「足の爪切り屋」フットケアしろくま+α 爪切りぶろぐ

足の爪切り屋として、日々かかわっている足や爪に関することを書いてゆきます。

手術をする前にフットケアへ

2015-11-30 | フットケア
フットケアにいらしたお客さんが、テレビで足の病院ができたらしい
と言っていたので、ネットで調べてみると、病院で医者が処置や手術を
してくれるようでした。

医療=治療
予防=インソール
治療+予防=手術+インソール

…「ケア」の文字がみあたりません …

治療、手術は、最終手段…
「ケア」で、改善しないときに考えましょう。




足の爪が切れないわけは・・・

2015-11-29 | フットケア
「この爪は、切れない!」

いままで夫に足の爪を切ってもらっていたという70代の女性が
困ってフットケアにいらっしゃいました。
股関節の手術をして、歩き方が変わったのも爪が切れなくなった
ひとつの誘引となったのだと思います。

膝や腰、股間節をわずらっている方は、自分で足の爪を切ることができません。
年齢的なものもあるのですが、若い方でも、切るのが大変だと言っています。
そして、なにより膝、腰、股間節などが悪い、痛いと歩き方のバランスが
悪くなので、足部、足の爪にも負担がかかってきます。
これによって、爪が変形してきます。爪が変形してくると、爪きりが
入らなくなり、爪が切れなくなってしまいます。

フットケアでは、まず足の爪の形を整えてから爪きりをします。
この爪の形を整えることが大切で、これをすれば、一般の方も
すこし爪が切りやすくなります。

無理して爪を切らず、フットケアにご相談ください → 


足の爪にトラブルを抱えていると、転ぶ確率が高くなります

2015-11-29 | フットケア
転んで骨折をしてしまった80代の女性
骨を折ってしまったとき以外にも、とにかくよく転んでいたそうです。

足の爪をみさせていただくと、ひどく厚く変形をしていました。

…やはり、「足の爪のトラブルがあると転ぶ確率が高い!」です。

話を聞いていると、足の爪のこともずいぶん前から気になっていたとのこと。
どうしてよいかわからず、人にも相談できず、月日が経ってしまったそうです。

「もっと早くケアしてほしかった」そんなことをおっしゃっていました。
私も「もっとはやくケアすれば転ばなかったかも…」と思うと、どうにも
やりきれない気持ちになります。

そんな方が、今年に入ってたくさんフットケアにいらっしゃいます。
そして、その多くの方が、転んでからフットケアにいらっしゃるという
残念な現実…何とかしないといけないのですが、何とも伝わるようで
伝わらないという、現実もあります 


うおのめが痛い原因は、足の変形です

2015-11-28 | フットケア
「30分も歩けなくって…」

20年以上前からうおのめが痛く、皮膚科に行ったり自分で削ったり
していたそうですが、よくならないままにしていたら、歩くことが
困難になり、どうしようか困ってフットケアにいらした70代の女性。

足を見せていただくと、足の裏、指先などなど5箇所にうおのめが
できていましたが、それよりもなによりも、足の変形がひどいのです。

足の変形があると、健康な足ではあたるはずのない部分に力が加わり、
皮膚が硬くなり、うおのめやたこができてしまいます。
このため、うおのめだけをケアしても、足の変形があれば、また、
うおのめができてしまう…の、繰り返しになってしまいます。

自分の足は、痛くないからこれが普通なのだと、思っている方がたくさん
いらっしゃいますが、フットケアでは、痛みがとれれば終わり…ではなく、
「いつまでも快適に自立生活をおくれる」ように、痛みがおこっている原因
を伝えつつ、今の問題点とそれを解決するための予防策をしっかり伝え、
セルフケアもきちんとしていただきます。

足は、毎日使うところですから、セルフケアが大切です。
でも、自分の足をどんな風にセルフケアするといいの?
正しいセルフケア方法がわからない…
フットケアでは、そんな悩みにも対応しています  

ワイヤーやプレートでも治らなかった巻き爪

2015-11-27 | フットケア
4年ほど前から巻き爪で病院でいろいろな治療を受けてきた80代の女性
一時的に痛みから解放されても、また痛くなるので、この繰り返しを4年ほど
続けていたそうです。

…なぜ、痛みを繰り返してしまうのでしょうか…

その答えは「痛みのある部分だけを処置するから」です。

フットケアでは、痛みのある爪の痛みのある部分だけをケアするのではなく、
痛みのある爪全体をケアします。さらに、痛みのない爪、足部もケアします。

足には、自分の全体重がかかっていますから、痛みのある部分だけでなく、
ほかの足部のトラブル、今,痛みがなくても今後トラブルがおこることが
予測される部分をケアしてゆくことが大切です。そうすることで、
足部が全体的によい状態となり、局所的な痛みを起こしにくい状態になります。

