ダンナの仕事関係のかたが
雑談の中でふと漏らした言葉。
うちのピアノが要らなくなってほろうと思ってるんですわ。
どこかで引き取ってくれるとこあるやろか?
これは聞き捨てならない。
ちょ、ちょっとそれ待ってもらえませんか?
私に連絡があり、電子ピアノで練習中の生徒さんとご縁繋ぎができました。
そのかたは、
まさか仕事先の奥さんが
ピアノの先生してるとは
露知らずでポロっと口にされたんです。
それを聞き逃さなかった我がダンナサマには
拍手拍手~~🎵
ピアノを運び入れて
調律し、ピカピカに磨き、
喜び一杯の生徒とお母様。
写真とお手紙のやり取りもあり
お互いに喜びあうことになって
本当に良かったです。
元の持ち主の方から
娘が小さいときは弾いていたけど
大人になり家を離れて
誰も弾く人がいなくなり、
もういいかと手放す気持ちになりました。
またお嬢ちゃんが弾いてくれると
大変嬉しいです。
ピアノの前の写真を見て
娘がピアノを弾いていたときのことを思い出しました。
これからもこのピアノを弾いて頑張ってください。
ありがとうございました。
とお返事がありました。
電子ピアノから生ピアノに代わってのビフォーアフターは顕著です。
音のしっぽをよく聴くようになり
タッチの違いでの音の変化を感じられるようになり
何よりも
家でよく練習するようになりました。
アップライトになっただけで
こうも変わるとは。
この子の名誉のために言っておきますが
決して不真面目で練習嫌いな子ではありません。
今までもちゃんと練習してましたが
音の聴き方やタッチにどうしても難しいところがあって
勿体無いなーと感じていたのは事実。
私にとっても思わぬご褒美でした。
お盆明けのレッスンでは
2週間一日も休まず
練習してきた記録がノートにありました。
楽器が育ててくれることってありますね。