フラナガン水素 長寿村フンザの水を再現

健康と美しさをいつまでも、水素と酵素で細胞を生き生きさせる還元の発想
食べる水素(水素サプリ)と水素製品全般を紹介

体内発酵で水素が発生すると、より水素を吸収しやすい

2012年01月11日 | 日記

食物繊維はおなかにいいことは良く知られています。その理由はどうやら、水素と発酵にポイントがあるらしいです。

大腸内発酵によって生成した水素は生体内の酸化ストレスを軽減する。これは昨年7月にイギリスの栄養学専門誌 British Journal of Nutrition に掲載された「ペクチンと高アミローストウモロコシ澱粉は、大腸における水素の発生を増加させ、ラットの肝虚血再灌流障害を軽減する」という論文で、名寄市立大学保健福祉学部栄養学科の西村直道教授らの研究です。
(原題:Pectin and high-amylose maize starch increase caecal hydrogen production and relieve hepatic ischaemia?reperfusion injury in rats)

British Journal of Nutrition
15 July 2011
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21762543

水素と酵素の組合わせについて、体内の発酵に関連するルミナコイドが水素を発生させるとわかってきています。ルミナコイドとは、「人の消化酵素で消化されない食物繊維」で健康の維持、増進に役立つ生理作用をもつ食物中の成分を呼びます。

この研究は、名寄市立大学の西村直道(にしむら なおみち)農学博士(保健福祉学部栄養学科教授)が、「大腸内発酵由来H2ガスの生体酸化障害抑制効果」として2009年の第63回日本栄養・食糧学会大会で発表しています。


名寄市立大学ウェブサイトより

ルミナコイド摂取によるH2発生は、ルミナコイド研究者の間ではよく知られていることであった。生成したH2は容易に吸収され、門脈血に取り込まれ、最終的に呼気から排泄される。H2分子は小さいため、効率よく組織の細胞内にも拡散する。2007年、OhsawaらはH2を脳虚血-再灌流ラットに吸入させたとき、体内ヒドロキシラジカルを消去し、脳の梗塞病変を軽減することを明らかにした。これはH2が生体内で抗酸化活性を有することを示した初めての例といえる。私たちは、肺から吸入するよりもルミナコイドの発酵による方が日常の食生活を通じて改善できるという優れた点があり、H2による生体酸化障害の防御に適していると考えた。

大腸内発酵由来H<sub>2</sub>ガスの生体酸化障害抑制効果
第63回日本栄養・食糧学会大会 2009年5月22日
大腸内発酵由来H2ガスの生体酸化障害抑制効果
西村直道:シンポジウム「食物繊維研究の新展開:食物繊維からルミナコイド研究へ」,講演要旨集 p.70 (2009.05)

日本食物繊維学会第14回学術集会 2009年10月24日
ルミナコイド摂取によるラット門脈血中H2濃度上昇と虚血- 再灌流肝の酸化障害抑制
○西村直道,大畠美紗子,浅野真未,横山紗央里,山本達朗(名寄市大・保健福祉・栄養),桐山修八(ルミナコイドラボ)

日本食物繊維学会第15回学術集会 2010年11月22日
高H2生成ラットへの高アミロースでんぷん投与は虚血-再灌流肝の酸化ストレスを軽減する
○佐々木由美, 田邊宏基, 山本達朗, 桐山修八, 西村直道:講演要旨集 p.s50-s51 (2010.11)

これらの研究をまとめた書籍が出版されている。
ルミナコイド研究のフロンティア
―食物繊維・オリゴ糖・レジスタントスターチの最新研究動向―
第7章 大腸発酵由来のH2ガスの酸化障害抑制
http://www.kenpakusha.co.jp/np/isbn/9784767961514

消化機能評価における呼気中水素ガス濃度の意義
横谷馨倫、戸谷誠之
昭和女子大学生活機構研究科

【参考記事】水素に酵素をプラス、新しいトレンド



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