「足の爪切り屋」フットケアしろくま+α 爪切りぶろぐ

足の爪切り屋として、日々かかわっている足や爪に関することを書いてゆきます。

大切です!足ゆび力

2016-01-28 | 本・雑誌・新聞・テレビ
2015年12月に発売された本です。
(前略)
 日本は、世界の先進国の中でも屈指のインフラが整っている国です。
我々が歩く道は舗装されており、でこぼこした道を歩くことはほとんどありません。
 我々が意識しているのは、コンクリートを歩いているときにつまずかないことだけ。
そのため、つまずかないように指を反らせて歩く人が増えています

キーワードは「浮き指」です。

フットケアに来る方は、足や爪のトラブルを抱えているわけですが、ほとんどの方が、
足の指もおかしいのです。どんな風におかしいのかというと「浮き指」なのです。
しかし、「自分の足はこれが普通なんだ」と足指がおかしいことを自覚していない人がほとんです。

浮き指の何がいけないのか ざっくり言うと、「バランスがわるい」ということです。
バランスが悪いことで、ひざ、腰の痛みなどさまざまな体の不調がおこってきます。
膝や腰が痛いと、膝と腰が悪いんだ…と、足の指なんて、普通、想像もしないのですが、
実は、足の指がきちんと使えていないことが全身に影響を及ぼしているのです。

あなたの足の指は、だいじょうぶですか? 


○○病じゃないと、足の爪を切ってもらえない?

2016-01-27 | フットケア
「糖尿病の方以外は、足のケアはやっていません」

足の爪を切ってほしくてあちこち探して問い合わせるとこんな答えが
返ってくることがあるそうです。問い合わせた方は、

「糖尿病じゃないと足の爪を切ってくれないの?」

と困ってしまうそうです。

足の爪が切れない方は、リウマチ、変形性股間節症などなど病気の有無を問わず
たくさんいらっしゃいますから私のやっているフットケアでは、病気の有無をとわず、
だれでも足のケア、爪きりを受けれるような体制をとっています。

年齢、病気の有無を問わず、快適に日常生活を送るために足のケアは大切です



手の爪のケアと足の爪のケアの違い

2016-01-26 | フットケア
手のネイルの勉強をした方がこんなことを言っていました。

「足の爪は怖くて切れない」

なぜ足の爪が切れないかというと「病気の知識がないから」だそうです。

手のネイルの方は、「美容」(= 顔やからだつき、肌などを美しく整えること。「全身―」
2 美しい顔かたち。美貌。)を主体として勉強をしているのでしょう。
病気についての勉強はしていないのでしょう。

病気と足の爪の関係はとても深いです。
足の爪を切るときに、皮膚に傷をつけてしまうと、感染を起こしてしまうこともあります。
病気がきっかけで、爪の変形がおこることもあります。
足の爪を傷つけたことで、歩けなくなってしまうこともあります。

病気の知識がないために足に傷をつけてしまうことで、病気を悪化させてしまったり
歩けなくなってしまうこともあるというなのです。

たかが爪きり、されど爪きり…足の爪きり専門家の重みを改めて感じます 

手のネイルケアとフットケアの違い

2016-01-25 | フットケア
「手の爪のネイルとフットケアは一緒ですか?」

そんなことを聞かれることがよくあります。
私は「ちがいます」と答えます。

手のネイルケアは、「美容」を主体としているので、
以下のことを目的としてケアしています。
*美容の意味
1 顔やからだつき、肌などを美しく整えること。「全身―」
2 美しい顔かたち。美貌。

フットケアは、美容ではなく、「健康」を主体としています。
健康であることは、美しいく整えることでもあるのですが、フットケアでは
見た目の美しさではなく、体によい状態の整えることを目的にケアしています。
見た目のよしあしではなく、体によい美しさ…という感じでしょうか。

