ジョニーのメモリアルナイト

センチなジョニーの独り言

格好イイ歩き方

2006-04-10 14:53:42 | 雑感
その昔、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉があった。今は死語になっていて、ボクもさっきまで歩く姿の後の言葉がなんだったかなかなか出てこなかった。歩く姿は芥子の花?虞美人草?

美人の比喩でなく、歩く姿についての話である。マスターズを見ていて、最終組のカプルスとミケルソンの歩き方が対照的だった。ドタ、ドタ(ドスン、ドスン)と体を揺さぶって歩くミケルソン(デビューした頃のあのスマートさは何処へ置き忘れてきたんだと小一時間問いつめたい)に比べて背筋がピンと伸びて、かかとから着地して颯爽とした歩き方のカプルス。優勝はミケルソンだったが、歩き方の優勝はカプルスにあげたい。

ハウステンボスでゴルフをした時に、コースがプレイぶりをビデオにとって希望者に販売していたので、買った。スイングをチェックするつもりだったが、スイングより自分の歩く姿の貧相さに顔を赤くした。チョコチョコと幇間があるくような歩き方で格好良いとはほど遠い歩き方だった。人生もこうやってちょこまかちょこまかと歩んできたんだと映しだしていた。

それ以来、背筋をピンと伸ばして遠くを見る。大股で歩き、足を出す時は膝から先を伸ばして、踵から着地するように歩くことを心がけている。

急いだりすると、ふと小幅に歩いている自分に気がつく。カプルスのような格好いい歩き方を見た時は刺激になってしばらくは意識してゆったりと歩いて見る。

ゆっくり、ゆっくり、人生と同じであせらないと言い聞かせつつ歩いているのだ・