地底人100物語

相手にとって不足なし

大田1「六郷温泉」

2016年01月31日 | 東京銭湯
大田1「六郷温泉」

大田区に点在する黒湯温泉銭湯。
ここ「六郷温泉」もそんな黒湯温泉銭湯の一つであります。

旅の始まりは京浜急行の「六郷土手」。
改札を出たら周辺の案内マップを探し位置を確認。
大まかな位置は「東京銭湯ぶらり湯めぐりマップ」で把握できますが、詳細は現地で確認したほうがよろしいかと。

駅からすぐにこの看板。


迷わずこの矢印の方向へ。
その先にありました。

ちょっと年季がはいった感じですね。
看板にいろいろ書かれていますが、錆びてる部分があったりして読みづらいです。
どうやら利用案内が書かれているようです。

回り込んで玄関へ向かうと色々な張り紙。

曰く
・源泉水風呂との温冷交互入浴がおすすめです!
・「当浴場の泉質」ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉
・遠赤外線サウナ無料
・スポーツ・散歩・お仕事のお帰りに…お気軽にどうぞ!
・当浴場の温泉はナトリウムイオンが(温まりの湯)多く含まれています
・冷鉱泉 水風呂 源泉水100%
・ランナーズ銭湯(着替えOK)ランニング前のロッカー利用可

源泉水風呂が楽しみですね。
では湯銭をフロントで払い脱衣所へ。
脱衣ロッカーは大判のものもあり、ジョギングはおろか、ゴルフバッグも収納可。
会社帰りのスーツも丸めずにすみそうです。

裸になったら浴室へ。
大きさは4間×4間ぐらいとかなり広めの浴室。
ただしペンキ絵がないため、体育館のような感じだ。
浴室の奥から右手にかけて逆L字型に5つの浴槽が並ぶ。
洗い場には島カランが2列。
黒湯の加温浴槽が2つと白湯が2つあり、これだけで普通の銭湯の2倍の充実度。
加温黒湯はそれほど雑巾臭はしなかった。
湯面には油膜のようなものが浮き、肌触りがよく、けっこう鮮度があると思う。
しかし、なんつってももうひとつの源泉水風呂だ。
ほんのりアワ付きがあり、スベスベの肌触り。
でもって、さっぱり感が強い。
体の芯におき火のような温まりと、清涼感のミックス。
白湯にもサウナにも目をくれず、ひたすら黒湯の温冷交互浴を繰り返す。

このタマランチ温泉銭湯ですが、残念なことに2016年1月末をもって閉店とのこと。
建物・設備の老朽化により営業を継続するのが不可能と判断したそうです。
いい湯をありがとうございました。

六郷温泉
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉
17.4℃ 55.6L/分(動力揚湯) pH 7.7 成分総計3.262g/Kg
調査及び試験年月日 平成21年8月27日

2014年1月の入浴メモより

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