足は見た目がきれいならばよいのではなく、元気に歩けることが大切なのです  


子供の足のトラブル相談室

2016-01-23 | フットケア
「足の小指の爪が切りにくいのは、なにか原因があるのですか?」

小学生のお子さんを持つ30代のお母さんから相談を受けました。
…ありました。足のトラブル…  
小学生で足のトラブル???
…実は、珍しくないんです。子供たちの足のトラブル… 

お子さん自身はもちろん、周りの大人も気づかない、わからないまま
時が過ぎて、少しずつ悪くなってしまう子供たちの足のトラブル…

痛みが出てから、大人になってから、あわてて困らないように
はやめに問題点を知り、解決、予防できたらよいですね。

子供たちの足のトラブル相談室」…開設する必要ありそうです 

メディカルフットケアちばの会

2016-01-17 | メディカルフットケアちば
2014年8月 千葉県在住のメディカルフットケアワーカー3人が
はじめて顔を合わせてから、1年半がたちます。

メンバーはまだ3人と小さな会ですが、それぞれの現状、困っていること、
情報交換など3時間くらい話をしました。
いつも話をするのは、まだまだ フットケアの認知度が低い ということです。
フットケアに関する情報が少ないことが一番ですが、ケアを受けるところ(場所・施設)が
少ないこと、さらに、フットケアを提供できる人=フットケアワーカーがとても少ないことも
問題なので、これからは、フットケアワーカーを育てる活動をしないといけないということも
話をしました。

----以下、みんなと話をしたことのまとめ

*困っていることはないですか?
Sさん:巻き爪、薄い爪のケアがむずかしく困っている
Uさん:薄い爪むずかしい。ケア中につかれた・・・と思うことがあった。
Iさん:昨年末、仕事をつえ込みすぎた。

*よいことはありましたか?
Sさん:足のケアの仕事が楽しい。
Uさん:
Iさん:100人の方が新しくケアを受けにきてくれた。

*みなさん月に何人くらいケアしていますか?
Sさん:18人くらい?
Uさん:5~10人くらい?
Iさん:100人くらい?

*月にどれくらいフットケアの仕事をしていますか?
Sさん:7日くらい
Uさん:3日くらい
Iさん:20日くらい





だいじょうぶ?子供たちのマニキュア

2016-01-16 | フットケア
一昨日の産経新聞の記事の中で、子供たちがマニキュアに興味を持っている
という 一文がありました。おしゃれをしたい年頃です… 

マニキュアを爪に塗ることは、ダメ!ではありませんが、、
除光液でマニキュアを落とすときに、急激に乾燥するために、
爪が薄く弱くなったり、爪が変形したりトラブルを起こしやすくなります。
これは、子供に限ったことではありませんので、大人の方も同じように
注意が必要です。

マニキュアを塗ったり落としたりする頻度を最小限にしましょう。

理想的には、1ヶ月くらいにしたいところです。
その間、マニキュアがはがれてきたら、上塗りをして様子をみます。
さらに、爪にクリームを塗って保湿をしてあげることも大切です 

産経新聞:子供の爪トラブル

2016-01-13 | 本・雑誌・新聞・テレビ
今朝の産経新聞に子供の爪トラブルについての記事がありました。



子供の爪は、やわらかく変形しやすく、巻き爪などのトラブルも増えてくる。
一度トラブルにナルト、日常生活に支障をきたすことも。
巻き爪の予防のために角は丸く切らない、足の爪は四角くきること。
女の子は、マニキュアに興味を持つこともあるが、除光液によるトラブルが多く注意が必要。

などなど、日ごろ私がフットケアで皆様にお伝えしていることが、たくさん書いてありました。
読んでいると新聞記事では伝わりにくいことを、具体的に説明したくなってしまいます…

そういえば、子供たちの爪のトラブルを心配している御両親、先生方が多いからと、
2年前、千葉県浦安市で講演をしたことがありました。
足、爪のトラブルは、はやめにケアすることが大切なので、やはり、子供たち、若い方に
足・爪のケア方法、足・爪の大切さを伝える機会が増えるとよいなぁと思いました 