そして、なにより足部が全体的によい状態になると、バランスがよくなり
足だけでなく、体も心も快適に過ごせるようになります。
なんだか、大げさなようですが、足が快適だと、みなさん元気に過ごせます。
それは、やはり全体的な「バランスがよい」ということなのです 

ふくらはぎが硬い

2015-11-23 | フットケア
「やっぱり硬いですよね…」

今年社会人になった20代の女性、フットケアをしたあとに
膝から下の下肢マッサージをしていると、なんとまぁふくらはぎがとても硬い!

ふくらはぎが硬いと、筋肉が収縮できず血流が悪くなるため、足がとても疲れます。
下肢のストレッチなどをして、ふくらはぎをほぐしてゆく必要がありますが、
毎日のたち仕事で、すぐにふくらはぎが硬くなってしまうようです。

そこで、仕事中でもふくらはぎが硬くなりにくいよう足をサポートしてくれる
サポーターを紹介しました。すぐに使ってみたい!ということで、さっそく
使ってくれています。

最近、20代女性のふくらはぎの痛み、悩み相談をよく受けます。

先ほどもお伝えしたように、ふくらはぎが硬いと、筋肉が収縮できず
血流が悪くなるため、足がとても疲れます。
疲れをためないためには、ストレッチなどの運動も大切なのですが、
日常的に、歩き方、姿勢などのバランスが悪いと、どんなに運動をしても
すぐに疲れがたまってしまいます。

大切なのは「ふくらはぎの筋肉を、正常な状態で動かすこと

血流がよいことで、常に新鮮な酸素が筋肉に送られて、疲れにくくなります   


かかとの痛み:削りすぎに注意!です。

2015-11-22 | フットケア
「踵が痛くなるので、かみそりで削っています」

フットケアにいらした50代の女性
かかとの皮膚は、決して硬く、厚くなっているわけではありません。
では、なぜ痛くなるのでしょう?答えは、ふたつあります。

「削りすぎ」+「かみそりを使っている」

痛いところをかみそりでとってしまおうすると、正常な皮膚まで
削ってしまい、どんどんひづが薄くなってしまうのです。
皮膚が薄くなると、乾燥 します!
この乾燥が、より皮膚を硬くしてしまうのです。

人間の皮膚には、①保護、②体温調節、③感覚作用、 ④合成作用、
⑤呼吸、⑥排泄、⑦免疫、⑧吸収、などの働きがあります。

中でも一番大切なのは、何といっても私たちの体を守ってくれているということです。
内臓と違って、皮膚はいつも外からのショックや衝撃、熱さ、寒さ、紫外線、細菌や
ウイルスなど、あらゆるものに、さらされているのです。
大切な臓器を守るために皮膚は、がんばってくれているのです、
なのに、その皮膚をかみそりで削るということは、守ってくれる皮膚を刃物で傷をつけて
しまっているということになるのです。

痛いところは、とってしまえばよいのではありません。
やさしく保護、保湿してあげることで、皮膚の正常な機能が回復し、
痛みをとることができます。
皮膚からのメッセージに耳を傾けてみることも大切です 



体重増加と足のトラブルの関係

2015-11-20 | フットケア
常に重力の法則によって人間の足には、常に自分の全体重がかかっています。
なので、体重が増えることにより、足にかかる負担も大きくなってゆきます。
フットケアとも、とても関係のある「体重」

実際、体重増加によって、自分の足の爪が切れずにフットケアにいらっしゃる方は
多くいらっしゃいますし、爪のトラブル、踵のトラブルも抱えています。
フットケアでは、トラブルのある部分を中心に足部のケアするするのですが、
足のケアをして一時的によくなっても、原因のひとつとなっている体重増加を
改善しないと、トラブルを繰り返してしまうことになります。

そう…「体重管理が必要」であることは確かなのです。

それを痛感する出来事がありました。
体重増加した状態で生活を続けていたことで、心臓に負担がかかり、
心不全になり、緊急入院、集中治療室で治療が必要な状態になってしまいました。

足のケアだけが大切なのではなく、体重管理だけが大切なのではなく…
人間の体は、どこに不具合があっても、問題なのです 

靴の値段より価値のある靴屋さんの説明

2015-11-19 | フットケア
「3万円の靴を買ったんです!」

高い靴を買うと、足にあわなかったとき、がっかりするから
なんとなく値段の安い靴を買っていた感じ…
いつも一か八か半信半疑で買っていた靴…お店の人がしっかり足をみてくれて、
靴を選んでくれて、実際、履いてみて、話をして、納得して買える靴ならば、
自信を持って3万円の靴を買うことができます!

