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抗癌、免疫及び造血機能増進効果と酸化的生体損傷の抑制効果を持った生薬組成物とその製造方法

2008年07月05日 | 日記

原子力研の開発したHemoHIMが米、英で物質特許取得
RT・BT融合技術を利用した新物質

韓国原子力研究所(所長 パク・チャンギュ)が独自開発した天然生薬複合組成物 「HemoHIM(ヘモヒム)」は2006年5月、英国で特許を取得した。2005年11月に米国で特許を取得したのに続き、英国においても「抗癌、免疫および造血機能増進効果と酸化的生体損傷の抑制効果を持つ生薬組成物およびその製造方法」に関して物質特許(組成物特許)を取得した。

2005年9月にEUで特許登録が決定し、現在フランスとドイツで特許登録の手続きを進めており、日本では2007年12月に特許登録している。

原子力研は科学技術部(副総理兼長官 キム・ウシク)の国家原子力中長期研究開発事業の一環として1997年から8年余りの研究の末、HemoHIMを開発した。HemoHIMは現在原子力研が技術出資して設立したSun BioTech社が液状抽出茶茶類食品として許認可を受けて生産・販売中で、2004年7月に施行された健康機能食品法により健康機能食品として韓国食品医薬品安全庁(KFDA)の認証を得た。Sun BioTech社は2006年4月に研究所企業第1号として科学技術部の承認を受けている。

HemoHIMは当帰、川キュウ、白芍薬など韓国固有の生薬材3種を混合して製造した純粋生薬複合組成物で、単に成分を抽出したものではなくBT(生命工学技術)とRT(放射線利用技術)の融合技術を利用して各生薬の有効成分を混合、新たに誕生した複合組成物(新物質)。動物実験および癌患者に対する臨床試験の結果、放射線および抗癌剤治療の副作用を防ぎ、免疫細胞回復の増進と造血機能活性化などによる抗癌治療補助効果が優れていることがわかった。

米国・食品医薬品局(FDA)の検査の結果、農薬や重金属などの毒性物質が検出されず安全性が立証され、昨年韓国国内特許2種が登録されたのに続き、米国、英国など3ヶ国で特許登録を終えた。

HemoHIMの開発を主導した放射線利用研究部のチョ・ソンギ博士は「ヨーロッパ諸国の場合、物質特許の取得は大変難しく、英国で複合組成物質特許を取得したのは意義深い」と話している。
おはよう大徳!2006-05-18の記事を更新

[研究論文] 過酸化水素の酸化的ストレスで誘導されるアポトーシスの生薬複合組成物(HemoHIM)の防護効果の評価

論文の抄録
本研究チームでは、放射線からの消化管と免疫造血系を防護するために当帰、川キュウ及び白芍薬に新しい生薬複合体HIM - Iを開発し、HIM - Iをエタノール沈殿し、エタノール分画(HIM - IE)と多糖体分画物(HIM - IP)を得た後、HIM - Iに多糖体分画物分を添加してHemoHIMを製造して実験し、過酸化水素を用いて酸化的ストレスを誘発した後、HemoHIMのアポトーシス抑制効果を測定した。過酸化水素の細胞株で処理した結果、細胞毒性の増加、細胞膜の破壊、subG1期細胞の増加、DNA切断現象が観察された。この時、HIM - I、HIM - IP、HemoHIMを添加して前処理培養した後に過酸化水素でアポトーシスを誘導した。その結果、過酸化物による細胞毒性、細胞膜の破壊、subG1期の細胞、DNA切断現象が顕著に減少していることが分かった。全般的にHemoHIMの防護効果は、HIM - IPと似ていますし、HIM - Iよりも高いことが分かった。以上の結果からHemoHIMは免疫機能を保護し回復する物質としてだけでなく、酸化的ストレスに対する抗酸化剤として有用に活用できると考えられる。http://www.jisikworld.com/data/detail/paper/829/PA828240.html

特許登録第4055951号
発明の名称:抗癌、免疫及び造血機能増進効果と酸化的生体損傷の抑制効果を持った生薬組成物とその製造方法
権利者:韓国原子力研究院
登録日:2007年12月21日
発明の名称:抗癌、免疫及び造血機能増進効果と酸化的生体損傷の抑制効果を持った生薬組成物とその製造方法
効果:本発明の生薬組成物は、優れた抗癌効果、免疫及び造血機能増進効果及び酸化的生体損傷抑制効果を示し、抗癌剤及び放射線治療時に発生する免疫及び造血機能障害の回復促進及び酸化的損傷抑制を通した抗癌治療副作用防止のために応用出来、多様な退行性慢性疾病の予防及び老弱者の為の健康増進に広範囲に利用出来る。

