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初鹿 史典の熟成を楽しむ!

年輪を重ねるように人も会社も着実に成長している、醸造の歩み。

【第1130回】ダイニング力

2016年04月30日 | 日記
昨日も何だかとても良い出会いを
したと個人的に思っております。


今後の展開が楽しみです^^


さて、先日あるお客様とお話しを

していた時の事...



そのお客様はリビングを必要としない方^^;

皆が集まるのは食事をするダイニングで

あって、リビングではない!


夕食を2時間くらいかけて

とり、家族で会話をしながらその貴重な

時間を大切にしたい! という要望だ。


まったくもって同感極まりないという

事で話が盛り上がりましたが...


実は夕食後、リビングで寛ぐことって

今、あまりないのですね。。

我が家もそうですが...

ダイニングにおいてのコミュニケーション

がほとんどで、ダイニングという空間

での暮らし方をもっと考えればよかったと

思う事がかなりあります。

ダイニングでのコミュニティとっても

深いと思います。


続きは次回。。

【第1129回】今後の展開が楽しみです^^

2016年04月29日 | 経営を考えるものとして
試金石とは...

今後かなり厳しい住宅業界に残れるか

どうかの分岐点という事です。

住宅会社の自力を引き出そうという

自然の摂理でしょうか?


ここらで、住宅会社をかなり絞らなければ

いけないという時代の流れを読めるかどうか

が今後存在していけるかどうかを左右致します。


人口減、お客様のニーズの多様化、高齢化社会、

堅実志向な若者...


そのような中で、今後住宅需要が大きく

見込めるでしょうか??


答えはNOです。。

残念ながら...^^;


ですから、数を追ってきた会社は数に潰され...

安さを売りにしてきた会社はその安直な思考

に潰されます。


ここ数年でここまで災害が続くと...

勿論、災害に強い家づくり...と考えがちですが

それ以上に思いをはせる現象があります。

それは、”家族の笑顔を守る”とか”日々の充実”

つまり、幸福度合いが生きている中で最も

重要に感じるテーマになってまいります。


ちょっと前まではコストパフォーマンスという

言葉が世を席巻しましたが...今重要なのは...


お金をかけた分だけの幸福度である、

ハピネスパフォーマンスだと断言出来ます。

↑勝手に命名しましたが^^;


如何に日々の充実をはかれるか...

もっというと、如何にご自分たちの人生に

深い意味づけが出来る毎日を送れるか...

が重要になります。


ご自分の人生の中でそのようなコンセプト

を持った会社と出会えたことを日々の拠り所

として毎日を送る...

↑大げさにいうと、こういうこと

になりそうです。


いや~今後の住宅業界の展開が楽しみです^^









【第1128回】試金石

2016年04月28日 | 住宅
いよいよ、ゴールデンウィークが

はじまりますね^^


今年は長い方で10連休。。

海外へ...なんていう方も多いの

ではないでしょうか?

是非、楽しんできてください。


さて、今年のGWは住宅業界に

とって、大きな試金石になります。


消費税が上がるか、上がらないかの

瀬戸際のタイミングに


先日の熊本の震災を受けての家づくり

の本質が問われる背景。


そして新国立でもご存知の通り

和へ以降しつつあるトレンド。


これらが...

まとめて交差するタイミングです^^;




何が試金石かというと...


続きは次回。。




【第1126回】冬目が木材を強くする。

2016年04月26日 | 勝野木材店
『冬目が木材を強くする』


これは、先日勝野材木店の社長が

おっしゃっておられた言葉です。

冬は木の成長が遅くなる季節です。

その際に黒ずんだ年輪が出来るのですが

その筋が木材強度と密接に関係があるとの事。


黒い筋のような年輪が重ねていればいるほど

強度が生まれるという事なのですね。


木曽の厳しい自然環境で、長い長い年月

をかけてゆっくりと成長した木曽ひのきは

1センチ幅に10本もの冬目の筋が詰まった

きめ細やかな材は群を抜く柔軟性と

耐久性を誇ります。

このような、森からの貴重な贈り物を

どのようなスタンスで扱うのか...

扱い方によっては、家族の物語が色濃く

紡がれていくと思います。


『木曽檜の厳選素材と妥協のない加工方法』

コンセプトが立つわけですね^^

厳選限定250棟の柱の誕生、一度ご覧下さい。




【第1124回】老舗林業家のもとへ行って参ります。

2016年04月24日 | 勝野木材店
先日はフットサル^^

季節が良いので、体が動きますね!

夏に向けて絞ってまいります。


先日の朝の連続テレビ小説

ととねえちゃん、ご覧になられましたか?

木曽檜の大黒を、青森ヒバに変えようと

した職人をこっぴどく叱るおかみさん

凛々しかったですね!