靴の値段は、数字で書いてありますが、靴を選んでくれて、
相談にのってくれる代金は、どこにも書いてありません。
個別に対応してくれる相談料は、数字で表すことはできませんが、
靴の値段以上に価値があるのではないでしょうか?

そんな個別相談に対応してくれる靴屋さんが、千葉にあります→F&Lシカゴさん

フットケアで、足の状態がよくなっても、合わない靴を履いていたら
また足のトラブルを抱えてしまうことになります。
フットケアも大事だけど、靴も大事です  


転ぶ原因のひとつは「足の爪の変形」です!

2015-11-14 | フットケア
「最近、10回以上転んで、おかしいなぁと思っていたんです」

足の爪がすべて変形して、切れず、伸びてしまっている80代の女性が
フットケアにいらっしゃいました。
ほんとうに、この状態で歩けるのが不思議なくらい、爪が伸びていました。

「腰が痛いから・年をとったから・筋肉が弱っているから」などなど
いろいろな理由をつけて、見てみぬふりをされてしまうがちな足の爪ですが、
みなさんの体を一番底の部分で支えている土台の一部なのです。

絶対に足の爪の変形があると転ぶとは 断定はできませんが、
転ぶ原因のひとつとなっていることは確かです。
痛くないから大丈夫…と後回しにせず、転ぶ原因と考えられることを
ひとつでも少なくしておくことが大切です。
そして、目に見えておかしいと気づける足の爪を放置しておくことで
転ぶ原因のひとつになっていることを、覚えておいていただきたいと思います 

巻き爪になってから15年・・・

2015-11-13 | フットケア
「妊娠をきっかけに、巻き爪になった感じです」

かれこれ15年間…巻き爪に困っていたという50代の女性が
フットケアにいらっしゃいました。
女性は、妊娠して体重が増えること、体系が変化することで
巻き爪になることがあります。
そして、出産後、体重や体系が戻ると、巻き爪がよくなるかというと
そうではありません。
一度、変形してしまった爪は、自然とよくなることがなく、
逆に悪くなることも多いのです。

子育てで忙しいので、自分の時間がつくりにくく痛くても放置、我慢して
しまう方が多いのですが、巻き爪は時間と共に悪くなり、ケアを始めても
爪の状態がよくなるまで、時間がかかってしまいます。
快適な足で過ごせるように…できるだけ、早く時間を作っていただくと
よいなぁ、と思います 

99歳の方のフットケア

2015-11-06 | フットケア
「最近、爪がきれなくなっちゃって…」

99歳の女性が、杖はついているもののしっかりとした足取りで
フットケアにいらっしゃいました。
年が明けたら100歳になるそうです。お話もしっかりされています。
だから、今まで人に爪を切ってもらうことはなかったそうです。
すごいですね。70代の方でも、自分の足の爪が切れないという方も、
珍しくないのに…

足をみさせていただくと、両足の親指の爪が巻き爪でした。
これは切りにくいですね。
自分で爪が切れるように、爪の形を整えました。

通常、フットケアでは、爪の形が整うまで
「自分で爪は切らないでください」と、伝えるのですが
99歳の方にそれは、伝えませんでした。

せっかく今まで自分で足の爪を切れていたので、
切れなくならないように、切ることを続けてもらうことのが
大切だと思ったのです。

100歳になっても、自分の足の爪が切れるなんて、すごいですね。
いろいろな意味で、とても勉強になったフットケアでした 


半年に一度 フットケア

2015-11-04 | フットケア
「爪が厚く 2枚爪になってるんです」

爪の状態が悪くなると、不定期にフットケアに来る20代の女性
過去のフットケア暦をみると、だいたい1年に2回くらい
ケアに来てくれているようです。

フルタイムで仕事をしている方は、仕事も遊びも忙しいので
定期的にフットケアに来ている方は少ないのですが、

「足や爪の状態が悪いことに気づくことができる」
「フットケアに来れば、足の状態がよくなることを知っている」


ので、困っても問題をすぐに解決できることがすばらしいですね。

若い方の足は、問題が起こったときにすぐにケアすると、¥比較的早く
トラブルが改善しますが、年齢を問わず、はやめにケアすることが大切です。
足は、毎日使いますから…