るんるんぴあの♪

ピアノレスナーERIKO。のつれづれ日記
大阪市都島区友渕町のピアノ教室です

爪の垢缶 第2弾

2006-05-17 | ピアノ
小4のRYOUくんは昨年からピアノを習い始めた。
妹の方がずっと早くから習っていたので、進度はゆっくりだけど
とっても真面目。
頭脳が発達している分、理屈がわかるので理解が早い。
音楽も大好き。
お母さんがこの子にピアノをさせなかったのは、カラオケに行っても歌わないで
楽しくなさそうだから、音楽は向いてないと思っておられたとか。
本人曰く、「カラオケは歌える曲があんまりないから楽しくないけど
歌ったりピアノを弾くのは楽しい」と言います。
一面で決め付けてはいけないということですね。

そのRYOUくん。
珍しく遅刻。
10分経っても現れないのでお母さんに電話すると、
「練習があまり出来なかったからレッスンにいけない」と泣くので
「そんな理由が通るの?どうしたらいいかよく考えなさい!」と雷を落としたとか。
20分遅刻でやってきました。目が涙目で真っ赤です。
「交通事故かと思って心配したよ~。さぁ急いではじめよう」と
内情は知って知らぬフリでピアノへと促がす。

ピアノを弾いてみると確かにスラスラとは弾けていないけど、
テンポを落としたら何とか両手でも弾けるし、私にとっては充分許容範囲。
「RYOUちゃん、この曲は今までよりもむずかしいよね~。
1週間で弾けるようにならないこともあるよ。
そんなときでも先生のレッスンにきてね。
どうやったら弾けるようになるか、一緒に攻略法を考えるから、大丈夫だよ。
宿題が忙しかったりお出かけで練習出来なかったりって事もあるから、
そんなときは言ってね。
ただし練習しなくても怒られないや~~って
はじめから練習しないのはずっこいけどね」
と話すとホッとしたようにニコニコした。
レッスンの最中何回も笑うし、帰りもゴキゲンで帰っていきました。

絶対弾けるようにしてから先生のところに行かねば!と思っていたんでしょうね。

この種類の爪の垢も貴重だと思いません?
飲んで欲しい人・・・いますよ。我が家に約1名。
生徒の中にも・・・胸に手を当ててよーく考えてみよ~