「足の爪切り屋」フットケアしろくま+α 爪切りぶろぐ

足の爪切り屋として、日々かかわっている足や爪に関することを書いてゆきます。

靴よりも大事!自分の足のケア!

2015-07-24 | フットケア
先日、ゆるい靴を履くことによる足のトラブルについて、
話をしましたが、一番大切なのは自分の足のケアです。

靴は、足にあわなければ別のものに交換することができますが、
自分の足は、都合が悪いからといって交換することができません。

フットケアでは、まず自分の足をよい状態にしてから
自分の足にあった靴を履いてもらうようにしています。


足のトラブルを抱えたままを靴を選んでも、正しい靴選びはできません。
自分の足は大丈夫かな?→  フットケアにご相談ください

一番よいのは、どんな靴を履いても快適に歩ける足です
そのためには、まずは自分の足をよい状態に整えておくことが大切です

危険です!ゆるい靴!

2015-07-22 | フットケア
NHKのあさいちでやっていた特集→「靴は万病のもと

フットケア的にも、ずいぶん前から注意を促しています!

なかでも、気をつけたいのがコレ

例えば こんな感じで靴をはいている方の
このゆるい感じが、危険です!


スニーカーでも ゆるい靴は危険です!

ゆるい靴は、靴の中で足がずりっとすべるのです。

靴の中で足がずりっとすべると、指先の踏ん張りがききません。
なので、右側の写真は、指先に赤い部分がありません。


指先だけでなく、下腿の筋肉の動きも悪くなるため、
歩きにくく、足がとても疲れやすいのです。


足は人間の土台ですから、その足の動きが不安定だと
足以外のさまざまな症状が出てきます。


それにしてもこのイラストの女性の表情がですね。
では、どんな靴を履いたらいいのでしょう。
注意点などが、紹介されていました。



メディカルフットケアJF協会の講演で、お話を聞かせていただいた
山下先生もテレビ出演しておられました。



これでは、サンダルを履いてはいけないのではないか
と思われてしまいがちですが、きちんとした靴を履きましょう
ということなのです。しかし、そのきちんとした靴を選べていないから
トラブルが発生しているのです!そんなときは
自分の足に合う靴を選んでくれる専門家にご相談ください!



これらの靴の問題を解決するには、テレビに出ていた
整形外科の先生じゃなくてもすばらしい靴屋さんがいます。

千葉市にあるシカゴさん 
テレビの中で、タレントさんが靴のためし履きをしていましたが、
まさに、自分で選ぶ靴と専門家に選んでもらう靴は違います!
ぜひ、その感覚を こちら で味わってみてください!




足の指を切ってしまいたい!

2015-07-18 | フットケア
整形外科の医師からの依頼で、フットケアにいらっしゃった70代の女性

「もう、足の指を切り落としてしまいたいくらい痛いんです!」

2,3カ月前から指先の皮膚が固くなり、歩くたびに痛みを感じるため
皮膚科や整形外科で見てもらったそうですが、すぐに痛くなるため、
どうしたらよいか困っていたそうです。

足をみさせていただくと、指先の皮膚が固くタコになっています。
そして、なにより、足の変形がひどい状態です。
まずは、指先の痛みをとることが必要ですが、
足の変形を改善するためのケアも大切です。
この足の変形を改善するためのケアをしないと、また、タコができて、
痛みを生じることの繰り返しになってしまいます。

ケアをした後、触っただけで痛かった固い部分が、痛くなくなりました。
まずは、第1段階クリア・・・というところでしょうか。
でも、これだけでは終わりません。長い年月かけて少しずつ
変形してしまった足を良い状態にするには、同じくらいの年月をかける
位の気持ちで、毎日コツコツ、セルフケアをしてゆくことが大切です  


スイスからフットケアにいらっしゃいました!

2015-07-17 | フットケア
スイス在住 14歳の女の子(母親が日本人で、父親がスイス人)が
フットケアにいらっしました。
夏休みを利用して、母親の実家に遊びに来たそうです。

2,3カ月前から両足親指の爪の痛みを感じ、血が出てしまうこともあったため
スイスの小児科医に相談したところ「だいじょうぶ、問題ないから」といわれたそうです。
しかし、その後も、痛みを繰り返しており、これはきちんとしなければと思い、
ネットで検索しフットケアに行ってみようと思ったそうです。

足をみると、両足親指の爪の色が濁っていました。
話を聞くと、爪があまり伸びなくなった、
痛いから爪をどんどん切ってしまったと。

これは、深爪+爪が少しずつ厚くなり、爪の周りの皮膚を
圧迫していることでおこる症状です。

ケア後、一番痛みを感じやすかったところの違和感が消失しました。
間もなくスイスに帰国するそうなので、次のフットケアを予定することは
できません。しっかりと、セルフケア方法を伝えました。

