「足の爪切り屋」フットケアしろくま+α 爪切りぶろぐ

足の爪切り屋として、日々かかわっている足や爪に関することを書いてゆきます。

足の指が太っている?

2015-10-30 | フットケア
「最近、足の指が太った感じがするんです」

巻き爪が痛くてフットケアにいらした70代の女性、
爪の痛みのほかに指の太さが気になるようです。

何とも不思議な表現ですが、そのかんじわかります。
これは、足の変形によって、バランスが崩れ、指に不均等に力が
加わったことでおこった症状です。
正しいバランスが保てていれば、どこかの指に極端に力が加わる
ということはないので、指の太さが違うということにはなりまりません。
しかも、みるからに太さや形が違うとなると、長い年月をかけて
少しずつ変形が進んできていることが考えられます。

フットケアでは、まず、爪の痛みを改善するためのケアをします。
足に痛みを抱えていると、それだけで、バランスが悪くなりますから…
痛みが改善したら、足の変形を整えるためのサポートやセルフケア方法を
伝えます。

長い年月かけて変形した足は、すぐには改善しませんが、何もしないと
どんどんひどくなってしまうので、じみちにこつこつ時間をかけて、
悪くしないように、改善してゆくことが大切です   




必要です。リウマチの方のフットケア

2015-10-26 | フットケア
「自分で爪が切れなくて、どうしようか困っていたんです」

リウマチで膝関節の手術をされた70代の女性

リウマチで関節の変形が起これば、歩き方も変わるし、
歩き方が変われば、爪も変形します。
変形した爪を切るのは難しいことに加え、手の関節の変形
してしまうので、爪を切るというシンプルな動作・硬い爪を
切る力がなく爪きりができないという問題も抱えています。

いろいろな意味で、リウマチの方には、フットケアが必要です  

F&L シカゴさんが秋冬用パンフレットをもって来てくださいました。

2015-10-20 | フットケア
千葉の靴屋さんが、F&L シカゴさん が秋冬物の靴が掲載された
パンフレットをもって来てくださいました。いつもありがとうございます。

これら靴などなどが、秋冬物のラインナップの一部です

このほかにもたくさんの商品と
もちろん定番の靴もたくさんあります。
そして、靴の中敷が汚れやすいタイプのものに、
布を張るサービスを紹介してくれました。
なんだか、とてもカラフルです 

靴紐をきちんと締める方法の御案内もいただきました。
なんとなく紐を締めてるけど、いろいろな意味があります。

F&L シカゴさんお忙しい中、ありがとうございました。

予測可能な足のトラブル:片麻痺のある方のフットケア

2015-10-16 | フットケア
脳疾患のため、片麻痺になった方がフットケアにいらっしゃいました。
病気になってから10年以上たっている方でした。

「もう、爪が切れなくて…」

今まで施設の方やご家族が爪を切っていたそうですが、足の爪が厚くなったり、
変形したりと、爪きりが困難になってしまったようです。
いつから爪の状態が悪かったか、わかりませんが、最近悪くなったような
状態ではありませんでした。

脳疾患だけではなく、股間節の変形、足の骨折、膝の変形、腰の疾患などで、
痛い側、動かない側など片側の動きが制限されることで、よいほうの側を主体に
生活するようになると、歩くときに左右のバランスが崩れ、足爪のトラブルを
生じることがあります。
たとえ、今、大丈夫でも、長い目で見て、いずれトラブルを生じることは
予測されますので、定期的に足爪の状態をみてあげることが大切です。
そして、少しでも見た目の形や色、爪がきりにくいな、と思ったら、
はやめにフ切り屋+フットケアに相談することをお勧めします。

ほとんどの方が、切りにくくても、何とか切ろうとがんばっているうちに
時が過ぎ、爪がますますひどくなってしまうことがあります。
爪の状態が悪いままにしておくことで、健康な爪に戻るまでに時間が
かかってしまいますし、何より、爪の状態が悪いととても歩きにくいのです。
ひどい爪が爪のまわりの皮膚を傷つけ痛みが生じたり、歩けなくなったり、
転んで骨折してしまうこともあります。

