「足の爪切り屋」フットケアしろくま+α 爪切りぶろぐ

足の爪切り屋として、日々かかわっている足や爪に関することを書いてゆきます。

子供の足のトラブル「爪が上向きになってしまう」

2014-04-26 | フットケア
「爪が上に向いてしまうんです」

小学生高学年の女の子がお母さんといっしょにフットケアにいらっしゃいました。
足を見せていただくと…

親指の爪の先端の白い部分(フリーエッジ)が上向きにそりあがっています。
爪の横幅が狭くなっています。
爪の表面に横に線がいくつも入っています。
足の横幅が広くなっています。
小指の横の骨がでています。

この状態で靴を履くと、爪先があたり折れたり痛みを感じることあるため
大きめの靴を履くことで痛みや爪のトラブルを回避していたようです。

なぜ、爪が上を向いて伸びてしまうのでしょうか?

原因はひとつではないのですが…
①爪の切り方 ②歩き方+足の変形 ③靴選び の3点が考えられます。

①爪の切り方…伸びたところを無造作にはさんで切っていませんか?
②歩き方…足の親指の腹をきちんと使って歩いていますか?
 足の変形…足の横幅が広がり指が浮いた状態になっていませんか?
③靴選び…大きめの靴を履いていませんか?

上に向いてしまう爪を正常な状態の戻すための爪のケアも大切ですが、
これは自分でするのはなかなか難しいのでフットケアでするとして、
②歩き方③靴選びは、自分でできることなので、いくつかのポイントをお伝えしました。

フットケアで足のケアをすればすべて問題が解決するわけではありません。
日々の生活の中で原因となっていることを改善してゆくことも大切です 

2年前にワイヤーで巻き爪がよくなったのですが・・・

2014-04-18 | フットケア
「巻き爪でワイヤーをやったけど、また爪がおかしくなって・・・」

80代の女性が初めてフットケアにやってきました。

巻き爪のほか すべての足の爪が変形し厚くなっていました。
これでは、爪を切ることも容易ではありません。
ご自分の足でしっかりと歩け、痛みは無いようですが、
いつなにかのきっかけで爪が皮膚を傷つけ痛みが起こっても
おかしくない状態です。

ワイヤーで爪の痛みがとれても、変形した爪厚い爪のままでは
また、巻き爪になってしまうことがあります。
痛みをとるだけでなく、爪を健康な状態に整えることが大切です。




なぜ痛いのか?原因が知りたい!

2014-04-18 | フットケア
「なんで小指が痛いんですか?」

初めてフットケアにいらっしゃった60代の女性から 
はじめにこんな質問をされました。
昨年から痛みが続いていて、皮膚科や外科に行っても
症状が改善しないまま月日がすぎ
「このままだと歩けなくなってしまうのではないか」と 
不安が深まっていたようです。

足をみさせていただくと、痛みのある指の爪が凸凹に盛りあがっていました。
そして、内反小趾があり小指の変形がありました。

痛みを起こす原因はたくさんありますが、今の状態での問題点はふたつ。
爪の凹凸+厚くなっているために指先が常に圧迫されている。
指の変形があり凸凹で厚くなった爪が思わぬ方向から圧迫される。

フットケアで厚く凸凹した爪を整えると、まもなく痛みや違和感が改善。
指の変形は、すぐには改善しませんので少しずつほぐしていただかないといけませんが
痛みの起こる原因を明確にし、少しずつ改善してゆくと足をよい状態に保てます。




千葉県船橋市でフットケアの講演をさせていただきました。

2014-04-10 | 講演活動

船橋市塚田公民館でノルディックウォーキングを
されている方々を対象にフットケアの講演をさせていただきました。

また、みなさまの足をぐるりとみさせていただき
外反母趾、足が横に広がった方(開張足)浮き指、足裏の魚の目、
爪の剥離などのトラブル抱えている方が多くいらっしゃることが
わかりました。
「フットケアを受けた方がよいなぁ」
「この足で歩いて大丈夫かしら?」
と、ちょっと心配になってしまいました。

歩く機会が多ければ足に負担がかかりトラブルを起こしやすくなります。
歩くことは悪いことではありませんが、歩きすぎはよくありません。
フットケア的には 最大30分 と伝えています。

そして、私がいちばん伝えたいこと…今は大丈夫でも
「足部 足爪にトラブルを抱えて方が歩くことで膝、腰、首など
 足以外に問題が生じることがあります」


歩く活動・運動をする前に 「足のトラブルがないか」
トラブルがなくても「自分の足がどういう状態なのか」
専門家にみてもらうことが必要なのではないかと思いました。