成人した皆さんへプレゼントしたいもの

2016-01-11 | フットケア
今日は成人の日 成人されたみなさんへプレゼントしたいもの
それは、ずばり  です。

これから長い人生、足元がしっかり定まっていなれば、仕事も遊びも
がんばれませんし、楽しめません。足は、大事です 
そして、これから年々、年をとってゆくわけですから、今まで大丈夫と
思っていたことも、大丈夫じゃなくなる時がくるわけです。
困ってから、あわてることのないように、今の自分から未来の自分へプレゼント…
または、プレゼントしてくれる大人がまわりにいるとよいですね。

「靴選び=足が痛くなければ大丈夫」ではありません。
この靴の選び方で、足のトラブル、足の疲れを抱えている人がたくさんいます。

一日中歩いても足が疲れない靴を手に入れてみませんか?

そんな靴を手に入れるためには ☆シカゴさん へ!
自分の足に合う靴を、お店の方が選んでくれます 


90才 初めてのフットケア

2016-01-09 | フットケア
すべての足の爪がひどく厚く伸びて変形していました。
おそらくここ数年…爪を切っていない様子。
巻き爪にもなっていましたが、すべての爪が変形しているので
ぱっとみて、どこがおかしいかもわからない状態でした。
90歳 初めてのフットケアで爪の形がきれいに整いました。

足の爪のトラブルは、歩行機能に影響を及ぼします。
早くケアしてあげたらもっと快適に歩けたかもしれませんね 



冬は、爪が伸びにくい。その訳は・・・

2016-01-08 | フットケア
夏に比べて冬は爪が伸びにくいのですが、その理由は

「寒いから」=「血流が悪いから」 です。

人間の体は、肺に取り込まれた酸素が血液によって体にいきわたることで、
少しずつ古い細胞から新しい細胞に生まれ変わります。
爪の成長ももちろん、血流の流れと関係していますから、寒くて足先が冷たい
と感じることが多い冬は、爪が伸びにくいということになります。

通常、爪は1日約0.1mm伸びるといわれていますが、これは夏の場合ですね。
また、足の爪は手の爪よりも、2~3倍成長が遅いので、より伸びにくいと
いうことになります。

でも、爪っておもしろいですね。
体の中のほとんどの組織は、新しい細胞に生まれ変わっている様子を
目で見ることはできないのに、爪は自分の目でみてわかるし、伸びてきた爪
(古い爪?)を自分で切ることもできるという… 


痛いときだけ、駆け込みフットケア!?

2016-01-06 | フットケア
ケア(手入れ)は、キュア(治療)ではありませんので、
痛みがあるときだけケアするというのは、正しいケアではありません。

フットケアに来る方のほとんどが、定期的にケアをしています。
1ヵ月後と、2ヵ月後と、3ヵ月後と、半年ごと、1年ごと…
その人それぞれの生活背景にあわせて、ケアをしてゆきます。
もちろん、セルフケアもしてもらいますので、フットケアは
セルフケアの途中に、足の状態がわるくなっていないか確認のためのケア
でもあるわけです。

駆け込んでフットケアにいらっしゃる方は、フットケアに来ると痛みが改善する
ことを知っているので駆け込んでくるのですが、定期的にケアに来ていないのに
駆け込んでこられても、ちょっと困ってしまいます 

ひとつ悩みが消えました…

2016-01-05 | フットケア
シルバーカーを押しながらフットケアにいらした80代の女性

「爪が痛くて、なんだか気になるんです」

話を聞くと、「気になるのでその度に切ってしまった」とのこと。
爪は短く切ればきるほど、皮膚にあたりやすくなります。
だからといって、爪を伸ばしておけばいいというわけではないのですが、
一度になると、気になるたびに爪を切って、切りすぎてしまう方が多いようです。

爪の長さや形を整え、ケアをした直後に、爪の違和感はなくなり、
「ひとつ悩みが消えて安心しました」と、シルバーカーを押しながら
しっかりとした足取りで帰ってゆきました