ガンダムを実写でやる企画は過去にもありハリウッドで一度実現したが、
ウルトラマンのハリウッド作品と同じで感性が違うので楽しめる作品に
はとどかなかった。今回は国内作品の配信ドラマ。宇宙戦争を描いた正
しいガンダムではなく、現代の日本を舞台にガンプラを仮想空間にてバ
トルさせるガンダムビルドシリーズをモチーフにしたドラマがガンチャ
ンから公式配信がされている。そのルーツはガンダムブームに湧く80年
代に、ガンプラを仮想空間で対決させるホビー漫画「プラモ狂四郎」と
いう作品だ。「プラレス三四郎の真似」という声はあったが、それは読
んでない人の思い込みでプラモを戦わせる設定は共通だが内容や雰囲気
は別物。その設定をサンライズの方で逆輸入した訳だが、原案コンセプ
トで やまと虹一の名前を載せるべきな気がする。やはり予想通りガンダ
ムの表現は戦隊シリーズのロボットのような着ぐるみではなく、CGが
使われている。もともとガンダムをはじめモビルスーツ群はダンボール
でコスプレはできても少しでも硬い素材では人は入れないのだ。主人公
側のガンダムはやはり初代のRX-78。劇中で「菜ノ葉ちゃんいなくなっ
ちゃった!」という台詞があり、女の子がどうかしたのか?と思ったが、
劇中では初代ガンダムをナナハチと呼んでおり「ナナハチがなくなった」
という台詞だったのだ。対戦相手はユニコーンの緑の方…いやグリーン
フレーム。主人公の愛機が初代という事は最初のビルドファイターズの
主人公のセイの父親・イオリ・タケシなのかな?メーカーではガンプラ
を置いてスキャンして仮想空間でバトルするシステムを実際に開発中の
ようだが、機種を確認して「角のある赤いザクなら3倍の速度」など劇
中の設定をゲームで反映する事が精一杯で、塗装や改造の上手さを強さ
に反映させるのは…人間の感性なので難しい。プラモは少し汚しを入れ
るとリアルになるが汚しすぎると汚いだけだからだ。それに頭を壊され
たゼータにザクの頭を付けた事が劇中で本当にあったし、首と手足の五
体全て別のガンダムで構成しキメラガンダムを作ったらスキャンして何
と判断するのか?このシステムは現実には無理と筆者は考えているが、
リアルなCGの対決は見応えがあり、良質なドラマとして次回が楽しみ
である。5・6話で終りではなく全12話はやって欲しいかな???
~PS~
行き着けの医者にかなり厳しい事を言われたが、後期高齢者の母に
話してもピントずれした反応ばかり。母は特にボケてはいないが、
失言を繰り返す森さんや麻生さんと同じで、新しい事はもう脳に刻
めないのだ。母にものを相談するのも、変な事を言っても怒るのは
もうやめよう…ガンダムと関係ない話で申し訳ない。でも切実…あ
なたの親もいずれなる(かもしれない?)。
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