1月28日、政府は統合医療を本格導入するため、厚生労働省内にプロジェクトチームを作る方針を打ち出した。
統合医療は、西洋医学と世界各国の伝統医療を融合させて患者本位の医療を行うもので、鳩山内閣総理大臣は衆議院予算委員会で、「統合医療を是非政府としても真剣に検討して推進をしていきたい」とし、長妻厚生労働大臣は「統合医療の省内でプロジェクトチームをつくりまして、これを一本にまとめていく検討」をすると答えた。2010年度予算で十億円以上の予算を計上し、統合医療の研究を進めていく。
統合医療は、西洋医学だけではなくて、伝統医学、漢方、鍼灸、温泉療法、音楽療法、芸術療法、心身療法、自然療法、ハーブ療法、健康食品、ホメオパチーなどがある。これらを使うのに特に問題となるのは、科学的な根拠、有効性、安全性、そういうものが日本の伝統医療の中でまだ確立されていない点であり、積極的に国が支援をしてエビデンスを積み上げていく方針を示した。
http://suiso.digiweb.jp/20100128sangiin.htm
民主党は昨年「マニュフェスト・INDEX2009」の医療政策で、予防医学と統合医療の確立ならびに推進を掲げている。また鳩山内閣総理大臣は、民主党の「統合医療を普及・促進する議員の会」で会長を務めており、この問題に本格的に取り組む姿勢を続けている。
http://www.dpj.or.jp/policy/koseirodou/index2009_medic.html
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