さて、前回からの続きです。


大量生産・大量消費の時代が終わりを

告げた今の日本では、少ない投資で

出来るだけ多くの幸せを感じられる

暮らし方が求められております。


だからそこそ、家づくりにおいても、

自分の世代だけの使い捨てではなく、

親から子へ、そして孫へと住み継いでいく

家は、時を経るにつれて、家族と共に

成長し、熟成される様に共感を覚える

方が最近多いのかなと感じております。


そんな、住み継ぐ家の素材として

選んだのが、日本最高級の自然素材

である、木曽ひのき。

私たちは木曽の老舗林業家と提携し

、木曽檜にこだわった家づくりを

深めてまいります。

そして、本日はその林業家のもとへ

18名のお客様と共に行ってまいります^^

楽しみです。。

【第1123回】年輪を数える。。

2016年04月23日 | 住宅


無垢の材料を扱う時の注意点。

構造材としての特徴を考えると

心材よりも辺材の方に高い信頼性

があります。


というのは、樹木は年輪を重ねて

生長するので、当然のように中心部

の心材は若い時に育った部分となります。


樹木の生長は若い時ほど早いということは

、中心部分の年輪の幅が大きくなっている

ことでもわかります。


この部分は強度は弱く、しっかりとした

強度のある幹をつくるのは、ある程度

生長してからです。


おおよそ15年までの年輪を未成熟材と

よび、人間でいうと子供の時期にあたります。

15年以降の年輪がどれだけ積まれているか...


今度、年輪を数えてみるのも良いですね^^

【第1122回】日本の原点

2016年04月22日 | 住宅
先日はモデルハウスで

ヨガ教室開催でした^^

のびやかな空間で行うヨガは

とっても気持ちよさそう^^

次回は私もご一緒させてもらうかな^^


さて、前回の続きです。

フィトンチッドは木に寄生する腐朽菌の

繁殖を抑制する働きがあるので、

植物体を守るために出している化学物質は

人間にとっても殺菌作用があるので

人間が好ましいと感じるようです。


法隆寺の改修をした時、柱の表面を数ミリ削ると

ヒノキの香りがしたという話は有名で、

1300年経っても成分が残っているのですね。

ヒノキの家がシロアリなどに強い理由でもあります。


前回からの話にあるように森林や木に神秘的で

不思議な力があることは昔からよく知られていました。

そして日本人は、フィトンチッドの持つ効用

を生活の智恵としてさまざまな形で

活用してきたのです。森林の恵みを、

知らず知らずのうちに生活のなかに巧みに

取り入れてきたわけです。


本物の住まいづくりには欠かせない

要素であるこの特徴を取り入れた家づくり

おすすめですよ!






【第1121回】フィトン(植物が)チッド(殺す)

2016年04月21日 | 住宅
先日は、久しぶりに娘のバレーボールの

練習に参加させていただきました。

中2になった娘と一緒に

スポーツを出来るって幸せです^^


さて、前回の続きです。。


森林浴も最近では、日光浴や海水浴

と並んで、わたしたちの暮らしのなかに

しっかり定着したようです。

健康づくりには欠かせない存在ですね。

フィトンチッドはからだを

リフレッシュさせるだけではありません。

抗菌、防虫、消臭などのさまざまな働きがあり

、フィトンチッドを上手に利用すること

によって、わたしたちの生活を健康的で

豊かなものにしてくれます。
 

たかが木の香りとはあなどれません。

森林や木には、神秘的で不思議な力が

隠されているからです。


それは『森林の精気』と言い換えても

よいでしょう!

それでは、樹木は何のためにフィトンチッド

を作りだすのでしょうか?
 

樹木が光合成を行うことは、

みなさんよくご存じだと思います。

樹木が生きていくために必要な活動で、

人間が食事を取ることと同じです。

光合成は太陽の光エネルギーを利用して、

炭酸ガスと水から炭水化物を作り

酸素を放出します。さらに樹木は二次的に

フィトンチッドなどの成分を作りだすのです。
 

このフィトンチッドには、作りだした

樹木自身を護るさまざまな働きがあります。


他の植物への成長阻害作用、昆虫や動物に

葉や幹を食べられないための摂食阻害作用、

昆虫や微生物を忌避、誘因したり、

病害菌に感染しないように殺虫、

殺菌を行ったりと実に多彩です。

土に根ざして生きる樹木は移動すること

ができません。そのため外敵からの

攻撃や刺激を受けても避難できませんから、

フィトンチッドを作りだし、それを発散

することで自らの身を護るわけです。
 
1930年頃、旧ソ連のB.P.トーキン博士は、

この植物の不思議な力を発見し、

フィトン(植物が)チッド(殺す)

と名づけました。

湿度を多く含んだ、ジメジメした

土地には多く発見されるこの成分、

反対にカラッとした気候の

緯度の高い北欧あたりでは

大敵が少ないのでこの成分は

少ないと言われております。

日本の木材との薫りの違いは

このような所からも出ております。

続きは次回。。

【第1120回】フィトンチッド。。

2016年04月20日 | 住宅
昨日はお若いお二人がもりぞうファミリー

になって頂きました^^

もりぞうの平屋がイオンタウンに現れます。

楽しみにしていてください。


さて、前回のつづきです。

たとえば『森林浴』。ストレスをやわらげて、

身も心もリフレッシュさせる森林浴の

爽快感は、みなさんもよくご存じですね?

