以前に、こちらミント神戸6階のフレッツ@メディアスタジオや
スタッフブログでもご紹介したことのある・・・
「ビル・ヴィオラ はつゆめ」
Bill Viola : Hatsu-Yume (First Dream)
この展覧会を観に、兵庫県立美術館へ行ってきました。
兵庫県立美術館
ビル・ヴィオラという美術家は、ビデオ・アートや
映像アートの第一線で活躍する、世界で最もよく知られ
ている作家のひとりなのだそうです。
ビル・ヴィオラ
今回の展覧会は、ビル・ヴィオラ芸術の全貌を紹介する
アジア初の大回顧展とのこと。
4点のインスタレーションと、4点の薄型ディスプレイを
使った作品の展示、そしてハイビジョンでリマスターされた
《はつゆめ》を、ミニシアターで上映されていました。
一歩足を踏み入れたとたん、繰り広げられるその世界に
びっくり・・・
その作品は 音響 と 映像 とが 不思議な力 で
私たちに語りかけ、氏の創る世界に引き込んでいって
くれました。
会話や言葉のない 映像表現 は想像力を働かし
イメージを拡げて味わいます。
この作品は 「驚く者の五重奏」 というタイトル。
前に立ってすぐには、美しくプリントされた写真のように
映るのですが、しばらく眺めているとゆっくりと動いて
いることがわかります。瞬きをしたり、頬が上がったり・・・。
「彼らは、悲しみ、怒り、恐れなどの極限的な感情を徐々に
高めていきます。」 との解説。
「そーゆーことなのですかぁ・・・」と眺め直し・・・。
「横長の安定した構図や光と影の強い対比はルネサンス期の
いくつかの西洋絵画をモデルにしています。」 ともある・・・。
その深みに、ドキドキしてしまいました
語り始めたら行き着く先のないような、深淵なる作品の
展覧会でした・・・。
BY 店長