おまけの時間

仕事に追われて過ぎゆく日々の“しおり”として。

街の中心はどこですか?

2005年03月12日 17時36分49秒 | 本の紹介
今日は比較的暖かかったので、丸の内線の駅の間を少し歩いてみました。
駅周辺は買い物客などで賑わい、
しばらくすると住宅街の静けさが。
そして、また人通りが増えてきたなぁ、と思うと次の駅が見えてきます。


以前に読んだ『象と耳鳴り(恩田陸・著)』の中の記述を思い出しました。

「…東京って、連続しているけど断続的なんですよ。マイカーの普及で随分変わったとは思うけれど、相変わらず『駅』を出発点としたイメージが強いでしょう。駅を出たところから方向や場所を把握していることが多い。だから町のほうでも駅に顔を向けた作りになる…」
(「給水塔」から抜粋)

そう、何となく“駅に行けば街の中心”というイメージが自分の中にあるんです。
それを逆の意味で実感したのが熊本市街でした。
先日、熊本に飛行機で入り、バスで市街に行きました。

おおっ、熊本城。


おおっ、加藤清正の銅像。


おおっ、懐かしい路面電車。


おおっ!アーケードでかい!

(熊本をなめてました。繁華街の充実振りは予想を超えていました。)
熊本弁を聞きながら歩いているだけでも楽しい。

…ん?あれ?

あ、駅がない。


元々、城下町として栄えた場所だから駅が近くになくてもおかしくはない。
おかしくはないんだけど、中心に駅がないってことに違和感を感じる。
東京の作りに体が慣らされてる証拠ですね。

東京も下町を歩けばそんなことないんでしょう。
春になってきました。
散策するのもいいですね。

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