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国境を越えてもフットケアの技術は、通用します!
なんて、大げさなようですが、人間の足、爪のケアは、
世界共通ってことですね。(すばらしい!)
こんなかたちで、世界とつながりができたら、
それはそれは、すてきなことですね 

職場でフットケアの講演をさせていただきました。

2015-07-13 | フットケア
6月にひきつづき、ほぼ同じ内容で、看護師さんを対象に
フットケアの講演をさせていただきました。

前回よりも多くの方が参加してくださいました。
今回は、1時間の講演時間のうち、実習の時間を多くとれるよう調整し、
20分位の時間をかけて、みなさんの足をぐるりとみることができました。

前回同様、講演の前半は、患者さんの足をみるためのポイント、
後半は、自分の足をケアするための時間と、2部構成で行いました。
これにより、皆さんの足に対する関心度がUPしたのではないかと思われます。
なぜならば、看護師さんも立ち仕事で、足の悩みを抱えている人がたくさんいるので
自分の悩みが解決すると、足の大切さも実感していただけるようなので・・・

そして、講演を終えて帰るときに主催者の方が「来年もお願いします」と、
声をかけてくれました。まことに、ありがたいこと・・・
これからも、フットケアの大切さを伝えてゆきたいと思います

爪をはがすしかない!?

2015-07-12 | フットケア
巻き爪が痛いと、困っているご夫婦がいらっしゃいました。

「爪をはがすしかないですね」

よくよく話を聞いてみると、病院でこんなことを言われたために、
どこに行ったらよいかわからず、困っていたようです。

そもそも、足の爪をはがしたら、足の踏ん張りがきかず歩きにくいし、
指先に爪がないと、指の先を保護できず、傷や痛みを生じてしまいます。

爪をはがさず足の爪のケア → フットケアにご相談ください








5本指靴下の欠点

2015-07-11 | フットケア
親指が巻き爪になってしまった60代の女性が
フットケアにいらっしゃいました。
みると、5本指靴下の親指の先の部分が切れていました。

「4年間、5本指靴下をはいています。いつもここに穴があいちゃうんです」

・・・足の指の動きを制限してしまっているかも…
フットケア的には5本指靴下をおすすめしません。

「5本指靴下は、足の指1本1本を固定し、足指の動きを制限してしまう」
「足の指の動きを制限してしまうと、土踏まずの筋肉の動きまで
制限されてしまうので、足の裏が痛くなることもある」


さらに、毎日、長く履き続けることで、さまざまな足のトラブルが
発生してしまいます。

5本指靴下の欠点をネットで検索すると、
「水虫とまちがわれる」「見た目が悪い」と・・・
見た目以上に、足に思わぬ負担をかけていることもあります。

「5本指靴下には欠点もある」

ことを、知っておくことが大切です 

足の変形と足のトラブル

2015-07-10 | フットケア
病気で40代のころから足に装具をつけて生活しているという
70代の女性が フットケアにいらっしゃいました。

「外反母趾が痛いんです」

装具をとって足をみさせていただくと、足首がひどく変形していました。
これは、外反母趾ではなく、足首が変形していることで歩き方のバランスが悪く
足の痛みを感じやすくなっている状態です。

装具をつけていると歩きやすいというイメージがありますが、
足の形を固定してしまうために、足のトラブルをおこすことが
よくあるので、何も問題がなくて、定期的に足のケアをして
おくことが大切です 

巻き爪が痛いので、何とかしてほしい

2015-07-09 | フットケア
かるい脳梗塞でこれから入院するときに、医者から
あと何か心配なことはないですか?ときかれた70代の男性

「巻き爪が痛いので、何とかしてほしいです」

意外な答えに医者は戸惑っていましたが、入院中に
フットケアで巻き爪のケアもするよう予定をし、
「よかった」と、安心された様子でした。

こんなときに、巻き爪!?と思うかもしれませんが、
それくらい気になっていたということです。
病気も治療も足のケアも日常生活を快適に送るために
どちらも大切なことです 

20代で膝の痛み?!

2015-07-07 | フットケア
足の裏にトラブルを抱えてフットケアにいらっしゃった20代の女性
私からみると、足の裏に硬い部分があり「痛みがあるだろうな」と
思うような状態でしたが、本人は、「痛みはない」とのことでした。
しかし、いろいろ話を聞いてみると、

「そういえば最近、膝が痛いです」

怖いですね。外からみて明らかに痛そうな部分に痛みはなく、
膝にダメージがきていたとは・・・

フットケアでは、足のトラブルを放置することによって
おこる可能性のある体の不調についても、話をするのですが、
残念ながら、先を越されてしまいました。

まだ、20代と若いので、はやめに足をよくして、これ以上 
膝に負担がかからないようにしてゆかないといけません