「足の爪切り屋」フットケアしろくま+α 爪切りぶろぐ

足の爪切り屋として、日々かかわっている足や爪に関することを書いてゆきます。

足の指が曲がらない

2013-11-30 | フットケア
「指がまっすぐ伸びたままのほうがよいのだと思っていました」

巻き爪の指が痛くないようにすごしていた結果、足の指10本がまっすぐ伸びたまま
曲がらなくなっていました。そして、この状態がよい状態=正常だと思っていたそうです。

足に痛みのある方は、無意識に痛みのある部分をかばって歩いてしまい、
その結果、足の指が浮いた状態→浮き指になっていることが多いです。
浮き指になると、指が地面につかなくなるので、指先に力が加わることがなくなり、
足の指の関節を動かすことなく過ごす状態になってしまいます。

ぐーちょきぱーとか、ひろのば体操とか、足の指を動かす運動が足によいですよー
なんていう話題が、しばしば取り上げられていますが、まだまだ知らない方も
たくさんいらっしゃるようです。
足の指をしっかり動かすことの大切さ・・・まだまだ伝えてゆかなければなりません 

コンサートに行けました!

2013-11-29 | フットケア
「ムリかなぁーと思っていたコンサートにも行けたんです」

10年間巻き爪で足先の痛みに悩まされていた40代の女性 
フットケアをして間もなく足が痛くなくなったので、行けるかどうか迷っていた
コンサートのチケットをとり、足の痛みを感じることなく楽しめたそうです。
立ちっぱなしで 飛んだり跳ねたり踊ったり~~ 
コンサートに行くとけっこうはげしく動いてしまいます  

足が痛いと何をするにも億劫になりがちです。
コンサートに行くのをためらってしまうキモチもわかります・・・
年齢を問わず、足に痛みがあるのはよろしくないということですね 


5本指靴下を毎日はいてはいけない理由

2013-11-23 | フットケア
「だから5本指靴下は、つづかないのか・・・」

長距離ランナーの方が、足によいと5本指の靴下をまわりの方にすすめているけれど
なかなかみなさん 履き続けることができないようです。

フットケアに来る方も「5本指靴下が足にいい!」と毎日履いていらっしゃる方がいます。
しかし、この5本指靴下が足のトラブルの原因になっているケースが多いのです。

なぜ5本指靴下が足のトラブルを生じてしまうかというと・・・

その1:人間の足は、横アーチと縦アーチがあり、このアーチが延びたりちじんだりグーパーを繰り返す
バネの役割をして、歩くときの衝撃を和らげ、体に負担をかけず効率よく前に進めるような仕組みになっています。

その2:通常、足裏のアーチは、体重がかかったときにのびて広がるシステムになっています。
しかし、5本指靴下で足の指を広げることで、、足がパーの状態で広がったまま固定されてしまい
アーチがグッと縮むことができなくなってしまいます。

その3:パーのまま広がった状態で生活をすることで、地面からの衝撃が足裏にダイレクトに伝わり、
体に負担がかかりつかれやすくなります。さらに、この状態をつづけると、足の裏が痛くなり、
外反母趾、偏平足、ハンマートゥ、巻き爪、ウオノメタコなど足のトラブルが生じてしまいます。
さらには、膝、腰、頚などに痛みを生じてしまうこともあります。

こんなかんじです・・・
5本指靴下は、パーの状態でひろがり足裏の面積が広がって安定感があるというイメージなのですが、
足本来の動きとしては、パーっと広がるだけではだめで、ぐっと縮まってパッと開くという繰り返しが大切なので
その動きを制限してしまうようなことは、できるだけ避けたほうがよい、ということです。
「5本指の靴下しか持っていません、捨てちゃいましたから・・・」なんていう話も聞きますが、
普通の靴下と5本指靴下 両方ををうまく履き分けたほうが 足にはよいです  




子供の手の爪の凸凹

2013-11-19 | フットケア
6歳の女の子の手の爪の表面凸凹していました。
以前、爪を何かにはさんでしまいその後から爪の表面がおかしくなり
なおらないとのことでした。

子供の爪はオトナよりも水分が多くやわらかく成長が速いので、
自然とよくなってしまうこともありますが、凸凹のままが続くようならば
痛くもかゆくもないので、そのままにしてしまいがちですが、ケアが必要です。

足の爪の凸凹とおなじく、手の爪の表面もやすりで削り凸凹を平らに整え
さらにヴァセリンで保湿をしてあげます。

大人になるまでほおっておくと、乾燥し爪が厚くなり手の爪も痛みを生じることがあります。
早めのケアをおすすめします 

看護師さんがフットケアの見学にいらっしゃいました

2013-11-17 | フットケア
「足の爪の切り方をおしえてほしいです」

デイサービスでお仕事をされている看護師さんが見学にいらっしゃいました。
高齢者の方に「爪を切ってほしい」といわれることが多いそうです。
しかし、みなさん爪の形がひどくどうやって切ってよいわからず困ってしまったそうです。

