開業医の妻のたわごと

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儀礼のお中元、お歳暮止めました

2008年06月21日 00時19分06秒 | Weblog
数年前、

友人A子(夫は歯科開業医)が

「お中元もお歳暮も無駄だから、止めた。」と言ってきた。


確かに、無駄だ。

しかし、止めるなんて・・・勇気が要る。

止めるなんて・・・非常識そうで、変だ・・・。


A子の言うとおり、

儀礼のお中元・お歳暮は必要ないと私も思うのだが・・・悶々。


うちは自慢じゃないが(イヤ、実は自慢だが)、

めったに、レトルト食品や冷凍食品を食べない。

化学調味料も「コンソメの素」以外は使わない
(チキンスープもガラからとる時もある)。


和食の時は、出し汁は煮干や鰹、昆布を使って出す。

今、ぬか味噌もつけている。

ドレッシングも、もちろん手作りだ。


練り製品(かまぼこなど)や、ハムなどの加工食品も殆ど食べない。

塩分の多い物もキライなので避けている。

(ま、チーズとかは食べるけどサ・(^.^))


だから、お中元やお歳暮に

「昆布のつくだに」や「冷凍のシュウマイ」や「既製品のドレッシング」や

「味の素」や「ハム」などを貰うと辟易する。

ゴメンナサイと言いながら捨てるしかない。(時々、親戚にもらってもらうが)


私は私で、先方にはスタッフが食べてくれるかもしれないと思い、

クッキーなどを贈ることに決めていたが、

相手は、どう思っているかワカラナイので贈るのも不安だった。


ある日、突然、ついに私も決心した。

そして彼女に訊いた「どうやって、お中元・お歳暮を止めたのか?」と。


彼女は儀礼的に、お中元やお歳暮を交換している相手に

「今後はお心だけいただきます。今回限りで、

こちらから贈るのを止めますので

どうかご理解下さい。」の趣旨のハガキを書いたそうだ。


私も思い切って彼女のマネをした。

たった5軒ぐらいだったが、普段、交際のあまり無い近隣の開業医と

開業当初から、お中元とお歳暮の交換をしていたので、

彼らに止める由を書いて送った。


一軒からは奥様から、お返事のハガキが来た。

詳細には忘れたが、

優しい人柄がにじみ出ているほっとする内容のハガキだった。


もう一軒からは電話が来た。

電話の相手は私の親友の女医だった(彼女の父親に贈っていた)。

「どうしたん?何かあったん?大丈夫なん?急にハガキ来てびっくりしたわ。」

と彼女は私に何かあったのか、と、とても心配してくれた。

(彼女には時々、めまいがする、とか、プチ鬱とか言って電話をかけたり
 していた。忙しい彼女とは、ゆっくり話す時間がないのに、その時はすごく
 心配してくれて電話をなかなか切ろうとしない彼女に改めて友達っていいな
 と胸が熱くなった。)


中止宣言をしたその年は、自分が良識が無い人間のように思えて、

ちょっとへこんだりしていたが、翌年には気持ちがラクになった。


今は本当にお世話になっている人に、数件だけ。


お中元・お歳暮に限らず、

冠婚葬祭も何もかも、自分の★真心を捧げたい相手★にだけ・・・と

割り切る事ができれば・・・


もっと心の中が平和になるような気がする・・・。

コメント (8)
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