます。

日本には良質なモツがあるので、モツの山椒辛子煮にすることが多いのですが、
先日、中国から本帰国した友人に作ったら「これこれ~」と喜んでもらえました。



<材料>

牛カルビ(薄切り)またはモツ
ネギ
白菜
セロリ 1本
生姜のみじん切り 
にんにくのみじん切り 

乾燥赤唐辛子  一握り
花椒 大さじ1~2 ←結構辛いのでお好みで調整

豆板醤  大さじ1
醤油   小さじ1
紹興酒  大さじ1
中華スープ  適量
片栗粉    適量

コリアンダー お好みで *パクチー、香菜とも呼ばれる

<作り方>

1.醤油、紹興酒、片栗粉で牛肉に下味をつけ、30分ほど置きます。
2.白菜とセロリは一口大に、ネギは5センチぐらいに切ります。
3.熱くなったフライパンにサラダ油を多めに入れ、干し唐辛子、花椒を入れ素早く炒めます。
4.さらにネギも入れて素早く炒め、すべて取りだします。
5.フライパンに豆板醤を入れ炒め、香りを出したら、中華スープを少し入れ沸騰させます。
6.白菜、セロリ、醤油、花椒、塩、しょうが、にんにくを入れじっくり煮込みます。
7.白菜とセロリを取り出し、牛肉の薄切り(またはモツ)を入れ火が通ったら
  唐辛子と花椒をお好みでさらに加えて仕上げます。器に盛ったらコリアンダーをのせて出来あがり。

油の浮かんだスープの中から牛肉を拾って食べるのが四川流です。ご飯によく合います。

この残ったスープは、味が凝縮していて美味しいので、後日白身魚を煮込んだり、
マーボードーフに使ったりして活用して下さい

Szechuan House
2022 Nottingham Way Hamilton, NJ 08619



今月のTSUTAYA

2011年05月27日 | 映画&ドラマ
しあわせの隠れ場所

ホームレスになるなど過酷な少年時代を過ごしながらも、ある家族との出会いによって
自らの才能を開花させ、ドラフト1巡目指名でNFLデビューを飾ったマイケル・オアー
選手の感動の実話をサンドラ・ブロックの主演で映画化。

アメリカの懐の深さ……日本人には理解を超える所がありますが、これぞアメリカ!!

マイケルを家族として受け入れたショーン・テユーイ氏は、タコベルをはじめ、ピザハット
ケンタッキーフライドチキンなどのファーストフード・チェーンを経営するすごい人なんです!!




コールドマウンテン

南北戦争によって引き裂かれた二人…インマンは命を賭けてエイダの元へ帰ろうとする。
エイダはひたすら彼を待ち続けながら強く生きる……。

イングリッシュ・ペイシェントのアンソニー・ミンゲラ監督ならではの、
激動の時代の純愛が壮大なスケールで描かれています。
「風と共に去りぬ」のスカーレットよりもエイダの方が共感が持てるかも。

エイダを助けるサバイバルの師ルビー役にレニー・ゼルウイガー、
困難極めるインマンの旅路に登場する、ナタリー・ポートマン、フィリップ・シーモア、
エイダの父親はドナルド・サザーランドなど……ものすごいキャスティングも注目です。

エイダのインマンへ送った手紙の文章の美しさが忘れられません。



小さな命が呼ぶ時

難病に冒された我が子を救いたい一心で、自ら新薬開発のベンチャー企業を興した
エリート・ビジネスマンの感動の実話を、ブレンダン・フレイザーとハリソン・フォード
の共演で映画化。長くても9年しか生きられないとされる難病“ポンペ病”は治療薬もなく、
長女メーガンに残された時間はあと1年に迫る中、ポンペ病研究の第一人者を訪ね奔走する。

ブレンダンは、本当にアメリカのエリートによくいる典型的なタイプではまり役でした。
素晴らしいお話です。製薬会社社員は見とかないと!!


アリスインワンダーランド

不思議の国での冒険から13年後、19歳となったアリスは婚約パーティーで
チョッキを着た白ウサギを追って、幼少時代に訪れた不思議の国へ再び迷い込んでしまう。

アリス役には多くの有名な女優が志願したものの、監督はあえて有名ではないミアを
選んだそうですが、やっぱりアン・ハサウェイでよかったのではないだろうか?

でも、ティム・バートン監督はすごいな。(長男楽しんでました!!)

