劇画界の巨星のさいとうたかを氏が亡くなった。代表作のゴルゴ13につ
いては他の人に任せて筆者は超人バロム1(1972年)の原作のバロム・
1(1970年)について触れてみよう。筆者は、ぼくらマガジンに連載時
に1回だけリアルタイムに読んでオジサン顔のヒーローに驚いた記憶が
ある。残念ながら連載のぼくらマガジンは1971年に休刊し、テレビ放映
中だった仮面ライダーとタイガーマスクは少年マガジンに移籍できたが
バロム・1は終了となる。実写ヒーロー化されたのは連載終了後だった
のだ。ちなみにバロム・1は青年ではなくふたりの少年が合体変身する
設定で、主人公のひとりの父親役で次元の声の小林氏が出演している…
なんと泥棒ではなく刑事役だ。実写版についてはリンクの記事と被る部
分は割愛しますので…よろしく!長らく原作のバロム・1の単行本は絶
版のままで、さいとう氏が暗い過去を振り返りたくないのでは?という
噂があったが、実際は原稿が紛失していたらしく?雑誌の誌面を版下に
したハードカバーの単行本が上下巻で1998年に登場!「汚ない雑誌の誌
面を版下にしないでくれ」とゴネる漫画家さんもいるが、その許可をし
てくれた上に雑誌のお知らせや宣伝までそのままだったので、当時の雰
囲気がダイレクトに伝わりGOOD!仮面ライダーは原作と実写版は別
物で漫画版からは実写版の効果音やBGMは聞こえて来ない。だが、バ
ロム・1の漫画版からは実写版と同じ効果音や音楽が聞こえてくるので
、さいとう氏の作風と東映の作風はマッチしており、ゴルゴ13の東映実
写版も人が言う程違和感は感じなかった。巻末でインタビューに応えて
くれるサービスぶりにも感謝!ドルゲ君騒動にも触れているし、さいと
う氏は、劇画を大人向けにステップアップしようとした反面、バロム・
1のような少年物を残しておきたかったそうだ。2002年にアニメ版も出
たが、クオリティが低く(泣)全くの別作品化しつつあり… まぁいいか
?よく考えたら、ゴルゴ13とバロム1ってタイトルの付け方も同じだ。
ゴルゴ13はスタッフが描き継ぐそうで、盟友の石ノ森氏のホテルも氏の
死去後もしばらく代筆で新作が描かれたのを覚えている。さいとう先生
の御冥福をお祈りします。
~PS~
2度目のワクチンを打って2週間なので床屋に半年ぶりに行った。
更に車検の見積もりも…車内は自分の部屋と同じなので他人に入ら
れるだけでストレスが溜る。あと、旧・ゼロロク計画のバロム1の
記事も読んでね!シン・仮面ライダーについての情報が一部発表!
後日にレポート。
~シン・仮面ライダーについてのYouTube動画のアドレス~