外来魚ひとりがたり

滋賀県立大学近江楽座学生団体
滋賀県大生き物研究会の活動あれこれ

マニアック外来種シリーズ2 ~アミア・カルバ~

2013-01-03 22:09:21 | 雑談

皆様、あけましておめでとうございます。ダイスケです。

今年も頑張って活動していくので、よろしくお願いします。。。

 

ではでは、外来種シリーズ行ってみましょう

今回のは~  コイツっ

アミア・カルバ(カルヴァ)

外来種とあってよくわかんない名前ですね。ではでは調べていきましょう。

 

アミア・カルヴァ( Amia calva)は、北米大陸東部の淡水に生息する古代魚の一種。肉食。

水中の酸素濃度が薄いときは、空気呼吸も行う。体は頭部を除きガノイン鱗と呼ばれる硬鱗に覆われるが、現生種は化石種に比べガノイン層が退化している。

食欲旺盛で昆虫、ザリガニ、魚、カエルなど様々なものを捕食する。 幼魚は特に、餌があるだけ食べようとする傾向がある。食べ過ぎによる腹部破裂で死亡してしまうという例もある。

長い基底の背鰭を波打たせるように泳ぎ、前進時と後進時では逆に動かす。目は良く動く。 下顎部にシャベル状の大きな咽板があり、口内には鋭い歯を備えている。

北米産の古代魚として、幼魚が観賞魚ルートで日本にも輸入される。10℃前後から30℃超の幅広い水温に適応し、10℃以上であれば摂餌行動を取る。 成魚でも雄は雌よりも大きくはならない。

アミア目の他種は絶滅しており、本種は唯一の現生種でもある。

-------------------Wikipedia参考----------------------------------------

このアミア・カルバが2011年6月に琵琶湖の長浜市付近で捕獲されました。

発見されたアミア・カルバ↓

写真引用:http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0008131

全長442ミリ、体長367ミリ、体重1012グラムの個体です。

「古代種」と言われるもので、今では近縁種はこの種類のみになっていますが、ペットとして広く出回っているというなんだかおかしな魚です。

ですがこやつは、琵琶湖で発見された外来種の中でも、県内での繁殖が可能であるものに指定されており、注意が必要な種類です。

観賞用として広く流通している魚ではありますが、上にあげたように、食欲旺盛でエサをあるだけ食べてしまうので、かなり危険な魚であると思われます。

 

なんか・・・・ここに挙げている魚は観賞用の魚ばかりですね。

外来魚の駆除も重要ですが、ペットの飼い主のマナーを変えていくことも大事かもしれませんね。

 

以上、古代からの外来種、アミア・カルバでした。