「足の爪切り屋」フットケアしろくま+α 爪切りぶろぐ

足の爪切り屋として、日々かかわっている足や爪に関することを書いてゆきます。

足の爪切りは、フットケアへ!

2016-02-26 | フットケア
爪が厚くなり切れずに困っていた70代の女性が、フットケアにいらっしゃいました。

かかりつけの医師に相談したところ、皮膚科に行くようにいわれたそうです。
皮膚科では水虫の検査をし、水虫と診断され薬が出たそうですが、
爪を切ってもらえず、困っていました。

薬がでたものの、爪の状態は変わりません。
患者さんの悩みは解決しませんでした。
水虫の治療は大切ですが、患者さんの思いと、医者の思いが、すれ違っています。

「爪が伸びすぎて、爪が指先の皮膚にあたって痛かったんです」

患者さんが爪が切れずに困っていた背景には、そんな思いが強かったそうです。
フットケアで爪を切ってもらえることは、担当の看護師さんが教えてくれたそうです。
なかなか医師は、爪を切ることが大切だということへ意識はむかないようですね。

足の爪切りは、フットケアへ! 

これが一般常識になるように、活動しなければいけませんねー

25cmの靴を履いています。

2016-02-22 | フットケア
「最近、足が大きくなった感じがして、今は25cmの靴を履いています」

30代、40代の女性が、はじめてフットケアにいらっしゃいました。
二人は、別々に来た初対面の方なのに、同じことを言っていたので、
ちょっとびっくりしました。
見た目は普通のおしゃれな恰好で、靴のサイズが25cmとは…

足が大きく感じるわけは、足の変形がひどくなっているためです。
外反母趾、内反小趾、偏平足、浮き指、開張足・・・
それに伴う、痛みやウオノメタコ、むくみ、足の疲れなどなど…

足が変形すると、靴を履いた時に、通常あたらない部分があたることによって
違和感を感じ、大きな靴を買ってしまうようです。
少し前は、「横幅の広い靴」を買い求める方が多かったのですが、最近は、
「靴のサイズの大きいもの」を買う傾向に変わってきているのでしょうか・・・

・・・しかし、足のトラブルは、靴を変えても改善しません!

自分の足をよい状態にすること(フットケア)が大切です。
そして、足がよい状態になったら、靴を買いに行きましょう


退院直前に足のトラブル発見!

2016-02-19 | フットケア
入院してから2週間がたつというのに、足爪のトラブルをそのままにしているかたが、
退院直前にフットケアにいらっしゃいました。
糖尿病もある方なので、感染をおこしてしまうと、危険です。

「なぜ、入院した時に 足をみてあげなかったのだろう…」

病院では、フットケアをいえば、糖尿病の方には必要不可欠なものとされていますが、
足の観察もできていなかったり、ケアもされていない現実もあります。

私のフットケアは、糖尿病の方だけに対するものではなく、すべての病気、人に対するものです。
人間が2本の足で歩けなくなってしまうことは、病気とは関係なくすべての人が困ってしまうことです。
足を観察することの大切さを、あらためて感じます  

テレビで足の悩みについて放送されると・・・

2016-02-16 | フットケア
NHK朝の情報番組あさいちで 足の悩み をテーマにした放送があったそうです。
そんなことがあると、問い合わせやぶろぐのアクセスが増えたりします。

今回は、録画もしていないので、ネットで放送内容を確認しましたが、
なかなかテレビや雑誌でみてやってみても、セルフケアってうまくいかないんです。
そして、自分の足のどこが問題なのか、健康な足の状態とはどのような状態なのかも
よくわからないんです。
その辺がわかっていないと、間違ったケア方法で足を悪くしてしまう方も
いらっしゃいますので、一度は、足の状態を専門家にみてもらうことを
おすすめします → 