ある日 犬から手紙がきて

2011年05月26日 | ペットロス
長男にとってマックスの死は、初めての家族の死でもあり
私の思っている以上に大きなショックを受けていました。

彼の心のケアになるかもしれないと、友人がすすめてくれたのが
「ある日 犬の国から手紙が来て」という絵本でした。

長男に読み聞かせてあげようと読みはじめましたが、愛犬を亡くした方のお話と
その犬達が大好きな家族との思い出、そしてその思いをつづって出す手紙に
涙があふれてきてしまって声になりませんでした……。

眠りについた犬たちは、虹色の橋を渡って
犬達が思い思いに楽しく暮らす犬の国へ行くそうです。

犬たちは思い思いに楽しく暮らしながら、大好きな人、
大好きな家族の幸せを願って手紙を出すそうです。

「おじいちゃん、また会おうね」
「いつも二人のことを考えています。」
「ずっとずっと いっしょにいたかった」
「どうか、パパとママも元気でいてくれますように」
「かわいがってくれてありがとう」

とても優しい語り口とイラストに、現実的ではないはずのファンタジーな
犬の国という世界に自然と引き込まれてしまい、マックスも犬の国で楽しく過ごし、
いつか私に手紙をくれるのかなと思ったりして、不思議に心が癒されました。

結局、自分で読んだ長男ですが、この不思議な世界を受け入れることができたのか
「マックスいつ手紙くれるかな?」「おれにもくるかな?」と言っていました。

「犬飼いたい」と言う私に「まだマックスからいいよって手紙きてないじゃん」と一言。






ペットロス

2011年05月25日 | ペットロス
「ペットとの別れ……その悲しみは深いけれど、きっと乗り越えられる。」

この力強いコピーだけで、気持ちが救われ元気になれたように思います。

獣医を目指す友人が贈ってくれた一冊ですが、いろいろなペットロスのケースを
紹介しながら、多角的な視点でペットとの別れについて社会科学的に書かれています。

もしかしたら、ペットを失ってから読むよりも、ペットと今暮らしている人が
心構えとして読んでおくといい本なのかもしれません。

あまりこれと言った結論がないタイプの本ですが、ペットを失った時の悲しみを
癒す助けになるであろうこと、私自身の経験も含めてご参考迄にまとめると……。

①ペットの臨終に立ち会えるものなら立ち会うようにする
 ペットの死を目の当たりにするのはとても辛いことですが、最期を見届ける
 ことは、悲嘆の道をいつまでも辿る可能性が低くなるようです。
 見届けることができなくても、遺体とはしっかり対面し気持ちを伝える機会を持つ。

②悲しみは家族や友人仲間とわかちあうようにする。
 どのようなスタイルでもきちんと弔い葬儀を持つことは、事実を認識し、
 悲しみを表現する機会となり、後々の癒しにつながるようです。

③悲しみをつづる 
 書くという行為は、心の整理をすることができる。思い出のアルバムを作成したり
 ペットをモチーフに絵を描いたり、プレートやペンダントを作ることも効果的。

④泣きたい時はひたすら泣く
 泣くという行為は、心の傷をやわらげる効果があるので、悲しい時は
 涙をこらえずに泣いこと。また、その悲しさを周囲の人に話すこと。

マックスの葬儀をさせて頂いた慈恵院のことも紹介されていました。
私は全く知らなかったのですが、慈恵院では、高松宮、三笠宮の皇族、
吉田茂、三木武夫、菅直人など政治家、長嶋茂雄、美空ひばり、松任谷由美、
吉永小百合などの各界の著名人のペットが供養されているそうです。

また、多くのケースで、あらたなペットを迎え入れたことで悲しみが癒されたとありました。
解決策と言えるのか分かりませんが、分かる気が致します……。


手作りラジオを被災地へ

2011年05月24日 | フラウ山田の毎日
長男が、ボーイスカウトの活動で、被災地へ送るラジオを作りました!!



被災地では、まだまだラジオの普及が遅れている避難所があり、
地元の情報を得るためにラジオを必要とされている方が多いと
実際ボランティアに行かれたボーイスカウトの先輩からのお話を聞き
先月集めた義援金の一部をラジオの材料費に充てて作成したものです。

地元中学校の理科の先生とサイエンスクラブの中学生、アマチュア無線家
の方々のご協力で、何と70台のラジオが完成しました。

宮城県名取市の災害対策本部へ送ると、子供達が作ってくれたラジオなので
子供達に役立てたいということで、「子供たちの心のケア実行委員会」
寄贈されることになりました。地震や津波のトラウマや、両親や友人を失くした
子供たちの傷ついた心のケアをされているところです。

楽天の元選手達による野球教室なども行われていて、避難所でプロ野球の
ラジオ中継を楽しむことができると、とても喜んで頂けたようです。

この活動を通じて、私自身、今後このような子供達のためにできることがあるのでは??
マックスとのセラピードッグ活動の経験を生かせるのでは??
と考えるようになりました。

そこへ、獣医大学に通う友人から動物介在療法の講座に誘われました。

次男も保育園へ通い始め、仕事の合間にふと一人になるとさみしさが身にしみて
ブルーになりがちでしたが、元気な人間は元気出して前向きに行こうと思います。

忙しいけれど、2代目セラピードッグも育てたいと思うこの頃です。