特許電子図書館
http://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl

「韓国原子力研究院」での検索結果

項番公報番号発明の名称出願人(登録公報は権利者)
1 特許4391515 天然抗酸化機能性梨ぶどう混合酢及びその製造方法 韓国原子力研究院
2 特許4384943 組換え大腸菌及び該大腸菌を利用したポリヒドロキシ酪酸の大量生産方法 韓国原子力研究院
3 特許4285636 イオン照射によるバリカン刃の表面処理方法 韓国原子力研究院
4 特許4113520 水溶性プロポリスの製造方法 韓国原子力研究院 他
5 特許4099493 耐クリープ性が優れたジルコニウム合金組成物 韓国原子力研究院 他
6 特許4064862 ウラン酸化物の金属転換及びろ過回収装置 韓国原子力研究院 他
7 特許4055951 抗癌、免疫及び造血機能増進効果と酸化的生体損傷の抑制効果を持った生薬組成物とその製造方法 韓国原子力研究院
8 特許4049324 金属リチウムによる酸化ウラニウム還元工程のリアルタイム測定方法 韓国原子力研究院 他
項番公報番号発明の名称出願人(登録公報は権利者)
1 特開2010-071636 オンラインで伝熱管の破損を感知する機能を有するナトリウム冷却高速炉用蒸気発生器 韓国原子力研究院 他
2 特開2010-056064 セラミック材料の高周波誘導加熱装置及びこれを利用する非加圧焼結方法 韓国原子力研究院 他
3 特開2009-280565 放射線照射によって抗酸化能、チロシナーゼ阻害能及び/又は癌細胞毒性が増加した高分子量のフィブロイン、その製造方法及びその使用方法 韓国原子力研究院
4 特開2009-265080 高アルカリ炭酸塩溶液系による使用済核燃料からのウラン回収方法 韓国原子力研究院
5 特開2009-222716 焦点可変型光学流速測定装置 韓国原子力研究院 他
6 特開2009-161514 放射線照射によって抗酸化能とチロシナーゼ阻害能とが増加したセリシン、その製造方法及びその使用方法 韓国原子力研究院
7 特開2009-132589 チョクラルスキー結晶成長装置およびこれを利用した塩廃棄物の精製方法 韓国原子力研究院 他
8 特開2009-035732 放射線の照射による低分子量のベータグルカンの製造方法及び放射線の照射によって製造された低分子量のベータグルカン 韓国原子力研究院
9 特開2008-297627 金属ウラニウムの連続式電解精錬装置 韓国原子力研究院 他
10 特開2008-037871 アトピー性皮膚炎治療用水和ゲル及びその製造方法 韓国原子力研究院
11 特開2008-017830 天然抗酸化機能性梨ぶどう混合酢及びその製造方法 韓国原子力研究院
12 特開2008-013793 キャパシター用タンタルまたはニオブ粉末の製造方法 韓国原子力研究院 他
13 特開2008-008904 ホットセル装備搬出・搬入用リアドアシステム 韓国原子力研究院 他

PubMEDに製品名として6件の文献が掲載されている。
BioInfoBankにも同じサマリーが掲載されている。

IAEA(国際原子力機構)のウェブサイトに以下の26件3390ページの文献が掲載されている。

Protection of mouse hematopoietic stem cells by a preparation of herb mixture (hemoHIM) against whole body irradiation

Radioprotective effects of a preparation (HemoHIM) of herb mixture on self-renewal tissues and immune system in mice

Protective effects of a preparation(hemoHIM) of herb mixture on self-renewal tissues and immune system in whole body irradiated mice

Radioprotective effects of a preparation (HemoHIM) of a herb mixture

Development of Radiation Fusion Biotechnology

Practical use of herb mixture preparations as functional foods for hemato-immunomodulation and cancer therapy assistance

Clinical evaluation of developed product for recovery of immune system in the treatment of cancer patients
Laboratory of Radiation Cytogenetics and Epidemiology
KAERI/CM-868-2004
The Korea Atomic Energy Research Institute

We evaluate the clinical efficacy of pilot product (HemoHIM) on recovery from hematopoiesis damage in cancer patients who recived radiotherapy and chemotherapy

1. The cancer patients studied were as follows : cancer of the breast(47 intakers and 136 non-intakers), uterine cervix(38 intakersand 73 non-intakers), and head and neck(7 intakers and non-intakers).
2. The clinical efficacy of pilot product(HemoHIM) in cancer patients who recived radiotherapy and chemotherapy was analyzed.
(1)In breast cancer patients,the number of leukocytes decreased according to duration of treatment in both groups. However,intakers showed a less decreasing trend compared with non-intakers. Especially, under limiting value in range of leukocyte number of intakers was significantly higher than that of non-intakers. This result incicates that HemoHIM reduce the sever leukopenia. Values of erythrocyte in both groups decreased similarly after treatment,but the values were within normal range.
(2)In cervix cancer patients, the results were similar to that of breast cancer patient.
(3)In cancer of head and neck, values of leukocyte slightly decreased according to duration of treatment in both group. However, it needs to collect more subjects continuously because of small number of cancer patients.
3. No toxicological side effects of HemoHIM were observed in serological analysis, and possibility to alleviate fatigue inflammation was investigated in some cases.
http://www.iaea.org/inis/collection/NCLCollectionStore/_Public/38/117/38117184.pdf