10数年前、私も患者さんから「爪を切って!」といわれたことがきっかけで
フットケアを学んだことを思い出します。
私も「こんなに変形してしまった爪は切れない・・・でも、なんとかしないと」と思い
「変形した足の爪の切り方をおしえてくれる」ところを探しました。
手の爪のネイルサロンや足のマッサージをしているところなどいろいろなところを
たずねてみましたが、どれも私の求めているケアではなく、みつかるまでに2年位
かかりました。やっとみつかったのが ☆メディカルフットケアJ.F協会 でした。
( http://爪切り屋.com/ )
・・・私の思い出話がとまらなくなりそうではずかしい・・・この辺でやめておきます 

ほとんど耳にすることのない「足の爪を健康な状態に整えるという仕事」をする人を
「メディカルフットケアワーカー」 といいます。 
人間の土台である足部を整えるというフットケアのニーズはあるのに、正しいフットケアを
学んでケアを提供してくれるメディカルフットケアワーカーの数が、まったく足りていません。
フットケアに興味を持って見学にきていただいたことだけでも、たいへんありがたく思っています。
ぜひその思いを、困っているたくさんの人たちへつなげていただけるとよいなぁと思います 


乾燥肌には ヴァセリンです☆

2013-11-16 | フットケア
NHKのあさいちという番組で乾燥した唇のケアには☆ワセリンがよい!と紹介されていたようです 
フットケアにいらっしゃったお客様からおしえていただきました。
わたしは、10年前から 乾燥肌には、ヴァセリンです! とお伝えしてきました。
なぜ ヴァセリンなのかというと「持続効果が長い」「安全に使える」からです。

ワセリンの話をすると 「ワセリンはべとべとするから、いや!」こんな声をよく効きます。
ワセリンには、日本の病院で処方される「ワセリン」病院では処方されない「ヴァセリン」があります。
どちらも おなじものなのですが、病院で処方される「ワセリン」は、伸びが悪く塗ると
皮膚の表面がてかてかしていつまでたっても皮膚に浸透せず、なじまないのです。
病院では処方されない「ヴァセリン」は、極少量で伸びがよく皮膚になじむので、
すぐに皮膚に浸透し、快適に過ごせます。しっかり皮膚に浸透するので、持続効果もUPします。
そんなわけで、わたしは、ワセリンではなく☆ヴァセリンをおすすめします!

 100gで400円位と値段もやさしい

ほかにこんな声をよく効きます。「ヴァセリンって、何でできているんですか?」
ヴァセリンは、植物由来のもので、食べても大丈夫なくらい安全に使えます。
私が説明するよりも・・・詳しくは ☆こちら  をご覧ください!


続・爪が切れずに困っています

2013-11-15 | フットケア
 「今日どうしても爪を切ってほしいんです!」 
腰が痛くて動けなくなり救急車で病院こられた70代の女性・・・
一人暮らしで日常生活は自立していますが、爪が切れずに困っていたそうです。
爪は、思いもよらぬほど厚く伸びてまがって変形しています。

よくこの爪で歩けていましたなぁ(私の心の声)
靴を履いて歩くと指先があたって歩きにくいだろうなぁ(私の心の声)

そして、今回の入院は「腰痛の治療
きいてみると 腰が悪くなるずいぶん前から足の爪がおかしかったそうです。
こんな足の爪で歩き続けていたら、バランスが悪く、膝も腰も首も肩も・・・
いろんなところが痛くなります。足部は人間の体を支える土台です!
土台が不安定だと、その上のものすべてがゆがんでしまいます。
入院・・・腰が痛くなる前に・・・きちんと足のケアをしておくとよかったですね

爪の手術はもういやだと思って、がまんしていました。

2013-11-11 | フットケア
右足の親指の爪が痛くなり困っている90歳の女性がフットケアにいらっしゃいました。
足をみさせていただくと、痛くない方の親指の爪を手術されているようでした。
たずねてみると、
「はい、10年前に手術をしました。
 でも、すごく痛かったのでもう手術はいやだと思って、
 今回足の爪が痛くなってもがまんをしていたんです」


フットケアでは、麻酔をしたりメスを入れたり、爪に何かを装着したりせず、
爪の形を整えてゆきます。ケアが終わった直後
「こんなにすぐにになると思わなかった」 と、笑顔で帰られました。
次のフットケア予定は、爪が伸びた1ヵ月後・・・
また、伸びてくるときに変形した爪をケアします 

 

爪が切れずに困っています

2013-11-01 | フットケア
80代の男性・・・今は自分で身の回りのことができないので家族の方が、かかわっています。
そこで以外と家族かたが困ってしまうのが「足の爪切り」のようです。
手の爪のように切れれば問題なのですが、80年かけて形がおかしく
硬くなった爪を切るのは、怖くてできません。(家族の方のご意見)

固い爪、変形した爪、厚い爪 ・・・ ナゼこんな状態になってしまったのか ・・・

写真ではおみせできませんが、この文章を読んで分かる方には分かると思います・・・
切れない爪を切らないでおくと、ますます悪くなってしまいます。
切れない爪を切ってくれるところがあります  ご相談ください