爪きりで困ったら、はやめにご相談ください→ 

突然、かかとが痛くなったんです。

2015-10-13 | フットケア
「突然、踵が痛くなったんです」

秋になり、気候も良くなったので、健康のためにウオーキングをはじめたという50代の女性。
靴底のペタッとしたバレーシューズのような靴を履いて歩いた後、踵に痛みを感じだそうです。
あわててネットでいろいろと調べて、わずかにヒールのある靴やスリッパをはくようにし、
踵の痛みはおさまったそうですが、これは、先日取り上げた これ です。

いつもより多く歩いた + 底の平らな靴を履いた = 過度に踵に衝撃が加わった = 痛み  

一時的に予防策をして痛みは改善されたようですが、これはあくまでも応急処置です。

足の状態を改善するためには、

「ふくらはぎの運動 + 足指のぐーの運動 」

が必要です!
かかとの痛みは、踵だけが原因ではないのです 
 





踵の痛み(骨棘・こつきょく)の原因は?

2015-10-10 | フットケア
踵の痛み(とげ=骨棘)の原因は、過度に踵に加わる「衝撃」です。
衝撃から踵・体を守るために軟骨が増殖してできたとげ=骨棘は、
踵・体を守るための体の防御反応です。

先日取り上げたモートン病より よく耳にする症状です。


「かかとが痛くて歩けない」

フットケアにもそんな方がいらっしゃいました。
今は踵の痛みはありませんが、歩き方や姿勢がおかしいために、
爪のトラブルも抱えていたため、足のケアにやってきたのです。

レントゲンをとって何もない方もいますが、
かかとに痛みがあるということは、歩き方、姿勢が悪いことなどが
誘因となり、踵に負担がかかっているということです。
正しく歩くと踵だけに負担がかかることはありません。→詳しい解説

メディカルフットケアJF協会の講演で、いつもお話を聞かせていただいている
山下先生は、「ふくらはぎの筋肉が固いと踵に負担をかけやすい」というお話を
してくれました。

ふくらはぎの筋肉が固いか固くないかを、確認する
こんな  方法を紹介してくれました。

こうなった方は  ふくらはぎの筋肉が固いのだそうです。

10人中3人は、ふくらはぎが固いのだそうです。

踵のとげを内視鏡を使って、除去する手術を紹介していました。
手術にならないように、ふくらはぎの筋肉をほぐしておきましょう。

*以下ためしてガッテンより
ふくらはぎが疲れやすい人にお勧めなのが「階段を使ったストレッチ」です。
手すりのついた階段や玄関の段差などを利用しても結構です。

1.足の前半分程を段差に乗せます。
2.そこからかかとをゆっくりと下げていきます。
3.さらに今度はゆっくりかかとを上げていきます。

この運動を毎日10回程度行うと効果的です。

浦安市当代島公民館でフットケアの講演をさせていただきました。

2015-10-09 | 講演活動
今日は、千葉県浦安市主催「人生パワーチャージ講座」全14回シリーズの
ひとこまをいただき、当代島公民館でフットケアの講演をさせていただきました。


対象は55歳以上の方、15名の方(うち男性1名)へ14:00-16:00の約2時間、
お話をさせていただきました。

皆さん、しっかり歩ける方ばかりでしたので、大きな足のトラブルはなかったのですが、
「いままで聞いたことがないことばかりでした」との声が多く聞かれました。
講演後は、「足にいい靴屋さんを教えてほしい」→シカゴさん
「保湿剤で一番いいのはなんですか?」→ヴァセリン
「横アーチのサポーターは、どんなものがよいのですか」→
「指を広げる運動は、グーとパーとどちらがいいですか?」→グーの運動
「スリッパと布ぞうりはどちらがいいですか?」
などなど、たくさんの質問をいただき、講演を聞く前より足に興味を持って
いただけたのだなぁと思いました。


