「足の爪切り屋」フットケアしろくま+α 爪切りぶろぐ

足の爪切り屋として、日々かかわっている足や爪に関することを書いてゆきます。

転んでからわかる!?足の爪の大切さ。

2015-12-26 | フットケア
「今日入院した方の足の爪が大変なんです!」

駅で転んで動けなくなり入院することになった60代の男性の足をみて
病室の看護師が慌てて、フットケアに連絡をしてきました。

足の爪は、いつから切っていないのかひどくのびて、普通の爪切りはもちろん
ニッパーで爪をはさんだら爪がはがれてしまうような状態です。
この爪の状態では、靴を履いても、指先、爪先があたって、
きちんと歩くことができません。転んでしまいます。
…というか、今回転んで病院に入院することになったのですが、
いつ転んでもおかしくない状態で過ごしていたということです。

そして、退院するにあたって、この爪の状態では返せないというとです。
また、転んでしまう危険があるからです。

足の爪の状態がおかしいかどうかは、目で見てわかることなので、
転んでしまう前に、足の爪は、きちんと整えましょう。



20代女性「足がつる」原因とは?先生の役割とは?

2015-12-25 | フットケア
先日、テレビで「足がつる」という20代女性についての話をみました。

結論から言うと、足がつる原因は、心療内科的疾患の「摂食障害」でした。
足がつるのは、体の中の電解質K(カリウム)が減少することによって、
筋肉の動きが悪くなり、痙攣したような状態になるからだそうです。

この20代の女性は、心療内科で心の病気の治療が必要なのですが、
本人は足がつることと、心の病気の関連性を受け入れることができず、
医者からの勧めを、受け入れないまま、半年が過ぎたそうです。

ここで大切なのは、相談を受けた医者が薬を出して終わりにしていないことです。
1ヶ月ごとに病院に来てもらい薬を処方しつつ、本人が心療内科に行くことを
受け入れることができるタイミングを、根気よく待っていたのです。
実際、心療内科に行くことを受け入れたのは、半年後、だそうですが、
心の病を放置してはいけない理由はいろいろありますが、電解質の異常がきっかけで
転んだり、意識障害で倒れたり、もちろん気持ちの浮き沈みによって、死につながる
こともあるからです。

医者や先生という立場の人というのは、「薬を出してくれる」「教えてくれる」など
一時的なかかわりで終わってしまうことが多いような気がしますが、一番大切なのは
定期的にみる機会を作ることができることなのではないかと思います。
それは、「薬を出す」ことが大切なのではなく、その人の様子を「見守る」ことで
実は、これは薬よりも大切なのだと思います。

心の病気も定期的、長期的なかかわりが必要な病気ですが、私が気になるのは、
「喫煙」「肥満」
自分だけではなかなか乗り越えられない生活習慣ですが、これを放置することで
死につながる病気になることも予測されます。

これからの医療は、病気になってから、医者・先生がかかわるのではなく、
病気にならないために医者・先生がかかわってくれる時代に変わってゆく必要が
あるのではないかと改めて思いました 

先天性股間節症と足のバランスについて

2015-12-24 | フットケア
遊んでいてころんで足首が変形してしまった小学生

激しくころんでしまったのかな?
変な風にねじってしまったのかな?

いろいろ想像しながらレントゲンで骨折の有無を確認しつつ、、
母親から今までの病気、手術の有無などを確認すると
「生後8ヶ月で変形性股間節症の手術をした」とこのこと。
☆先天性股間節脱臼について

今回ケガをしてしまったのも、手術をした側の足でした。
日常生活に制限なく、普通に生活、学校生活を送っていたそうですが、
「手術した側の足の運びは、健康な側と同じではない」のですね。

ケガをした足は、バランスが悪い…
左右のバランスが異なる…
バランスが左右対称ではない…
転びやすい…


大人がケガや手術、病気をしたあと、気をつけなければいけないことですが、
子供でも、左右のバランスが異なることを意識して生活することが必要なようです。

フットケアには、先天性股間節症の大人の方がたくさんいらっしゃるのですが、
足の病気をしたお子さんは、特に、子供の頃から、足には気を配ってゆくことが
大切です

健康な爪とは?

2015-12-22 | フットケア
今は、冬だからいいのですが、夏でも靴下が脱げないという80代の男性

「靴下を履いてないと、足が傷だらけになっちゃうんだよ」

足をみさせていただくと、爪が厚くなり、尖っていました。
そして、膝から下の足の皮膚には、爪があたってできたという
小さなすり傷がたくさんできていました。

通常、爪が正常な状態であれば、皮膚を傷つけることはないのですが、
爪が変形すると、爪は硬いですから、簡単に皮膚を傷つけてしまいます。
巻き爪や、陥入爪などの変形でも爪の周りの皮膚を傷つけてしまう
ことがありますから、理由は同じです。

健康な爪のポイントは3つ!  

爪の根元から先端まで同じ幅である
爪の表面がわずかに中高になっている
ピンク色で真珠のような輝きがある


痛みや症状が出てからケアをするのでは、遅いのです。
自分の爪を自分で見て、おかしかったら、はやめにケアが大切です






手術をしても気になる・・・うおのめ

2015-12-11 | フットケア
足の手術をした70代の男性が、フットケアにいらっしゃいました。

「足の裏の固いところを削ってほしい」

うおのめは、手術をする前からあったそうですが、
手術をしても、うおのめは残っています。
ずっと、気になっていたそうです。

手術をして歩けるようになっても、足の裏に固い皮膚が残っていると
固い皮膚が障害物となり、歩き方のバランスが悪くなります。
せっかく手術をしても、きちんと歩けないと困ります。

手術をした後に、より良い状態で歩けるためにフットケアを・・・

フットケアは、いろいろな場面でいろいろな方に必要なようです