休日には都会の喧騒を逃れ、自然の緑を

求めてハイキングなどに出かける

方も多いと思います。
 

緑にあふれた森林のなかに入って行く

と爽やかな空気が広がり、

しばらく歩いているとかすかな

香りに気がつくと思います。
 
この森林浴効果をもたらす森林の香りの

正体が『フィトンチッド』。

森林の植物、主に樹木が自分で作りだして

発散する揮発性物質で、その主な成分は

テルペン類と呼ばれる有機化合物です。

この揮散している状態のテルペン類を人間が浴びる

ことを森林浴と言うわけです。

この成分がひのきには多く含まれており、

芳しい香りの根源でもあります。

続きは次回。

【第1119回】木材に含まれる成分

2016年04月19日 | 住宅
先日は、社長・専務・部長という

トリプルな重い方々が急遽来店。。

とっても勉強となる夜会でした^^


さて、先日の続きです。


「本物の人」を見ているだけで、

惚れ惚れとする事ってありませんか?


これが、木材でも全く同じ事が言えます。


今、大手住宅会社を中心に、安定した

供給やコストを考え、大量に流通して

いるのが、ホワイトウッドといわれる

材料です。


勿論、コストを低減するためにという

観点で選択することもありだと思いますが

そのような住宅は決まって

なぜかお安くないのです^^;


そこへきて、日本の木と比べると品格や

風格に加え、色艶が劣り、そして、

薫りの持続性も違います。

これには、アルファカジノールや

フィトンチッドという成分が大きく

関係してきます。


続きは次回。。













【第1118回】知るほど魅力的な木

2016年04月18日 | もりぞう
最近、もりぞうに決められるお客様の

中で話題になっているのが、築十数年する

モデルハウスの薫りです。


皆様、びっくりされるのが、玄関に入ってきた

瞬間です。

※勿論、お気づきになられない方もいらっしゃいますが...


特に、いろいろな住宅展示場をご覧に

なった後は、違いに大きく気づいて

頂けます。


『あっなんだろう、この懐かしい薫り...』


といったような、表情をお客様がされた

ときなどは、『これが、日本家屋の薫りです』

と言葉を添えております。


ピーンとくる方は、嗅覚だけで我々のコンセプト

にお気づきになられます^^


まさに、我々が歩みを共にしたい方達ですね^^


では、なぜ本物の木材を使用すると薫りが

持続するのか...

これには、木に秘められた特徴があります。

続きは次回。。

【第1116回】志

2016年04月16日 | 日記
山梨の人口は84万人をいよいよ割りました。

この支店はもりぞうが出店している

エリアの中でもとりわけ、人口が少なく、

そして減少の一途をたどっております。



(このような、切り出しから始まった

業者会^^;この言葉をマイナスととるか...

それとも...違う見方が出来る人がいるかどうか...

コインの裏側を見れる人が、今の大転換期を

しっかりと乗り越えられる人だと思うのです。)



しかし、どうでしょう!毎年安定した数字を出す

このエリアを見ると、人口減との関わり合いは

無いとは言いませんが、大きな影響を受ける

という要素ではないような気がいたします。


そうなんです。識別眼の高いお客様は、

成熟社会においては、しっかりと存在し

続けると言うのが、ここ数年で確信した

答えです。


我々は、そのような方へのみ、ご提案を

してまいります。


ですから、建築現場においては...

どのような、あり方が必要かを一緒に

考えました。。


そして...

こんな寓話に、いきつきました。。


”昔、一人の旅人が、ある町を通りかかりました。

町では、新しい教会を建設している

ところでした。

建設現場では、三人の石切職人が

働いていました。


その仕事に興味を持った旅人は、

一人目の石切職人に尋ねました。

「あなたは、何をしているのですか。」

その問いに対して、石切り職人は、

何を当たり前の事を聞くのだと、

つまらなそうな顔をして答えました。


「お金を稼ぐためさ!」

旅人は、二人目の石切職人に、

同じ事を尋ねました。

「あなたは、何をしているのですか。」

その問いに対して、

石切り職人は汗を拭(ぬぐ)いながら、

こう答えました。

「この大きくて固い石を切る為に、

悪戦苦闘しているのさ!」


旅人は、三人目の石切職人に、

同じ事を尋ねました。

「あなたは、何をしているのですか。」

その問いに対して、

石切り職人は、目を輝かせ、こう答えました。

「私が切り出したこの石で、
 
多くの人々の、心の安らぎの場となる

『教会』が出来るのです。
 

私は、その素晴らしい教会を夢見て、

石を切り出しているのです。」”


さて、パートナーシップを結びたい人物は

この3人のうち、どの人物かは容易に

分かりますよね^^


何を胸に秘め仕事をするか...

とっても大切な事ですね。