外来魚ひとりがたり

滋賀県立大学近江楽座学生団体
滋賀県大生き物研究会の活動あれこれ

絶賛、仔稚魚浮遊中!!@神上沼

2012-05-20 21:10:34 | 活動記録
ども技術担当者です☆

本日、2012年5月20日に神上沼でオオクチバスの浮遊稚魚の調査に行ってきました

天気は曇りで、風は南東風だったので風が強くなる前にとそそくさ行ってきました


神上沼ではもうヨシがすっかり成長して、水際までなかなか進めません;

ヨシ帯の中ではブルーギルが産卵床を作り始めていました



今回の目的は、オオクチバスの浮遊稚魚群の確認&駆除です。
まぁ、保護する親バスがいたら、それも駆除しますが☆


浮遊稚魚は1ペアから生まれたもの同士でひとつの群れを作って泳ぎます。
そのため、群れの数を数えることで、産卵に成功したバスのペア数を把握することができるのです


浮遊稚魚の真下には♂バスが付いて保護しています。
それでもオイカワやブルーギルに追われている群れもいました。
そうした群れは、他の魚があまり入ってこない浅場に逃げ込んで群れています。

こんなところに群れが集まっています。

そこを狙ってタモ網で群れごと掬って捕獲します


一網でかなりの数(おおよそ300~400尾)が捕れます
捕り逃した稚魚もすぐにまた群れをなして泳ぎ出すので、再び掬っていきます。
だいたい一つの群れに対して3~5掬いくらいで群れの8~9割ほどの稚魚が捕獲できました


今期はかなり親バスを駆除したので、そんなに浮遊稚魚は出ないと踏んでいたのですが、
持っていったサンプリング用の紙コップ6つ(稚魚群を6つくらいと想定していたのですが;)がすぐに埋まってしまいました;

今日数えたところ、現段階で浮遊していた群れは12群でした


後日、研究室にて群れの個体数を数えてみようと思います。

浮遊稚魚ですが、群れによって体サイズに違いがあり、バスの模様が出ている稚魚もいれば、仔魚の群れもいました。



ちっこいのがうじゃうじゃ捕れました;


小一時間ひたすら掬い続けましたが、まだ残っているようです;
また来週日曜日に活動があるので、その時には取りこぼしのないように掬いたいものです

今日は稚魚群だけでなく、保護バスも捕獲できました。
浅瀬で投網を打つとバスだけでなく、コイ、フナ、産卵に来た大型のブルーギル、そしてカムルチーが捕れました☆

フナです2匹同時に捕れたのでペアかもしれません。


コイとカムルチーです

カムルチーは投網では捕獲しにくい魚ですが、今回初めて投網で捕れました

本日の駆除結果です
神上沼3大外来魚が揃いました

これからはバスの稚魚掬いに、定例の投網・もんどりの調査と作業が多くなってきますが、しっかりこなしたいですね

次回の神上沼定例活動は5月27日です。