帰り道 浦安の魚市場を発見!
埋め立てられてしまったけれど、浦安は海のそばだったのですよねー

深爪がいけない理由

2015-10-05 | フットケア
「深爪が痛いのでみてほしい」

70代の女性がフットケアにいらっしゃいました。
痛みのある爪のまわりの皮膚は、赤く腫れています。
痛い爪は1本ですが、ほか足の爪すべてが深爪です。

「爪の白い部分を全部切ってしまった状態を深爪といいます」

「白い部分を切るんだよ」と、爪を切る時の目安にされる部分ですが、
この白い部分を全部切ってしまうと、爪が皮膚の中に埋もれてしまいます。
すると、硬い爪が柔らかい皮膚をつけ、痛みを生じるようになります
痛みが生じるようになると、皮膚が傷つき、あわてて病院に駆け込むのです。
今、痛みがなくても、深爪をつづけていると、いずれ痛みを生じることは、
予測可能なトラブルです。

フットケアでは、「深爪禁止!」と皆様にお伝えしているのですが、
まだまだ深爪の方がたくさんいらっしゃるようです。
自分が深爪であることに気が付いていない方もたくさんいるし、
なぜ深爪がいけないのか、どうすれば深爪をよくすることができるのか、
・・・わからないことがたくさんあるようですが、一度自分の爪を疑って
見直してみる必要があるかもしれません  ご相談は→ 





モートン病:足裏の痛みは、足からのメッセージです。

2015-10-04 | フットケア
先日、こちらのブログでお伝えしたばかりの
足の裏が痛い人が多いのがわかります」と似た内容が、
テレビ( ためしてがってん! )で取り上げられていました。
テレビのように手術にないようにすること=予防が大切です。
予防=フットケア」です 


この辺に  違和感を感じたら予防が必要!

 足の裏の神経の分布図です。

 モートン病の説明

この痛みを感じる部分、足の横アーチが崩れた時に
感じることがおおいのですが、痛みを感じるということは
「ここが痛いのは異常ですよ、危険ですよ!」
という 足からのメッセージです。

なので、少しでも痛みを感じたら、予防が大切!

手術をしなければならないような状況になるまで、放置してはいけません。
足にメスを入れることで、足のバランスが変わり、新たな足のトラブル、
体のトラブルに繋がることがあります。
手術にならないために、自分の足からのメッセージを見逃してはいけません。


フットケアを受けるタイミング

2015-10-03 | フットケア
巻き爪が痛く爪がきれないままになっているという
50代の女性がフットケアにいらっしゃいました。

「夏頃から痛かったんです」

…季節は、もう秋… 
もっと早くきていただけるとよかったのですが、痛みがあるから
フットケアに来るのを遅らせてしまったようです。

それは、ちょっとタイミングが違います。
痛みがある状態のままにしておくと、その後、痛みが治まったとしても
爪が皮膚を圧迫している時間が長いことで、爪にも皮膚にもダメージが大きく
なってしまいます。そうすると、よくなるにも時間がかかってしまいます。

フットケアの基本は、「痛みがなくてもケアしましょう」ですが、
痛みがある場合は、「できるだけ早くケアしましょう」となります。

なにもなければ放置されてしまいがちな「足部」ですが、何をするにも
毎日使う足だから、もう少し気を配っていけるといいですね 

ためしてがってん!テーマは「足の裏の痛み」

2015-10-02 | フットケア
今週のためしてがってん!のテーマは、「☆足の裏」でした。

フットケアでは、10年前から番組とほぼ同じ目線でみなさまに
「足の裏、足の指の大切さ」足のトラブルの原因は、
「足の筋肉が関係しているのですよ」と伝えてきました。

テレビでは、痛みがひどくなると、手術が必要と紹介されていましたが、
手術をすると、足に傷ができたり、歩き方が変わることで、
新たなトラブルを生じることがあります。
手術をしても新たなトラブルを抱えないために、
足部はできるだけ手術はしないほうがよいと、みなさまに伝えています。

手術にならないために…自分の足はほんとうに大丈夫なのか、
見直してみませんか? → ☆http://footcare-shirokuma.blogspot.jp/?m=1