水銀排出規制「水俣条約」採択へ 国連の政府間交渉合意水銀による環境汚染や健康被害を防ぐ条約制定に向けたジュネーブでの国連の政府間交渉は19日、水銀の輸出規制などを柱とする条約案に合意、名称を日本が提案した「水銀に関する水俣条約」とすることを各国が了承し閉幕した。前文には、日本の提案で「水俣病を教訓に、同様の被害を繰り返さない」との表現が盛り込まれた。 2013/01/19【共同通信】 |
食物連鎖における人体への水銀蓄積は、現在も各地で進行しつつある。小魚のとれる沿岸地域の人々と比べて、都市部の人の方が毛髪から検出される水銀量が多いことが統計的に分かっている。都市部では、小魚より食物連鎖の上位にある中型・大型の魚が食べられるのが原因とみられる。このような具体的なデータを表に出したがらない業界団体もあるだろうが、生活者の立場でもっと議論してよいのではないか。
また、アメリカのパトリック フラナガンは、「この人は歩けるのか」と毛髪の分析者に言わしめるほど自身が重度の水銀汚染にさらされていた。しかしその後、重金属が一切検出されないほど回復した経験を語っている。
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