足の爪を無理に切らないでください

2016-02-15 | フットケア
「いつも血が出ちゃうんだよ」

足の爪きりで苦労されていたという85歳の男性。
娘さんも怖くて爪が切れないため、フットケアにいらっしゃいました。

足の爪を切るときに血が出てしまうということは、爪きりで皮膚を切ってしまうケースと
爪を切るときに皮膚をいっしょにつまみ上げることによって出血してしまうケースがあります。
後者の場合、これを繰り返してしまうことによって、爪が熱くなったり、巻き爪になったりと
ひどく変形し、ますます爪がきれない状態になってしまいます。

爪を切るときに、血が出るということは、何か問題、トラブルが起こっているというサインです。
どうか・・・足の爪を無理に切らず、フットケアに御相談ください。→

18歳男性:浮き指

2016-02-09 | フットケア
「爪がおかしいのでみてほしい」と、母親から依頼で、
フットケアに初めて来た18歳の男性の足をみさせていただきました。
爪よりも問題なのは「浮き指」でした。☆→浮き指ってなんですか?

若いのに・・・ちょっとショックな感じなのですが、この浮き指、珍しいことではないんです 

足の指が変形(浮き指)していても、歩けないわけではないし、スポーツができない
わけでもありませんから本人は、自分の足は普通・特に問題ないと思って生活しています。
…しかし、いろいろ話をしていると、昨年、足首の違和感があり病院に行ったそうです。
病院では骨が折れているわけではないので、特別な処置はされなかったようですが、
フットケア的には、足の指の変形(浮き指)によって、足関節のねじれが生じて違和感を
感じているのだなぁと思っていました。
今回フットケアに来たきっかけの爪も、厚く2枚爪のようになっていたのですが、
このトラブルも浮き指によって、爪先が靴にあたることによっておこったものです。

短い時間で浮き指を改善することの必要性が伝わったとは思えないので、
後日、この本を読んでもらいたいなぁと思っています。


16年前から外反母趾でした・・・

2016-02-06 | フットケア
「外反母趾の手術もしたのよ」

16年前から外反母趾で手術もされたという70代の女性
足をみると、手術した足もそうでないほうの足も両方外反母趾でした。

今回、転んで大腿骨を骨折したがきっかけで、フットケアにいらっしゃいましたが、
何度もお伝えしているようなことが、繰り返されています。

「足にトラブルを抱えていると、転ぶ確率が≒2倍になります!」

年齢的に老化現象+筋力の低下で転んでしまったかのように思われがちな転倒→骨折
なのですが、転ぶ誘因となっていることのなかに、「足のトラブル」も関係していることを
覚えておいていただけるとよいなぁ、と思います 

すぐに爪を切ってあげられない現状

2016-02-03 | フットケア
「ずっと前からお願いしようと思っていたのよ」

フットケアの依頼される方の足をみると、数年前から爪や足が変形している
状態の方が、多く見うけられます。

「もっと早くフットケアに来てくれたらいいのに…」
「今すぐ爪を切ってあげたい!」
「今すぐ爪を切ってあげられず、ごめんなさい…」

ということに、心が痛みます 

すべての時間を足のケアにしなければ、追いつかないという気配を感じます。
フットケアの大切さが、たくさんの人に浸透して、まわりの方々の協力が
得られるような環境を整えていかなければなりません 

足ゆびも大切だけど、足爪のケアも大切!

2016-02-02 | 本・雑誌・新聞・テレビ
先日読んだ足ゆびに関する本の続きです・・・

フットケアでは、足指の大切さは、常に伝えてきているのですが、
足の爪と足の指との関係が、あまりイメージされていないように思います。

「足の爪が変形していると、足の指の力は低下します」

爪の変形があるだけで、指の力は低下しますが、足の爪に痛みがあると
さらに指の力が低下します。痛みがないと、足の爪の変形に気づかない方も多いのですが、
足指の力を最大限に発揮するためには、痛みがあるなしにかかわらず、爪のケアも大切です