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2 コメント

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PubMed (HemoHIM)
2011-05-06 17:24:16
HemoHIM enhances the therapeutic efficacy of ionizing radiation treatment in tumor-bearing mice.
HemoHIMは、担癌マウスにおける電離放射線治療の治療効果を高める
Park HR, Ju EJ, Jo SK, Jung U, Kim SH.
J Med Food. 2010 Feb;13(1):47-53.
Radiation Research Division for Bio-Technology, Advanced Radiation Technology Institute, Jeongeup Campus of Korea Atomic Energy Research Institute, Jeonbuk, Republic of Korea.
PMID: 20136435


Protective effect of an herbal preparation (HemoHIM) on radiation-induced intestinal injury in mice.
腸障害を誘発したマウスにおける放射線漢方薬(HemoHIM)の保護効果
Kim SH, Lee HJ, Kim JS, Moon C, Kim JC, Park HR, Jung U, Jang JS, Jo SK.
J Med Food. 2009 Dec;12(6):1353-8.
College of Veterinary Medicine, Chonnam National University, Gwangju, Republic of Korea.
PMID: 20041793


HemoHIM improves ovarian morphology and decreases expression of nerve growth factor in rats with steroid-induced polycystic ovaries.
HemoHIMは卵巣の形態を改善し、ステロイド誘発性多嚢胞性卵巣とラットの神経成長因子の発現を減少させる
Kim SH, Lee HJ, Kim JS, Moon C, Kim JC, Bae CS, Park HR, Jung U, Jo SK.
J Med Food. 2009 Dec;12(6):1348-52.
College of Veterinary Medicine, Chonnam National University, Gwangju, Republic of Korea.
PMID: 20041792


Enhanced antitumor efficacy of cisplatin in combination with HemoHIM in tumor-bearing mice.
HemoHIMとシスプラチンの組合わせで胆癌マウスの抗腫瘍効果を強化。
Park HR, Ju EJ, Jo SK, Jung U, Kim SH, Yee ST.
BMC Cancer. 2009 Mar 17;9:85.
Radiation Resarch Division for Bio-Technology, Advanced Radiation Technology Institute, Jeongeup Campus of Korea Atomic Energy Research Institute (KAERI), 1266 Sinjeong-dong Jeongeup-si Jeonbuk 580-185, Republic of Korea.
PMID: 19292900


Restoration of the immune functions in aged mice by supplementation with a new herbal composition, HemoHIM.
新しいハーブの組成、HemoHIM補充によって高齢マウスにおける免疫機能の回復
Park HR, Jo SK, Jung U, Yee ST.
Phytother Res. 2008 Jan;22(1):36-42.
Radiation Research Center for Bio-Technology, Advanced Radiation Technology Institute, Jeongeup Campus of Korea Atomic Energy Research Institute, 1266 Sinjeong-dong Jeongeup-si Jeonbuk 580-185, Republic of Korea.
PMID: 17705143


Antiinflammatory activity of an herbal preparation (HemoHIM) in rats.
ラットにおける漢方薬(HemoHIM)の炎症作用
Jo SK, Lee HJ, Kim SR, Kim JC, Bae CS, Jung U, Park HR, Jang JS, Kim SH.
Phytother Res. 2007 Jul;21(7):625-8.
Advanced Radiation Technology Institute, Jeongeup Campus of Korea Atomic Energy Research Institute (KAERI), Jeongeup 580-185, South Korea.
PMID: 17486680
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Unknown (管理人)
2012-07-31 13:08:42
クロロゲン酸
クロロゲン酸はコーヒー豆から初めて単離された成分ですが、多くの双子葉植物の種子や葉、中でもナス科・セリ科・キク科などの植物にも含まれています。
【おもな働き】
大腸癌、肝癌、肝硬変などの肝疾患を予防
2型糖尿病の予防効果(血糖値の抑制)
活性酸素消去によるコレステロール抑制
胃液分泌を増やす作用
中枢神経興奮作用
http://eiyou.hontonano.jp/phyto/0110polyphenol/150-chlorogenic-acid.html

ノダケニン
根を乾燥させたものは、昔より解熱、去痰、鎮咳薬として漢方薬に配合され、使用されてきました。
http://www.wako-chem.co.jp/siyaku/journal/anal/pdf/anal42.pdf

ペオニフロリン
 ボタン科シャクヤク(Paeonia lactiflora)の根に含まれるモノテルペン配糖体。薬理作用としてラット生体位胃運動と子宮運動を軽度に抑制し、またカンゾウ成分グリチルリチンとの併用によりマウス横隔膜神経標本において相乗的に作用し、筋弛緩作用を示すことが報告されている。
http://www2.odn.ne.jp/had26900/constituents/paeoniflorin.htm

第十六改正日本薬局方
(平成23年3月24日 厚生労働省告示第65号)
http://jpdb.nihs.go.jp/jp16/YAKKYOKUHOU16.pdf
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