週刊文春(2月28日号)の記事「夢のアンチエイジング商品 水素水論争に最終結論!誌上実験でわかった本物と偽物」で、水素サプリメントはほとんど水素が出ていないと結論付けられました。
溶存水素が検出されなかった天然水素水VanaH
記事中で水素が出ていないと名指しされた「アクティブハイドライド」、「おはよう水素」、「爽快水素プレミアム」、「POWER SUISO」のメーカー側から抗議が掲載されています。
「週刊文春」(2月28日号)の間違った記事内容への抗議
http://h-100.jp/info/statement2.html
これに対して、記事で測定にあたった太田成男氏は、自身のブログで「溶液と気体では1万1千倍も違う」ことを詳細に解説しています。
溶液のppmと気体のppmの違い:週刊文春2月28日号
http://shigeo-ohta.com/%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%A3%E3%81%A8%E4%B8%80%E8%A8%80/#24
この説明から引用しますと、
・飽和水素水は、1.6ppmですから、1リットルの水に1.6ミリグラム(0.0016グラム)の水素(H2)が溶けている
・サプリメント1グラムから、水1滴の5分の1しか発生していないというのが、島津総合分析試験センターの測定結果です。
気体と液体の違いはこれでわかりました。
しかし根本的に「水素水」の話をしているのですから、水素サプリメントも放出された水素ガスではなく、溶液の溶存水素量を測定したらどうかと思うのですが、メーカー側の反論では「オルト型は水に溶性のため溶存水素計での計測は出来ません」としています。
これでは正しい比較の結論を知りようがありません。
もはや「週刊誌ネタ」のレベルを超えているように見えます。
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