午前中、ハンダマを使って染物でもしようと、準備をしていたら・・・珍しいことに主人から電話が!「牛の角きりを見せてもらえるから、迎えにいく。出かける用意をしておいて!」
えっ!「牛の角きり」(鹿の角きりは、知っているけど、牛はねぇ~)でも興味津々、めったに見られるものではありません。喜んで出かけました。(50をとっくに過ぎても好奇心旺盛です)
角を切られる牛が、暴れています。動けないようにロープで、柵にくくり、まず、のこぎりのようなもので、角に傷をつけます。その傷に、ダイヤモンドの入った針金で、やすりのように、こするのです。すると、ポトン角が落ちました。
知っていましたか?(知らなくて当然ですが・・・)角を切ったら、角の真ん中から血が出てくるのです。牛によっては、その血が、「ピュー」と飛び出すことも、あるのだそうです。
今回のこの牛は、この間出産をしたばかりで、気が立っていて他の若い牛が餌を食べるのを邪魔するのだそうです。そのとき角で、他の牛が怪我をしてはいけないので、切ることになったそうです。
角を切られた牛は、血を角から流しながら、ふらふら歩いていました。(角を切られて頭の部分が、軽くなったので、歩くのに今までと感じが違うの、倒れることもあるそうです)
今日の写真は、その角きりの様子です。片一方の角の真ん中が、赤いでしょ?あれは、血です。
(角は、記念に?頂いて帰りました。主人はこれで三線の、ツメを作るそうです)
「角切り=つのきり」やったんや・・・
そして、焼肉屋さんのチェーン店「牛角」も頭に浮かんだ・・。
血が出るって事は、牛の角って、皮膚だったんですね。
牛さん、痛かったでしょうね。
私もぱやこさんと同じように、角も皮膚かな?と思って聞いたのですが、ツメと同じだということです。人間も深爪しますでしょ、あれと一緒だとおっしゃるのです。つのから、血を流してふらふら歩いている牛を見て、可愛そうに思いました。
奈良の鹿も互いを傷つけあったりしないよう切りますもんね。
さて、持ち帰った角はどんな素敵なツメになるのかな?
出来上がったら見せてね~。